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- 危険っ!! - 青木 [2008年2月5日(火)]
久し振りです。 - 西村雅興 [2008年2月6日(水)]



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危険っ!!
青木
2008年2月5日(火)

西村先生

こんばんは。
改めまして本日はありがとうございました。
行ってよかった。

剣道の楽しさと怖さを強烈に感じた2時間でした。

『一生懸命、下手になるようなことをしている』
自分の姿と重ねてみて、ゾッとするものがありました。

色々考えた結果
先生の立ち姿に注目しました。

私のイメージの中にある先生の立ち姿
及び打ちに到る過程と、今日の先生は
かなり異なりました。

立ち姿は、例えるなら

大きな岩が、まさに今転がりだしそうな

”体勢”
その”転がり”を支えるものが、右足の膝
動き出したら、早い早い

その足幅は狭く
まるで上から、そこにチョコンと本当に
チョコンと立った感じです。

いわゆる"不動の位”
とか、大地に根を張った
とは、根本から違う
そういうたち方をしているのは
先生だけでした。


100kg近くある巨大な岩(玉)がわ〜っと
しかも竹刀が喉に向かって来る!!
危険!!
そんな雰囲気を横で感じておりました。

凄い!!
早い!!
太刀は切れる手の内で、見ごたえがありました。

切付けのような、鋭くて小さい面
地面まで切り落とすような、上から下への
太刀の切り下げ?

身体を出して、居着かせて、又は引き出して
仕留める。
これは原則で、これが剣道なのだ
と思いました。

腕も経験もありませんが
間違った、今日見た多くの稽古振りを
自分が将来、そして今ならないように
頑張ります。

ありがとうございました。
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久し振りです。
西村雅興
2008年2月6日(水)
久し振りに青木君に西村の稽古を見てもらいました。
稽古の後のお話も面白かったでしょう。
いつも青木君の洞察力に驚いています。

最近の西村の多才な処を見せました。
特に剣道が枯れてきた所が良いでしょう。
それだけ力が抜けてきたのです。
前半は短く650gの超重い竹刀。
後半は少し短い軽い竹刀。
その他に三九の長さの超重い竹刀も使います。
面白いのは体が竹刀の重さを感じ取り、打ち方腰の入れ方が違うことです。

軽く長い竹刀は自分から飛び込んで竹刀の先を当てに行く。
重くて短い竹刀は相手を十分呼び込み、しっかり腰を入れて斬り落とす。
軽くて短い竹刀は身をすばやく入れ、相手を引き出し、相手の動く瞬間を目にも止まらぬ早さで仕留めに行く。

賀来先生が言いました。
「稽古をすればするほど下手になるような稽古をしているわい!」
これは竹刀当てゲームを優先し、当てっこの竹刀操作の習得に励んでいて、稽古をすればするほど癖が強くなり、基本から外れている。
責任指導者がいない道場では、フリーな気分はそれはそれで良いですが、誰も下手人っていく稽古を修正してくれる人がいない。

惜しいなあ!と思っても、その人は西村との稽古を避けている。
千代田の道場はゲームを楽しむ人で大盛りだ。

今日の西村は以前青木君と稽古をしていた時と違い、剣道が枯れてきています。
竹刀を動かす前の相手の心(陰)を動かす楽しみをしています。
打つことも打たれることも、勝つことも負けることも考えていないから、最高に気楽な物です。
打たれそうになったら、体が勝手によけてます。
相手が打ってと言うように仕向けると、相手が打ってと頭を出すから手が勝手に打っている。
相手がツボに嵌まると、体が勝手に動き打っている。

今の相手では反射までの処まで行っていません。
相手を手にひらに乗せて料理し、尚且つ相手のお役にも立つと心がけ、稽古をしていただいて有り難うの気分です。

剣道の本質は通常の頭で考える対極にあるようです。
竹刀を先に動かしたらダメ
手元を先にに動かしたらダメ
打って出たらダメ
打たれにいくと良し
後から打つと良し
打ちたいと思うとダメ
打たれて良いと思うと良し
攻め入るはマアマア
緩めて入るはナオ良し
足で蹴って出ればダメ
前に倒れて出ればウマイ
剣道は打たれて強くなる
先生が言う・・・打たれれば強くなるんだ。
相手に打たさない・・・こんな根性はダメだ

初心者が聞くと頭を抱えてしまう内容だ。
剣道は結局、意識改革の自己啓発なのだ。

体重は100キロ近くではなくて、100キロをゆうに超える  が正解です。
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