木曜日にキレーション(動脈硬化点滴治療・デトックス治療)に行った。 約2時間半は点滴で身動きが出来ない。 それで、年の始めに剣道の勉強と思い『原田源次先生剣道教本ビデオ』を見る事にした。 左手は点滴中なので、右手一本でリモートコントロールで要点を何度も見直した。
2004年1月2日の福岡高校での稽古始めの映像も入っていた(西村も参加)。
先生の剣道形から始まる。 流れるような日本剣道形は見ほれるばかりだった。 先生の講義の部分は音声が遠くて聞き難かったが要点は掴めた。 先生が講習会での面打ち手本をやって見せていた。 一拍子の面打ちだ。 上級者の一拍子の面打ちはかくあるべしとの打ちだった。 先生の動きを何度も何度も繰り返して見た。 さて、稽古始めの先生と西村の映像が出た。 顔が真っ赤になってしまう。 立派な事を書きながら、先生相手だとその欠点が如実に出ていた。 他の先生の稽古に比べれば少しは我慢が良いかと思われるが・・・。 先に先生の基本的面打ちの映像を見ているので、何とも恥ずかしい限りだった。 手首で竹刀を動かし、面をはたきに行っているだけだった。 姿勢が良過ぎる・・・過ぎる部分に緩めるべきたわみがない。 程よく緩んだ身体を丹田を起点に上下に伸展する作用が『井桁崩し』なのに、この立派さでは動く前に一度緩める必要がある。 この部分が無駄なのだ。 これはヒカガミを延ばし過ぎると、膝を使った左足の伸展作用に行く前に体を少し落とすか、ロボットの様に手だけが動いて脇があいてしまうのと同じだ。 最近は少し枯れた稽古が出来る様になったので、ここの部分は改善されたと思う。 自分の映像を見ると冷や汗が出る。 自分では基本に忠実でしっかりとした稽古のつもりが、何とまあ!お粗末な剣道かと恥じ入る。 年の始めの大きな反省が今年の剣道の出発点になった。
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