最近、剣道のない日は出来るだけゴルフ練習場へ足を運ぶことにしている。 約40分間かけて歩く。 ボールを打つ為に40分歩くなんて考えられない。 しかし、40分間かけて歩いて到着するところに意義がある。 車でスーッと行って、ポコポコ打て帰って来ては意味が無い。 ゴールを打つ目的があるから40分間歩けるのだ。 40分間も歩いて来たからこそ一球一球真剣にコツを掴もうと打つのだ。 そして40分間かけて自宅へ帰る。
体をねじる、それを解放する。 丹田と頸椎7番に意識を置いて体をねじる。 最近は竹刀を持っている程度に軽く指に引っ掛けている程度で持っている。 かなり良い線まで来た。 先生も良いですよと褒めてくれた。
先生がある人のクラブでフルショットをした。 さすがにプロだ!驚きの一語に尽きる! さて、その後そのクラブの持ち主がクラブを振った。 何と!先生の振りにそっくりで凄い玉が飛んだ! 周りも本人も驚いてしまった! 見てしまった映像を体が再現してしまたのだ。 これだから師匠選びは大切なのだ!
さて、本題に入る。 俺は重心を移すと思っていたが、膝を使えば勝手にそうなるのではないか?と思った。 確かに重心の移動で飛躍的に良くなったが何かが違う! 左膝を入れれば勝手にねじれる、今度は右膝で打てばねじれは解放される。 そのねじれの支点は丹田なのだ!! この空間の支点を使って井桁をねじり伸ばし、そして対称形に戻せば良いのではないかと考えた。 後は、クラブヘッドの返りをムチの先のピッシと音がするように意識さえすればと思いクラブを振った。 要は玉を打つことを忘れ、ゴルフ的身体動作に意識を置いたのだ。 すると・・・・今までにない感触でボールが飛んだ! ボールから一番遠い動きの始動に意識を置き、丹田支点の井桁崩しの捻りと伸縮に意識を置いた。 すると何度やっても見事に飛ぶのだ。
剣道と同じだった。 相手の面布団へ如何に早く当てるかばかり考えているから手打ちになってしまう。 相手の面布団などかまわず、足から額から胸に切り込めば、勝手に見事な面を打ってしまう。 竹刀の切り込むところに頭があるだけなのだ。
ゴルフもゴルフ的身体動作をすれば、クラブヘッドの最速のところの動きの途中にボールがあるから当たってしまって飛んでいくだけなのだ。
ところが、面白いものでジーッとボールを見て遠くに飛ばそうとすると、左肩が早く動き大きな空振りとなる。 ボールの行く末を早く見たいから顎が上がってしまい空振りをする。 ボールを忘れて打つと勝手に上手く当たるのに・・・ここの意識転換が難しい! 剣道と全く同じだ。
さて、自分が膝を使えるようになってみると、前後で凄く上手い、ベレランと思った人たちも、それは長年やっているだけで、練習量が多いだけでしかなかった。 ほとんどの人は膝の柔らかさのない腰と上体中心の振りだった。 膝を上手に使っている人はほとんどいなかった。 せいぜい剣道参四段の身体動作のような気がした。 いわゆる剣道で云う『武術的身体動作』からはほど遠いのだ。
もちろん、西村は全くのゴルフの素人だが身体動作のレベルを見る目はある。 自分のゴルフスウイングが武術的・ゴルフ的身体動作になるようになりたい。
そして、ゴルフの本を見ると・・・分解写真を見ると、何とプロは見事に膝を使っている。 今まで西村に見る目が無かっただけなのだ。
自分が出来るようになって喜んでいると、原田先生のビデオの動きの中にそれが発見できる。 何度見ても、出来るようになるまで気がつかなかったのだ。 だから・・・上手いものを見て真似る、コツを教わることなのだ。
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