稽古に行っていつも思うのだが!この人たちは一体何を考えて稽古をしているのか? いつも全く同じパターンの繰り返しで、それを延々と変化、工夫、研究、することなく繰り返している。 剣道をしないで、ただの運動をしているにしかすぎない。 西村にはこのよう剣道の稽古は耐えられない。 ある人がある先生から言われたそうな。 「貴男のは剣道ではない、運動にすぎない。」 ・・・さて!貴男はどうでしょうか? これは過去にも書いたことですが、再度記載します。 プリントをして垂れの名前袋の中に入れて、稽古前に見ることにしましょう。 その効果はてきめんです! (西村と稽古をされている方は是非にもお願いします。 その動きが理解し難いときは西村がその攻め口のお手本を示しますから。
原田源次先生の東京体育専門学校の教授・三橋秀三先生の攻め方。 原田先生も全く同じ攻め方です。 参考文献:林邦夫著『剣道で学び得たもの』からの抜粋。
『懐の深い構えから、大きく深く流れる大河のような気位で攻められると、それだけで圧倒された。 竹刀で中心を取り、剣先で鍔元から下を攻め、相手の下がったところを『面』に飛び、上がったときは、間髪を入れず『小手』に打ちこまれた。 先生の剣先が下がったところを透かさず面に打ち込むと、『面返し胴』と『面抜き胴』の二つの『後の先』の技が冴えていた。』
ある日、剣道部員が試合練習をしていると「やめ、やめ、やめ」と伊保先生が両手を上げて試合を中止させ、「戦い方が悪い」と、技の用い方について次のように説明された。
伊保清次先生の攻めの解説 1-飛び込み面打つときは、攻めるというよりも相手の竹刀の真下に自分の竹刀を入れて、相手の鍔の下を突く気勢を示すと、相手は小手を打たれるのではないかと思って竹刀を下げる。 その瞬間、自分の竹刀を相手の竹刀の右側面すれすれに平行に振り上げて面を打てばよい。 この戦法は、身長の高い人に有効であり、脚力のバネのある人がやればより威力がある。 2-「飛び込み小手を打つときは、自分の竹刀の剣先を僅かに右に寄せると同時に、右足を鋭く、右前にほんの数センチ出す。 すると相手は面が危ないと思って、つられて竹刀をこちらの竹刀にくっつけてくる。 この状態のときは既に相手の右小手は空いている。 この機を失わず、相手の竹刀の上をすれすれに超え、さらに相手の竹刀ん左側面に平行に沿わせながら、鍔もろともに、上から小手を打つのだ」 「特にこの技はこちらの竹刀にぴったりと自分の竹刀をくっつけてくる相手に効果がある」 3-「もう一つの小手の打ち方は、面を打つぞという気配をお見せて、相手の反応を見る。そのと時、手元を上げる反応を見せたならば、自分の竹刀で相手の左目を突くつもりで勢いよく竹刀を突き出す。 相手は本能的に手元を上げ左目をかばう。 この時すでに相手の右小手は、がら空きである。 間髪を入れず、上から小手を打つのだ。」この攻めは剣先が強く、守りの強い相手に有効だ。 相手の左目を鋭く攻めれば効果的である。 これまで面とみせかけ小手を打ったが効果がなかった。 そこでいろいろ工夫し、この攻め方を行うようになってから、試合で勝てるようになった。」
孫氏の兵法 1-敵を知り己を知る:相手のことをよく研究し勝てる条件を整えてから試合をする。 2-戦いに際しては「人を致して、人に致されず」であり、主導権を握ることである。 相手のペースに乗らず、こちらのペースに巻き込むことである。 そのうえで「実を避けて虚を打つ」ことを心がけなければならない。 3-戦いは「正をもって合し、奇を以て勝つ。 正とは正攻法、奇とは奇襲法である。 この二つの作戦を臨機応変に上手く組み合わせて戦わなければならない。
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