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- 歯科医師剣道大会11/2 - 西村雅興 [2008年11月3日(月)]
Re:歯科医師剣道大会11/2 - ゴマちゃん [2008年11月3日(月)]
Re[2]:歯科医師剣道大会11/2 - 岡本 徹 [2008年11月3日(月)]
攻めの強さ!懐の深さ!違い。 - 西村雅興 [2008年11月10日(月)]
七段を目指して! - 西村雅興 [2008年11月9日(日)]
Re:歯科医師剣道大会11/2 - タカノサチ [2008年11月14日(金)]
Re[2]:歯科医師剣道大会11/2 - 西村雅興 [2008年11月15日(土)]



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歯科医師剣道大会11/2
西村雅興
2008年11月3日(月)
歯科医師剣道大会
皆様学生時代ならした人達ばかりだ。
それから忙しい中を修練されている。
その成果が出ていた。
剣道の善し悪しではなく、勝負勘の良い人が目立った。
この勝負勘が良過ぎると、七段受験で苦労をする。
剣道の理合を知らない間に勝ってしまうからだ。

五六段位の試合と七段の試合の雰囲気が全く違うのは、五六段は素早く打つが主体の剣道に対して、七段戦になると理合が分かってきた雰囲気が、攻め合いに出てくるからだ。

特筆すべきは三条(絛)親子だ、お父さんは八段一次に受かった強者だ。
腰の押し出しは際立っていた。
息子さんも非常に良かった。
お父さんの手元と脇が少し甘いが、息子はしっかりとしていた。
インターハイ辺りにまで行った稽古が身体に染み込んでいるようだった。
話をしてもしっかりとしている。
お父さんの実直な性格が息子をこのように育てたのだろう。
たいしたものだ。

今井先生の剣道を見たが立派な攻めで、人柄が感じられた。
ゴマちゃんは目下中段修業中、そのせいか上段の攻めが甘いところから打って出てしまっていた。
西村に一本打ったあの「見る」一瞬があれば。相手が打たれに出てくるのが分かるとおう。
攻め勝って相手が動く一瞬に打つのではなく、 攻め勝った一瞬間をおいて打つのです。
攻め勝って相手を動かせばゆっくり打って間に合うのです。
中段の打ちはまだ甘いが、中段初心者としては急速の進歩です。
特に足がスムーズに出ているのが良かった!

岡本先生は大化けした。
七段に受かるとこうまで違うかと思う出来だった。
特に右足での細かい先を取った攻めは今大会の最高の攻めだった。
ただ、福島先生の懐の深さを崩す事は出来なかった。

福島先生は七段の部で優勝!
誰も彼の間合いを崩す事が出来なかった。
でも何か違和感を感じた。
稽古でも中丹田の攻めがいつもほどなく、西村としては楽だった。
後で分かったのだが、左足の故障だったのだ。

剣風として最高だったのは大岩先生だった。
腰の備え手の内といいまるでプロの様だった。
惜しいのは稽古不足か体が15センチ出るのが弱かった。
相手が優勝したが三条君の果敢に面を攻める若さに負けた様だ。
試合は若い方が勝つものなのだ。
稽古をして分かったが六段ならば文句のつけようがない。
足腰手の打ち100点だ。
ただ、西村にかかると『陰』を動かされる。
本人は頭では感じていないが、無意識の世界を攻められ打たされた。
西村の打ちがほとんど入ったのは、動かされ打たれに出たからだ。
稽古の後「打たされているのを感じた。」と言っていたがその通りだ。
「自分の壁がここなんんです。」と言っていた。
関東錬成大会で稽古をしましょう。
少し役に立つ話ができるかも知れません。

武藤先生の引き立て稽古をした。
見事な腰、手の打ち100点の面だった。
あれだけ出来れば満点だ!
打つ機会は稽古量が上がれば自然に身に付く。
多くは崩して当てに行く癖がついてしまう。
今のままでただひたすら打って出れば機会が分かってくる。

藤村先生は独特の間合いが有りなかなか強い。
保坂先生はあれだけしつっこい試合が出来る根性があるので驚いた。
長谷川先生は試合勘が非常に良い。
保坂先生と長谷川先生の試合は見物だった。
学生時代からのライバルらしい。

大御所の長久保先生の一瞬の入り身から打った小手は体を入れる模範的な入り身だ。
大御所がこの素早さで打ったのは驚いた。
惜しくも軽く、後から打たれた面に旗が上がったが・・・。
西村ならば一瞬に体を入れ打ったあの小手に旗を揚げる。

さて、今日の西村は試合にも出ず審判もしない。
昨日、今日の予定に気がついた程に剣道が頭にない。
今日、稽古相手に捧げた『愛』は『剣道はスピードではない。打ちあう前に勝負がついていると言う体験。』をさせてあげた事だと思う。
剣道は相手の『陰を読み、動かす』所に妙技がある。
後は『捧身』となって足を進める『勇気』と、内なる神『反射』の神妙剣に任せる事なのだ。
これが出きると、四コマ漫画の一コマ先を先取り出来るのだ。

その他の先生、学生さん稽古有り難うございました。
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Re:歯科医師剣道大会11/2
ゴマちゃん
2008年11月3日(月)
指導稽古ありがとうございました!
中段での稽古に 面白みも見つけ 積極的にやるようになりました。今日は 武道館に行って全日本選手権を見てきました。この大会には 3名の患者さんが 出場され  応援してきました。
上段の選手が 優勝するのを目の前で見て 勉強になりました。決勝での最後の面は、上段として最高の面で その前に タイミングを見てるのを感じました。
12月の稽古会も よろしくお願いいたします。  
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Re[2]:歯科医師剣道大会11/2
岡本 徹
2008年11月3日(月)
お褒めの有難うございます。
自分ではそんなに違いはわかりませんが、なんとなく
落ち着いて試合に臨むことができました。
それでも三條先生には、まあ実力でいくと当たり前なのですが
「試合で勝って、剣道で負けて」という感じで
「強い攻め」に、気も体も浮いてしまい、苦し紛れの技が
たまたま当たったというふうでした。
同じく福島先生にも、こちらの攻めは全く届いている感じがなく、
懐の深さ、高度な返し技に、手も足も出なかったというのが
実際戦ってみての感想です。(足も痛めているのも全く感じませんでした)
それでも、大会全般としましては、剣道形から始まり自分なりに
やれることを精一杯やれたと満足しています。
元に立ってしまい、西村先生に稽古をお願いできませんでしたのが
心残りですが、また、次の機会に宜しくお願いします。

今日の全日本はTVで見ましたが、優勝した正代選手、最後は素晴らしい面でしたね。寺本選手からもよく逆転で取り返したと思います。準優勝の若生選手の構え・攻める姿がとても綺麗に感じました。あんな感じで攻めは入れればと思いました。
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攻めの強さ!懐の深さ!違い。
西村雅興
2008年11月10日(月)
三条先生、福島先生は八段に手がかかってる先生たちです。
岡本先生は七段なりたてです。
この違いを今回は強く感じたのでしょう。
この違いを「強い攻め」「懐の深さ」と区別して感じたことが、腕が上がった証拠です。
多くはここを感じないで負けた、勝てないで終わってしまうので、進歩がないのです。
剣道は見えないものを感じ、感応し、影響を与え合う武術です。
そこを理解しないとスポーツレベルで終わります。

今日セミナーに参加しました。
素人が見ればその先生は超能力者の域に達しています。
離れれて相手の体に念力を送ると、相手の姿勢が変わってしまいます。
似たようなセミナーを西村も主催したことがあります。
人間誰でも持っている能力です。
ただ潜在化してしまっているのです。
ある種の世界では常識ですが、剣道界ではまだまだ知られていません。
要は打ち合う前に勝負がついている。
『鞘の内』の世界の話です。
ただ西村もかなりできますが、未熟なところがあり、相手によっては入りきれません。
『意識波動での噛み合わせ調整は世界一と自負し、西村を超える人はいません。』
当時剣道界のトップの森田先生はこの方面に興味をもって研究されたようですが、研究の段階で終わり、本人ができる段階には達していなかた様です。

岡本先生のセンサーは非常に敏感でこれらを感じる、感応する能力が高いのです。
この敏感さを西村に利用されると、『心』を掴まれ、剣道の稽古では100%西村に歯が立たなくなるのです。
『陰を動かされてしまう』からです。

福島先生も感性が高いです。
彼の談「大倉先生に一本も入らない。」
攻めても崩れないので、打てないことが先に分かってしまうから。
だから、大倉先生には全く打てないのです。
岡本先生の彼の上から見下ろす心を岡本先生がもろに受け止め、間合いに入っていけないのです。
これを「懐の深さ」と感じたのは立派です。
良い素質を持っています!

さて、サイキックヒーラーの磯ちゃんでは「先生!そんなに中丹田を攻められたら、打てといわれてもうてません。」と言いにきます。
無意識レベルの感じを、有意識レベルでしっかり把握できるのです。

その意味で剣道は深いレベルでの素質が大きく関与している武術です。
西川先生をある大先生がその能力を認めて警視庁に入れた話は有名です。
名人から見れば、その手の素質を一瞬に見極められるのです。

その素質が普通なれば・・・・・・
昇段審査の課題を乗り越え、理合を理解し、先人の極意を研究して日々研鑽に励むことです。
能力の非常に高い人は剣道に飽きて、上記の努力を怠り落後していく傾向が強い。

「下手の横好き」その内、六段まで行ける。
「好きこそものの上手なれ」七段まで行ける。
「どうしても八段が必要な人」この人が八段になれる。

段位と関係なしに、剣道のおかげで人生が豊かになれた人が、真の剣道の達人なのだ。
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七段を目指して!
西村雅興
2008年11月9日(日)
稽古での中段からの出足は良かったです。
辛いでしょうが、中段は初心者と思い高校時代の懸かり稽古の様なことを繰り返してください。
方法としては八段の先生と稽古をした終わりに、「懸かり稽古お願いします。」と大きな声を発すると、先生はその意気込みに感心して真剣に受け止めてくれるでしょう。
稽古の日、一回はこれを入れてください。
これが七段に受かる最高の稽古法です。
一番難しい、勝ための機会をとらえる能力は既に七段の域に達しています。
それが中段から出るかどうかの問題です。
足さえ出ればそれはできます。
中段からの攻めの要点は原田源次流の攻め(実は三橋先生の攻め)があります。
時期がくれば教えます。
それで七段は合格です。
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Re:歯科医師剣道大会11/2
タカノサチ
2008年11月14日(金)
いつもお稽古頂くことを楽しみにしています。

さて、お尋ねの一件ですが、こちらにご返事いたします。
彼は、日大一高剣道部⇒日大体育会(本部)剣道部⇒奥羽大学です。大学は2つ卒業されています。高校時代は前田先生、大学時代は久保木(優)先生の下に修行した専門家の道から、歯科医となっています。私が4歳年上になります。
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Re[2]:歯科医師剣道大会11/2
西村雅興
2008年11月15日(土)
ご返事ありがとうございます。
よーく分かりました。
あの剣風は県警の剣道師範を目指すような見事なものです。
前回、関東のOBの稽古会で稽古をしたとき、歯科医にこんな剣道が出来る人がいるなんてと思うと嬉しくなってしまった思いが有ります。
今回の稽古では大岩君はすべて西村に引き出され、全部打たれてしまいました。
本人も剣道の奥の深さが分かってきたようでした。
彼が剣道は見えるものと見えないもの、感じ合う世界、感応する世界に意識が行くと見事に変身すると思います。
機会があれば、この変化に西村が一役買いたいと思っています。

タカノサチ先生は剣道の奥深いところを感じて剣道をされているのが分かります。
西村は剣道の稽古よりも精神世界の修行で気がつきました。

全剣連合同稽古会での倉沢九段との稽古を書きました。
七段の西村が九段の人に一本も打たれること無く、何故小手面を四回も打てたか。
外から見れば、一種の神業か超能力の様です。
竹刀を動かす前に、意識波動で語らいで先生の感応を十分に確かめ、その後身を捨てて前に出ると先生が反応して先に左拳を動かしたからです。
形にはまだでないが、感じ合うところと感応から、相手の無意識を動かしているからです。
タカノサチ先生の攻めを岡本先生が感じたことも素晴らしい。
このような内容は、今年の盛岡の剣道大会で、大阪歯科大の賀来範師八段に「竹刀を動かす前に勝負がついている。西村君が剣道のこのレベルのことを歯科医の皆様に伝えていくことを期待してる。」と言われました。

今回の剣道大会を見て、見えない世界を感じて剣道をしているただ一人の先生がタカノサチ先生でした。
今後の更なる成長を楽しみにしています。
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