昨日、永松範士流の足を真似てみた! 原田流では最近少し遅いと感じていた竹刀の面の捉えが有った。 往年の頃はズバット入っていたのが、やや最近(70才)になるとそうではなくなった。 体重に増加、足の衰え、加齢のせいかと残念も思っていた。 しかし、永松範士流の足にすると、小手は鋭い切れ味を示した。 それだけではなかった・・・・。
前回は、相手が全く反応して前に出ないので、その分竹刀の先が面に届かなかった。 それで、今回は相手が反応しないから、相手のそのままの頭の位置を打つことにした。面打の想定位置を変えることにしたので、体の前進をその分大きくする必要がある。 この想定の元で、右足をスーッと床を滑らせ打ち間からやや深く体を入れた。 相手の反応が無い、ただボーッと私を見ているだけだ。 最後の瞬間に竹刀で相手の面をパシリと打った。 打たれた方は何事が起きたのかという風な表情だった。 気がついたときは西村は相手を通り過ぎている。 スーッと一瞬、風が通り過ぎた様な感じで面を打たれているのだ。 打つ方に打気が無い、捧身の位で(相手に身をささげる気持ち)、風のように前に進む。 自分が消えて、風そのものになった心境だ。 無想の位の剣道になった。 ただそれだけだ!!!!!! 西村の剣道は新境地に達した。 西村に色は出ない。 相手も色を出さない。 無想の位で(自分が消えた位)ただ、スーッと相手に身を寄せて行くだけ。 すると竹刀の先に面が見えるので、面の上に乗っている蠅をピシリと叩くだけ。 そんな感じの面打になった。
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