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- 西村の近況『捨てる!』 - 西村雅興 [2009年6月28日(日)]



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西村の近況『捨てる!』
西村雅興
2009年6月28日(日)
西村の近況『捨てる!』

剣道の究極のところが分かってしまった。
不動智の智を働かせれば、そこが終点なのだ。
この自分自身の智を信じるきる・・・・そこに尽きるのだ。
要は自分自身を信じきる為の修行、方便として剣道があるのだ。
強い、弱い、当たった、打たれたはそこに行き着く為の反省材料にしかすぎないのだ。

さて、西村はそこはかとなく剣道をやっております。
アクアサイズトレーニングはほぼ毎日、ややハードなくらいにやっております。
15キロ痩せた分は全て脂肪で、筋肉量は変化せず。
特にインナーマッスル(体幹)が発達していました。
手足は胴体力の伝達手段にしか過ぎないことを実証しています。

剣道は楽しいなあ!教えたことを相手が出来たとき、相手の目が開く。
これが楽しい!

先ほど、『天地人』を見た後チャンネルを変えると、若手の学生が佐藤博信先生に懸かる様子をテレビでやっていた。
スーッと右足から体を入れ込み、相手がやむなく手を出したところを捌いて打つ。
テレビでその右足の攻めの様子をアップで見せていた。
田伐さんのビデオで佐藤先生の右足の出方をスローで見てみましょう!

しかし、道場で見るとほとんど全ての人が手で打とうと必死になっている。
竹刀チャンバラ、竹刀フェンシングの世界を繰り広げている。
特に七段元立に懸かりたがらず、礼の終了後をめがけて相互稽古に来る人にその典型が多い。

剣道はもっともっと良いものなのに!何と寂しい稽古をしているのかと思うと悲しいやら、笑ってしまうやら、不思議な感情が湧いてくる。
これは剣道の捉え方の違いから来るのだ。
良い指導者に恵まれず、武運の無い人達なのだ。

あらためて、西村の武運に感謝をする。
諸先生方のご武運はいかがでしょうか。

今日は西村の書籍、論文、その他大切にして来たものを整理して捨てる為の半日を過ごしました。
その為に借りているマンションを返そうと思ったのだ。
本来何も持たずに生まれて来た身、身辺の雑用、雑務、雑物をさっぱり捨て去ろうと覚悟を決めた訳です。
しかし、煩悩が多く、妻が横で見ていて、その煩悩を捨て去る援助をしてくれました。
2年読んでないのでしょう!捨てたら。
パパ!30年間よくこれほど書いたり、講演したり、学会発表したり、多くの人を使ったり、もの凄いエネルギーが有ったものね!と感嘆していた。
買った本を過去に整理をして捨てた本は、段ボール80個分以上になるのだ。
多い時は毎月10万円以上購入していたこともあったからだ。
本を捨てるのは身を切られる様に辛い!
しかし、既に身に付いて血となりなり肉となったと覚悟を決めて整理をするのだ。

これは剣道に似ている。
特に西村は科学的らしい理論を展開して解説して来たし、それで納得して来た。
剣道で50年以上培った技、動き、技術、知恵、その他を意識の中からきれいさっぱり捨て去り、体にしみ込んだエッセンスのみで竹刀を持つ。

何も考えないで竹刀を持つ、いや竹刀を持ってさえいない心境なのだ。
いわゆる無刀の境地で立っている。

とは言うものの!
剣道のイロハをもう一度整理をして書いてみたいと思う。
皆様もこれを機会に西村と一緒に自分の剣道を検証されてはどうでしょうか。
書いたことは、西村の経験と体験と感性と偏見に満ちた意見であって、皆様の意見と異なってもそれに反論する気は全くありません。
尚、その意見への批判、評論は一切受け付けません。
身勝手な西村の個人的な剣道雑感日誌、日記を覗き見して、なるほど!と思ったり、未だ分かっていないなあ!と思たり、それは違う!と思ったりしながら楽しんで下さい。
レスをつける



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