永松範士の事を書いて永松範士流の足さばきをやってみました。 前足を床に滑らせ体を前進させる。 後ろ足の支点はしっかりとしているまま前足を滑らせて、足を広げるだけです。
なるほど今まで無かった程の切れ味鋭い小手が打てました。 しかし、相手が全く反応しなくて困りました。 これでは相手の立っている面の位置まで打つ必要がありました。 この足捌きでは面に届きませんでした。 相手を引き出す事をするか、最後に体の押し出しを強く蹴るかこの二つが必要な気がしました、 往年の西村の足では十分に面が打てますが、70才を過ぎた足では難しかったです。
判った事は・・・この攻めは入りには全く色が無いので、相手が全く反応できない ことが判明しました。 いわゆる、風がさーと吹いたように相手に忍び寄れるのです。 原田流、西村流では前足を浮かせる弱いアクションがあるが、永松範士流では前足を浮かせないでスルリと滑らす為に、アクションはほとんどゼロです。 今回、相手の反応がゼロであった事判ったのは大きな収穫でした。 後は最後の瞬間にわざと色を見せて反応させれば良いだけです。 今度の稽古ではこれを試してみます。
|
|