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- 千代田火曜稽古9/9 - 西村雅興 [2008年9月10日(水)]
千代田稽古日誌A9/9 - 奥野 和雄 [2008年9月10日(水)]
Re:千代田稽古日誌A9/9 - 西村雅興 [2008年9月11日(木)]
追伸 - 西村雅興 [2008年9月11日(木)]
海外出張 - 奥野 和雄 [2008年10月20日(月)]
次は意識改革ですね。 - 西村雅興 [2008年10月22日(水)]



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千代田火曜稽古9/9
西村雅興
2008年9月10日(水)
千代田火曜稽古

今日は午前3人、午後2人の患者様、充実した治療が出来た。
歯科医療において芸術品・工芸品を作っていく『匠』の世界だ・・・楽しい。

体調良く!
思う様に体が動く!
相手に全く触らせることなく斬って取れる。
しかし、西村の楽しみは相手が剣道の武術的身体動作を身に付けてくれる所にある。
奥野さんに牧野さんの足の運びを良く見ておくように指示した。
牧野さん最近すっかり強い七段の風格が出てきた。
今、千代田の稽古会でこの足の運びが出来るのは、西村以外には牧野さんだけだ。
彼はこれが出来る様になった時七段に受かった。
今は返し胴の足さばきに取り組んでいる。
シャワー室で牧野さんの足さばき、小手打ち、胴の捌きが話題になった。
皆様したくても出来ない捌きに感心しているのだ。

今日は奥野さん、最後の三本の面は良かった!
自分でも今まで打った事のないような面の感触があったようだ。
七段を受けるだけの素養があるのでついてこれた。
西村の指導に上手く乗ってくれた。

奥野様と稽古後話をすると、足の運びは頭では理解した様だ。
目の前で何度も若手の速い相手に面を打ち取る模範演技を見せたから。
しかし、彼は別の方に目が点になっていたようだ。
西村の竹刀の速さに目を奪われていたのだ。
彼には信じられない速さを感じたらしい。
この説明をしたが、要は胴体力なのだ。
ムチの先端のスピードは音速を越える。
その為、あのパチンと言う音がするのだ。
プロテニスのサーブのスピード、プロゴルファーのクラブのヘッドスピード・・・原理は皆同じなのだ。
竹刀を手で打とうとしないで、体のしなりのエネルギーを竹刀の先に伝える意識を持たないと出来ない。
95〜99%の人が竹刀を手で動かそうとしている。
それを何十年と進歩無くしている・・・・不思議なことだ。
足を前に出し、死にに行くと、相手が打ってきた瞬間、体の力を手が竹刀に勝手に伝えるのだが・・・これが皆様お分かりにならないようだ。
竹刀は押し手で振りかぶり振り下ろし、最後の瞬間茶巾絞りで、左拳がやや引き手になって鳩尾方向へ絞り込まれる。
この瞬間、竹刀の先の前方へのベクトルが、急激に下方に向かい、押し切り方向から斬り込みに変化をする。
この時斬り手になるには肩が十分に前した内方へ出て、胸がすぼまり、脇が絞まりヒジが締まり、手の内が斬り手になっている必要がある。
これを一瞬でやってのけるのだ。
それが面を斬るという武術的動作なのだ。
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千代田稽古日誌A9/9
奥野 和雄 [Mail]
2008年9月10日(水)
一週間ぶりに千代田で稽古。というのも先週は仕事の関係で稽古ができず、9/2にご指導いただいたことを「頭」では理解したものの、実際の動作としてどこまで行うことができるかどうかを試したいという思いで、稽古ができることを心待ちにしていました。
頭で解ったことを体現することは至難であることは百も承知でしたが現実は厳しい。右足を前に滑らせながら打突をする時に、@体のバランスを取ろうとするため、腰から上が反り身になること、A打ち気にはやり、肩に力みがでて、左拳が動いてしまい、さらには顎が上がること、B左足の引き付けが弱いなどの欠点をご指摘いただきました。終わりに打たせていただいた「面」の感触は、今までにない「切れた」という感触でした。一本の竹刀のモノウチ一点に、体重のすべてと、心のすべてを集中しなければ、一本にならないということが実感できた打ち込みでした。4〜5年前から、毎日木刀の素振りを300本していますが、「振り上げ」⇒「右足を出す」⇒「振り下ろす」素振りは、間違っていたのだと気づきました。先生の言う「右足を出す」⇒「振り上げ・振り下ろしを一拍子でおこなう」⇒「左足を思い切りひきつける」に変えると300本の素振りの負荷が今までとはまったく違うことが解りました。まだまだ、「打ちたい、打たれたくない」意識があって
この気持ちを、全く無くすことはできなくても、少しでも自分の意識の中から遠ざけられたときが、一歩前に出られるときであると信じて、今後とも先生のご指導を戴きたいと念じております。
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Re:千代田稽古日誌A9/9
西村雅興
2008年9月11日(木)
ここまで理解していただければ教えがいがあります。
最後の三本の面はほぼパーフェクトでした。
あの感触を忘れずにいてください。
面打修正法をよく読んで予習をしておけばよいと思います。

剣道は素直に教わる「心」これが上達の秘訣です。
しかし、剣道家は唯我独尊、自分で道を切り開くタイプが圧倒的に多いです。
芸事、〜道のつくものは良い師匠を見つける武運。
素直に教わることこそが才能です。
次の指導を楽しみにしてください。
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追伸
西村雅興
2008年9月11日(木)
面打    これでロゴ検索をしてください。
多くの過去の書き込みが出てきます。」
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海外出張
奥野 和雄 [Mail]
2008年10月20日(月)
10月1日から13日まで、カナダ〜アメリカの農業情勢視察に行ってきました。この間稽古は当然できませんでしたが、「面打」を持参して、退屈な移動時間に精読いたしました。また、毎日続けている素振りだけは何とかやろうと思い、竹が割れて、稽古に使えない竹刀を柄のところで切り、かばんに忍ばせて、一緒に海外遠征いたしました。行く先々のホテルで、握りと振りかぶりと竹刀の軌道をイメージして鏡の前でおこないました。2週間ぶりの先週9日の稽古は、反省点ばかりでした。頭でわかったことをどう表現するか。この一点に絞って、今週は稽古に臨みたいと思います。
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次は意識改革ですね。
西村雅興
2008年10月22日(水)
頭で判っても身体が思うように行かないのが普通です。
皆様はこの時、練習や稽古で克服しょうとするのが普通です。
これでは物凄く時間がかかる。
無意識がやっている事を有意識がコントロールする無謀な努力です。
最短は・・・意識改革です。
身体は思いにかなった動きをする。

竹刀で打とうと思えば、右手中心に竹刀を動かす。
竹刀で斬ろう(切ではなく斬の感覚)と思えば、始動は腰から始まりそのエネルギーを腕に伝え、手の内はキチッと斬り手になります。
問題は竹刀が軽い故に腕で早く打とうと手で操作してしまう事に有ります。

当てたいのか、打ちたいのか、切りたいのか、斬りたいのか・・・・?
いつも自問する事です。
斬りたい!
しかし、当てに行ってしまう!
少し良くて、打ちに行く!
コツは・・・相手は竹、自分は真剣・・・竹で打ってくる相手を真剣で斬り落とす様に面を打つ。
この意識を持って剣道をする事です。
面は額から喉元へ斬り込むものです。
そして、その途中の最速の時に面布団に当たるのです。
この時、相手の相打ちの竹刀は弾き飛びます。
これが柳生流の教えです。
いくら稽古をしても本質的には潜在意識の動きを変える事は出来ない。
心底に『斬る斬る斬る』と意識を肚に置く事です。
早く当てようとする意識をユメユメ持たない事です。
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