西村は知ったかぶりで書きますが、ゴルフクラブを振って玉を飛ばすというのは至難の技です。 一度レッスンを受けたその後、3回くらい一人で練習場でクラブを振るも、地球を打ったり、空気を打ったり、ほとんど当たりません。 正直頭を抱えてしまいます。 膝の緩め具合が分からなくて、曲げ過ぎていたようだ。 当たるのは1/10です。 それもかろうじて当たったというだけです。 自己嫌悪に陥ります。 しかし、それを支えたのは、器械体操、剣道、ダンス、小太刀護身道(スポーツチャンバラ)、それぞれプロ並みの実績を上げてきたことの精神的支えだった。 西村はいずれ上手くなる、今までそうしてきたから。 まだコツが分からないだけだ。 道場へ一回行って習ってきて、自宅での素振りが上手く行かないだけだ・・・・と慰めた! 剣道は45年(ブランクはあるが)間やって来たので上手い! でも、ダンスは1ヶ月間で優勝、小太刀は一年半で全国優勝。 自分は必ず上手くなる!
千代田の稽古の前に体育館のゴルフ練習場で稽古をしました。 ボールとクラブに意識が行き過ぎるのだと思いました。 そこで、右にゆっくりねじり、辛くなった体を左に回転して解放してやればどうだろうと思った。 そこで、ややきついくらいに右にねじり、この辛さを解放するようにクラブを動かすと、これは見事に当たるのだ。 その時から8/10の確率で良いショットが出来た。 何のことは無い、体のねじれのタメを使えば自然にクラブは動くのだ。
その後、2回目のレッスンを受けた。 この人は教え上手で日本でも有名な人らしい。 1番ウッドのアドレスと振り方を教わった。 まあまあ打てたのには驚いた。 崩れてきた時、先生が軽くクラブをもって動かして体に教えてくれた。 そうすると見違えるようになった。 次にクラブをもつ強さの感覚を教えてくれた。 この時、口で教えずに、西村にクラブを持たせ、ヘッドを動かしその感触を教えてくれた。
剣道でいえば入門二日目に面を着けて打ち込み稽古のようだ。 チョット早すぎるかな?と思いながら打ってみた。 1/5ぐらいで良いショットが打てた。 その後、数回練習場へ行ったがまあまあだった。 クラブを出来るだけ軽く握るように心に置くと、当たったときの音が変わった。
今日はゴルフの本を読んでいたら、振りかぶりは重心を右に移動し、それを左に移行しながら打つと書いてあった。 そらそうだろう!剣道だって前進のエネルギ、二足歩行の原理でなおかつねじれのタメを使って打つのだから・・・。 そう思って、途中から重心移動を心がけた。 重心を右に移しながらクラブをあげ、ねじりきったところで、ねじれを解放しながら重心を左に移動させながらクラブを振った。 かなり玉が飛ぶのだ、音も違ってきた。 そうだ!重心移動の初動は『重心の滑落』なのだと閃いた! 重心が右から左へと動き始める瞬間は、重心の滑落に任せた。 今日の50球目、軽く振って250ヤード真っすぐに飛んだ。 その一球の感触を残して稽古は終了。
やった!やったあ!見事なショットが打てた。 軽く打って250ヤードしっかりと真っすぐに飛んだ! 何だ!剣道の身体動作と全く同じではないか!
全体として8/10の確率で良いショットが打てた。 急速なる進歩だ!
アドレス:構え クラブを軽くもつ:竹刀を軽くもつ 膝を緩める:ヒカガミを軽くのばし膝にゆるみをもたせる 体をねじってそれを解放:左拳にタメを作ってその瞬間解放 重心の左から右への移動:体の前進エネルギーを竹刀に伝える クラブは振り抜く:喉まで切り込む
なんと全く同じなのだ!
夜、ゴルフ練習場へ40分かけて歩いて行く。 50球ほど打つと、また40分かけて自宅に戻る。 剣道の稽古の無い日はこれを習慣にしかけている。 健康にも剣道にも良い!
|
|