『逆に、変に考えすぎるのか、一瞬迷ってしまい、 反応が遅れるような感じで、打たれることが 多くなってしまっています。』 打たれることを気にしているのが問題です。 相手に反応しては遅れを取ります。 相手に反応させるのです。
先ず足で1の動きで先をとり、相手に1に2の動きをあわせ、3まで動いて、相手に345678910と 動かし相手を呼び込む、すると45678910の時間の分だけ余裕が生まれます。 高段者の元立ち捌きはこの余裕から生まれる。 一緒になって打ってしまうと、先に大きく体を出して思い切り打った方が勝ち。
『一瞬の迷い』捨て切っていないから迷いが生じる。 打たれたくないから打にいってしまう。 相手に打たせれば良いのです。 剣道の一番難しい所です。 だから・・・十分に勝てる相手から先を出して呼び込んで捌くを練習します。 相手に力があると、先生の悩みの世界に入ってしまいます。 もし、相手が凄く早ければ受けることはせず、相手の太刀筋をしっかり見ます。
数回見れば、次に捌くは簡単です。
岡本先生は今、剣道の深遠なる世界への入り口に立っているのです。
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