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- 原田源次語録その19 - 岩崎敬郎 [2006年9月26日(火)]



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原田源次語録その19
岩崎敬郎
2006年9月26日(火)
九月も末に近づき、仕事も一段落した午後。
「おーい、いるか」
原田先生がぶらりと事務所に寄りました。
ひとしきりこれから開催される大会運営について
岩崎に命令を出された後、
「あのなぁ、あの時のあれは機会はどんぴしゃり。
 ただなぁ、打ち方がなぁ。
 それと、あとがなぁ・・・・」
「ああ、あれですね。
 あの時はうまくいったと思ったんですが
 やっぱりだめですね。」

 これだけ聴いていると何を言っているのか
 他の人は誰もわからないでしょ。
 岩崎と原田先生だけの話であればばっちり分るのです。

 こんな会話が行われた後
「あのなぁ、高野佐三郎先生は
 振りを大きく、止めを鋭くと言っているんだなぁ。
「なんですか、それ。振りを大きくは分りますよ。
 止めを鋭くて、止めってなんですか。」
「あのなぁ、大きく攻めて、小さく止める。」
「大きく攻めてというのは、つまり大きく振る事が
 攻めになる。振り上げと同時に攻め足が出る、と言う事ですね。」
「うーーーん、振り上げをゆったり、身は鋭くということだな。」
「そこがわからない!。どうなるんです。」
「だからできないんだぁ。あそこのところが。」
「あそこってこの間の稽古でしょ。」
「うん」
4〜5日前に稽古をしました。
お互いに八段審査に挑戦中。お互いに二次審査まで進んだお相手。
稽古中に岩崎がお相手に対し攻めて胴を返した場面で
原田先生は途中までうなずいていたのに
抜いてしまったあと、顔をしかめました。
打ち方が悪かったのです。
前前からお前の胴打ちはひっぱたきだと注意を受けていたのですが
悪い癖は直らないもので未だにできません。
それを思い出しての前述の会話です。
「あのなぁ、あの時機会はばっちりだったんだ。
 攻めてよく打たせるところまではできていた。
 そのあとが悪いな。ひっぱたきになっている。
 止めをまとめる。太刀筋は小さくパットとしなければならない。
 お前があの打ちをすると言う事は間が悪いと言う事だな。
 胴を打つ間合になっていないということだ。」
「できないんですよねーーーーー。」
「あのなぁ、面すりあげ面ができるだろ。
 アレより遅らせるんだな。相手の竹刀の下から鎬をぶつける。
 そして返しと打ちを途中で止めないんだな。」
二人は道場に・・・
岩崎の事務所の隣りは道場になっています。
こんな時に至極便利。
半時間ばかり、二人でああでもない、こうでもないと
マンツーマンのコーチを戴く。
「結局は応じ返しなんだな。うーん、応じ返しと言うより
 鎬返しといったほうが寄り近い表現かな。
 いずれにせよ数を掛けて稽古する事だな。
 最初は子供を相手にしてやってみろ。
 それができたらだんだんと強い相手とやるんだ。
 それが技を取得するコツだな。」
「なかなかできないんですよ。」
「お前はバカだなぁ。できないから稽古するんじゃないか。」

最後はそこへ行き着くとわかっている先生との会話でした。
レスをつける



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