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- 永松範士の小手、面の秘密 - 西村雅興 [2016年12月5日(月)]
打つ機会、手の内 - 西村雅興 [2016年12月6日(火)]
永松範士流の足を真似る! - 西村雅興 [2016年12月7日(水)]
西村、新境地の面に!! - 西村雅興 [2016年12月9日(金)]



西村、新境地の面に!!
西村雅興
2016年12月9日(金)
昨日、永松範士流の足を真似てみた!
原田流では最近少し遅いと感じていた竹刀の面の捉えが有った。
往年の頃はズバット入っていたのが、やや最近(70才)になるとそうではなくなった。
体重に増加、足の衰え、加齢のせいかと残念も思っていた。
しかし、永松範士流の足にすると、小手は鋭い切れ味を示した。
それだけではなかった・・・・。

前回は、相手が全く反応して前に出ないので、その分竹刀の先が面に届かなかった。
それで、今回は相手が反応しないから、相手のそのままの頭の位置を打つことにした。面打の想定位置を変えることにしたので、体の前進をその分大きくする必要がある。
この想定の元で、右足をスーッと床を滑らせ打ち間からやや深く体を入れた。
相手の反応が無い、ただボーッと私を見ているだけだ。
最後の瞬間に竹刀で相手の面をパシリと打った。
打たれた方は何事が起きたのかという風な表情だった。
気がついたときは西村は相手を通り過ぎている。
スーッと一瞬、風が通り過ぎた様な感じで面を打たれているのだ。
打つ方に打気が無い、捧身の位で(相手に身をささげる気持ち)、風のように前に進む。
自分が消えて、風そのものになった心境だ。
無想の位の剣道になった。
ただそれだけだ!!!!!!
西村の剣道は新境地に達した。
西村に色は出ない。
相手も色を出さない。
無想の位で(自分が消えた位)ただ、スーッと相手に身を寄せて行くだけ。
すると竹刀の先に面が見えるので、面の上に乗っている蠅をピシリと叩くだけ。
そんな感じの面打になった。



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