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- 田伐さん提供京都大会から-2 - 西村雅興 [2007年5月31日(木)]
京都大会 - 青木大輔 [2007年6月1日(金)]
青木君へ。 - 西村雅興 [2007年6月1日(金)]



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田伐さん提供京都大会から-2
西村雅興
2007年5月31日(木)
賀来先生の妙技

本当に上手い!こんな仙人の様な技は賀来先生の境地だ!
(しかし、西村はその裏をかく妖術がある、)

相手を呑んでいる。
井上先生の重厚な構えもなんのその、竹刀を使って少し反応を試している。
スッと左足を右足に付けて次の準備をする。
右膝を緩めふわりと体を沈め、この時、身体全体は宙に浮いた感じで、相手の反応を待っている。
さらに、なおかつ頭は行くぞと合図をする。
相手がこれに反応したら打つだけなのだ。
相手が面と思えば手元が上がるから、上がり鼻を小手に取る。
打たれてみると判るが、右手がピクッとした瞬間はすでに打たれている。
これは何年も前の井上先生との対戦も同じだった。
西村も散々打たれました・・・どうして打たれたか全く判らないのだ。
ずいぶん昔の掲示板に出しました。
先生はこの小手を、面に跳んで伸ばして打つ。
古川先生に打った、西村のビデオに撮らせる為に三本の面だ。

今の西村の対処法
西村はこの時、打ちに出ません。
体を進め反応するだけです。
左手は納めたまま!
次は先生が困ります。
おそらく来た!と先生が受けに回り返す・・・摺り上げ面が多いが・・
先生が左拳で竹刀を先に動かせば、浮いた小手を取るのは易しい。

賀来先生がまんまと小手を井上先生から取っている、同じ裏をかくのだ。
こうなるときつねとたぬきの化かし合いか、相手の心を読んでその先の手を打つ。
これは昨年の夏の賀来先生との稽古でした。


ともかく、ふわりと相手の白刃の下にサラッと身を置く!
打つ前に自分の頭を餌に呼び込み、左拳は虎視眈々とその時を狙っている。
これが懸かりの中の待なのだ!
『懸中待』
このような味のある立ち会いは少ない。
打とう!打とう1と攻め合い、打ちあっている。
ほとんどが竹刀から間合いに入っている。
竹刀を忘れて、体から間合いを破る立ち会いをみたいものだ。
前回の中島先生、各先生。
いずれも竹刀を忘れて、入リ身の妙で勝負を決めている。
打つ前に死ぬ・・・これが出来ている。

この捨て所、死ぬ勇気の発露をビデオでDVDでスローで見ると、その心理状態が手に取る様に見えるから面白い。
この文書を参考によく見て欲しい。
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京都大会
青木大輔
2007年6月1日(金)

西村先生

お久しぶりです。
掲示板、お気に入りに入れて毎晩チェックしております。

京都大会・・田伐先生のHPでの映像を今か!今か!!と楽しみにしています。

今年は椎名先生はどうだったんでしょうか??
私は、東京剣道祭での立会いを拝見しましたが、
それはもう!!感動ものの立ち合いでした。

失礼しました。
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青木君へ。
西村雅興
2007年6月1日(金)
青木君は凄いな!
西村と範士の稽古を、さらに上位の眼で見ている。
いわゆる観の眼で見ている。
学生時代の師匠の薫陶が良かったのでしょう。

『今年は椎名先生はどうだったんでしょうか??
私は、東京剣道祭での立会いを拝見しましたが、
それはもう!!感動ものの立ち合いでした。』
あなたが感動しても、多くの人はそのレベルで見えないのが現実です。

ある範士と西村の話
椎名先生の話を西村がした。
先生曰く
「俺の耳には余り良い評判が届いていない!」
西村曰く
「竹刀当て競技家には理解し難いレベルの剣道をしているからでしょう。彼は竹刀であたったかどうかのレベルの剣道をしていませんものね。心が参った!とどちらかが思う剣道をしたがっているから、相手から見れば気が抜けているとか、生意気な剣道に感じるのかもしれません。」
先生は剣道のプロですが、西村は人生と剣道の関連性の研究のプロです。
見方が違うのだと思います。
でも、この先生が直接稽古をすれば、やはり彼の評価を正当にするでしょう。
今年は椎名先生の立ち会いは見ていません。
でも、あなたが見た立ち会いと同じだと思います。

彼は親しい友人にDVDを贈呈しているので、HPではどうするか判りません。
診療室へ来ればお貸しします。(前の日に連絡のこと)
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