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- 全剣連合同稽古10/2 - 西村雅興 [2008年10月3日(金)]
全剣連合同稽古10/2  その2 - 西村雅興 [2008年10月3日(金)]
Re:全剣連合同稽古10/2  その2 - 杉山廣男 [2008年10月4日(土)]
Re[2]:全剣連合同稽古10/2  その2 - 西村雅興 [2008年10月4日(土)]
後筋の考察! - 西村雅興 [2008年10月4日(土)]
Re:全剣連合同稽古10/2 - アオダイ [2008年10月5日(日)]
Re[2]:全剣連合同稽古10/2 - 西村雅興 [2008年10月8日(水)]



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全剣連合同稽古10/2
西村雅興
2008年10月3日(金)
仕事を早めに切り上げ武道館へ行く。
原田先生体調が良さそうだ。
西村5番手に並ぶ。
金山さんいつも1番手だ。
なかなか良い稽古をしていた。
ただ打たずに攻め入りがあった。
後で聞くと「ごまかしているんではないかと後ろめたい気がある。」と言っていた。
打ち込み稽古ではなく、地稽古ではこれはありなのだ。
一瞬に仕掛ける打と、すっと入って相手の反応を見て出る打がある。
青木君が彼の師匠から聞いた。
「初太刀の1本と、先生が最後に1本と言った時はそれで良い。」と聞いたと言った。
原田先生
西村の前でストップがかかった。
息が少し苦しいようだった。
今日はこれまでかと思った。
先生、自ら自制心が働き止めたので安心をした。

その後、若手教師八段と金山さんが稽古をするのを見た。
五分とは言えないが、相当肉薄した稽古をしていた。
有名な若手八段を味わってみたくなった。
しかし、西村の左足は傷が癒えていなくて全く効かない状態なのだ。
それでもやってみたくなった。
なるほど懐が深くなかなか動じない。
いつもは慎重に間合いをきって対峙するのだが、西村の攻めの反応を見たかった。
積極的に体を進め反応を味わった。
勝負師だけあってなかなか打たせてくれない。
相手の竹刀も軽く西村の面に当たるが、攻め入られての打なので不十分。
最後の方でずーっと入り込み面を見せると、やっと面を打ってくれた。
そこは好機で、西村の返し胴が決まる。
1本との合図をしてきた。
元立ちではなく、本気モードに入ったようだ。
大きく体を出して西村の小手を打った。
これは打たれないで相手の小手を打つよくあるパターンだ。
西村は小手を取られたことを認め終了となった。
名のある選手はそれだけのことはあると感じた。
ただし、西村がいつも先を取る稽古に終終始した感がある。
相手はちょっと毛色が違う相手に戸惑っていたようだ。
今度は十分に間合いをとって、お互いの責め合いを十分して稽古をしてみたい。
何か良いものを味わった楽しい稽古だった。
体が万全の時にもう一度稽古をしたい。

青木君との稽古
彼の仕事の成果なのだろうか、1本良い面を打ってきた。
西村の左足の出が無いことを、攻めの弱さと感じる感性があるのだろう。
そうすると、自分の出頭に面を打たれる気がしない。
そこで、無意識が思い切った面を打ったのだ。
西村に突かれながら面に打ち切ったのは拍手ものだった。

杉山さん、手元のしっかりとした落ち着いた面を打ってきた。
この調子で稽古をすれば七段もあっさり受かるだろう。
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全剣連合同稽古10/2  その2
西村雅興
2008年10月3日(金)
巻爪をいじって痛みが出た頃から、左足がおかしい。
そして、歩くと足の甲に痛みが出始めた。
その揚げ句に、盛岡の朝稽古で靭帯を切った。
その後、なかなか治らなかったが、マチプレートを爪に貼ったら歩きやすくなった。
順調に治っては来ていたが、左足の湧泉、母指球辺りに力を加える事を体が微妙に嫌がる。
これでは後ろ足が利かないので面に打って出れない。
ネズミ足、歩み足等で何とか稽古はしているが面の相打ちすら体が嫌がる。
そうしている内に、プレートが外れた。
そうすると、歩くのに何か違和感を感じる始末だ。
これは一大事と思い、先日再度購入した。
西村は歯科医であるので、足の親指の印象を取ってそれを石膏に起した。
石膏上で爪の形に正確に形を決めて、アロンアルファーで貼り付けた。
熱を加えると即座に巻爪の影響が消え、不愉快な痛みが消えた。
すると歩きやすくなった。
しかし、武道館で青木君に面を打ち込まれて気がついた。
無意識が面を打つのを嫌がっている。
左足のふくら脛の筋肉がそげ落ちているのだ。
普通は仁王様の足の様な太い筋肉が陰も形もないのだ。

先ほど1時間ぐらい歩いたが気がついた。
左足の押し出し、蹴り出しが異常に弱いのだ。
歩きながら何とか筋肉に指令を出し蹴るのだが上手くいかない。
この筋肉が眠っていると感じた。
そこで軽く走ってみた。
すると眠っていた筋肉が目覚めた。
その後、歩くとふくら脛の筋肉が使えた。
それで気がついた。
大人になって剣道を始めた人は左足の後筋の使い方が弱い。
丁度今の西村の状態に似ている。
これを鍛えるには懸かり稽古が一番なのだ。
しかし、この稽古が出来ていない人達なのだ。
走ってみたら目覚めた筋肉の様に、後筋を意識した面打ちの稽古が大切なのだ。
西村は暫くは後筋を意識した稽古をしてみようと思った。
幸い正確に作ったマチプレートのお陰で、拇指の痛みは消えた。

青木君の無意識は西村の面に出れない身体意識を察知したのだろう。
普段彼は面を打とうとする出ばなに面を差し込まれる怖を持っていた。
しかし西村にはそれが出来ない。
それ故あれだけの出足の、それも完全に打ち切った面を出した。
西村にしっかり突かれていたが、全く怯まなかったのは彼の成長と西村の状態に無意識が安心をして打ったのだろう。

見えない世界で感じあって剣道をしているのがはっきりした稽古だった。
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Re:全剣連合同稽古10/2  その2
杉山廣男
2008年10月4日(土)
西村先生稽古を有難うございました。未だ強く意識して面を打たないと右脇の空きと上体の前傾が出てしまい、意識しなくともなくなる様に修練していきますのでご指導のほど宜しくお願い致します。先生と青木さんの稽古をすぐ傍で見せて頂きましたが、青木さんの最後の面は腰が入り本当に素晴らしく、また稽古中に上体が前傾やぶれることが全くなく、1年前と比較しその変化にびっくりしました。体調が万全ではなかったとはいえお相手が西村先生で稽古中にあの姿勢を維持出来るのは、よほど体幹を鍛えていなければ出来ないことで、かなりの稽古を積んでいると感心しました。体幹を鍛える努力をしなければいけないと強く感じた次第です。
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Re[2]:全剣連合同稽古10/2  その2
西村雅興
2008年10月4日(土)
杉山さんも見る目が出来てきましたね!
そうです、見る目が出来てきたのは判ってきた証拠です。
良いものと自分を比較して改善点が判れば、後は体がついてきます。
西村の前向きにエネルギーが弱かったせいもありますが、あの面は立派でした。
竹刀で当てる事に主眼を置くと、あのような面を打てるようにはなりません。
彼の剣道観が彼の面を打たせているのです。
形は心の反映です。
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後筋の考察!
西村雅興
2008年10月4日(土)
今日歩き始めて、後筋に意識を置いた瞬間から痙攣を起しそうな位に痛みが走った。
随分前の座骨神経痛を発症しないように早々に引きあげた。
左親指の内側の爪の部分の痛みを庇うと、この指をを引き上げて歩く。
結果として足の甲の靭帯に疲労がたまり靭帯を切った。
足底板の技師も「左後方に重心がかかった歩き癖がついていますね、」と言った言葉を思い出す。
左足は押し出し、蹴り出しを放棄し体の倒れ込みのみで前進をしているということだ。
そうすると右のヒザに強い負荷がかかり炎症を起す。
足の歩き癖を直すのが先決だ。
今まで理解できなかった人の面打ちの足の弱さを、自分が経験して初めて判ったのだ。
いつも原田先生流の面打ちを心がけていたから、自然に後筋に力がついていたのだ。
西村流面打ち基本修正を十分にして、後筋を鍛えておこう。
しかし、やり過ぎると強い座骨神経痛を引き起こしそうで怖いのだが。
何事も人と同じ体験をしてその人の問題点が理解できるものだ。
歩けない座骨神経痛を体験して、最近やっとふくら脛が仁王様の様な筋肉がついてきて喜んでいたが、最初からゆっくりとやり直しだ。
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Re:全剣連合同稽古10/2
アオダイ
2008年10月5日(日)
西村先生

こんばんは。
書き込みが大変遅くなりました。
申し訳ありません。

久しぶりの稽古会参加でした。
原田先生、林先生、佐藤先生、そして
西村先生にお願いできました。

過分のお褒めを頂いた面は、まさに引き出して
頂いた面です。
自分は思い切って面を打ち込んだだけという
印象です。
今回は、西村先生にお願いするも「平常心」
「気負いすぎない」ということを考えてお願いしました。

先生を前にして立派に構えて、「打たれてもよい」
「慌てないで、立派に打たれる」というようなことを
頭にお願いしました。
そして、(でもやはり怖いのか)ほとんど目を閉じて「半眼」でお願いしていました。

上の先生にお願いできること、それを受けとめてくれる先生が
いて下さること、ありがたいです。
これからも、よろしくお願いいたします。
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Re[2]:全剣連合同稽古10/2
西村雅興
2008年10月8日(水)
『慌てないで、立派に打たれる』
この覚悟があの見事な面を打たせたのですね。
今日、杉山さんが改めて驚いたと話をしていました。
相当稽古をしているんだろうね!と言っていた。
日曜日も稽古をしていると言っていましたよ。
(今度あった時、そこを西村に教えて下さい。)
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