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- 全剣連合同稽古会7/27 - 西村雅興 [2009年7月28日(火)]
どの次元で剣道をするかをしっかり考える! - 西村雅興 [2009年7月31日(金)]
Re:全剣連合同稽古会7/27 - 杉山廣男 [2009年8月2日(日)]
Re[2]:全剣連合同稽古会7/27 - 西村雅興 [2009年8月5日(水)]
Re[3]:全剣連合同稽古会7/27 - 杉山廣男 [2009年8月5日(水)]



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全剣連合同稽古会7/27
西村雅興
2009年7月28日(火)
全剣連合同稽古会7/27

忙しい午後の診療、その後人との打ち合わせがあった。
時間が少し遅れ気味であった。
最近妻の車の乗り心地が凄く良いので、こちらで向かう事にした。
車に乗る前凄く雨が振り出し、後部座席に防具を積んで出発をした。
日本橋に近づいたとき、いつもの車に竹刀を置いてあった事に気がついた。
さーって、今日は先生の顔を見るだけにするか、剣道具屋さんに寄ってでも間に合わないし。
そうだ!今日は杉山さんが来ると言っていたから、恥を忍んで貸し手貰おうと思った。
武道館で杉山さんを探すがいっこうに見当たらない。
竹刀を貸してくれとはおいそれとはお願いできない・・・と諦めかけていた。
そのとき、中山武道具の方が稽古に来られていた。
前からの知り合いだ。
「恥ずかしいながら竹刀を忘れて来た、誰にでも借りれる訳ではないので諦めかけていたんだが、貴男が剣道具屋さんだからあえてお願いする、貸してくれないだろうか。」
彼はニコニコしながら竹刀袋を見せて選ばせてくれた。
柄のもの凄く太い竹刀を借りた。
手元を柄に寄せ短く握って使おうと思った。

さて、原田先生にお願いする。
竹刀の事もあるので、握りの幅は狭くし、柄頭をかなり甘して持った。
感触は真剣を持っている手の内に近かった。
体は真っすぐに先生に正対し手の内もしっくりと落ち着いていた。
使い勝手のある竹刀ではないので、心境は無刀流の心境だ。
しっかりと腰は落ち着き対峙すると、先生の心が観得るのだ。
隣から野正範師がしっかりと見ていた(前回もそうだった)。
先生が足から先を懸けてくるが、西村の心が静かで動かない。
十分に合気になった時、先生が先を懸ける前に、西村が打たれに出た。
打たれに出ようと思った瞬間、先生の感性は胴に回ろうと反応された。
思いが形になる前にキャッチされた感がある。
ここで面を打てば先生得意の抜き胴なのだ。
しかし、打に出ようとした訳ではない、打たれに出て後は不同智に任す予定だ。
このとき不思議な体験をした。
自分を捨てて打たれに出る決断をした自分だ(こ瞬間は先生に読まれている)。
しかし、これに反応した先生に対して、冷静沈着なるもう一人西村の指令が出た。
これは頭ではなく、脳化された体の反射指令なのだ。
これが頭、右斜上1メートルぐらいの所に目があって、先生と西村の関係を見つめるもう一人の司令官なのだ。
先生の反応を見事に指令を受け、小手面とどちらもしっかりと決まった。
先生との長い長い稽古の中で初めての声を聞いた。
『参った!』
通りすぎた後、野正範師がうんうん!と頷いていた。
西村の中では『やっと恩返しが出来た!』との思いで感無量であった。
この様子を青木君といつも見学している剣道家がいる。
彼は西村にグーサインを出した。
彼は道場におりて来て言った。
「原田先生と西村先生との稽古は七年間、見続けて来ました。
今日の稽古が最高でした!」と興奮して言ってくれた。
この観戦状況を書く様に言ったが・・・イア−それはとても出来ません。

この境地は倉沢九段との稽古の時と全く同じ境地であった。
人生も今まさにこの様な境地で生きつつあるのだ。

林八段がこの稽古を見ていて「原田先生との稽古を見たよ!」と、褒めてくれた様な笑顔で言ってくれた。

車中、野正範師が褒めていたと原田先生が言っていた。
さらに、良いところに乗って打ったと褒めて下さった。

竹刀をお返しするとき、彼にはこの竹刀のおかげで師匠と最高の稽古が出来た事を丁寧にお礼を言った。

久ぶりに仮屋先生に会ったので後で稽古をしようと言っていた。
素直なしっかりとした剣風に厚みのある剣道に変身していた。
彼の面を胸突きでしっかりと制しても、それをものともしない打ち込みであった。
彼の成長ぶりが嬉しかった。
教えたいことが有ったので、彼の面を相打ちで見事に取ってみせた。
それからその原理を教え、その稽古に入った。
あっという間に原理が解ったよで、相手の心を動かしてから打つ素晴らしい面に変わった。
本人もコツを掴んだ実感が有った様だ。

その後、それを見ていたらしい濱田さんが来た。
自分から打って出てしまう剣道なのだ。
そこで、仮屋先生と同じ原理を教えた。
彼女は頭で理解しょうと思ったので、少しお話をした。
打ってみませんかと、自分を捨て、スーッと右足から入って行く、ここまでは出来ている。
ここで、それ打とうと思うから間が空いてしまう。
足を出している途中、相手の心が動いた瞬間『只斬る!』と思えと言った。
すると、彼女は西村のこの期待にに見事に応えてくれた。
感性の高い人だ、上の段に進む日も近い。

稽古をいくらしても、癖がついて下手になる。
進むべき道の方向の指導を受け、コツを伝授されれば10倍速く進歩する。
しかし、難しいのは教わる人の『心のありよう』なのだ。

今日は不思議な境地を自分の意識・マインド・さらに深いレベルで発揮できた稽古であった。
人生、過去最高の稽古内容だったと思う。
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どの次元で剣道をするかをしっかり考える!
西村雅興
2009年7月31日(金)
ある女性剣士への助言

剣道は小手も胴も突きもある!!!!
ある高段者が剣道は『面一本』で進め!!!
面さえ打てれば、後は打てる!!
なるほどそれも一理ある!

今のややスポーツ的、剣道的、身体動作を習得する為には足腰を鍛え、大きな動作の面打の稽古が最重要課題です。
少しレベルが上がってくると、剣道は身体能力よりも相手との関係性の優位差、読みの優位差、心の優位差が重要になってくる事がわかります。

相手との関係性に重点を置くと、体を捨てて前に出て相手が面に出てくるところを(引き出して)面に取る。
これが出来るには剣道の腕前が相当近いか、上でないと難しい。
大柄な強い剣道家に小柄な女性が面を打とうと思うと、例え上手く引き出してもかなり無理がある。
相手が七分前に出て、自分が三分前に出て打ち合いが決するとなると、自分には倍以上の時間的、身体動作をする余裕が有る。
相手を引き出しても同じ位前に出るとその余裕が消えてしまう。
面に出る場合は引き出して上から乗るのです。
小手を打つのは素早く体をいれて、小さく打つのです。
胴を打つ場合はあまり前に出ないで、相手の体の伸び切った状態で、サラリと返し胴を打つのです。
要は体の捌きが重要です。
相手の大きな強い動作に、『心の目』を閉じなければ案外簡単に出来ます。
前に出過ぎると押し込まれてしまいます。
自分を捨てて前に出る・・・これが重要です。
二本面を打たせて、立ち筋を読めば・・・次は見事に胴に斬れる。
剣道の稽古で力強い男性とひ弱な女性が体格、体力、速さで勝負をする事は無理が有ります。
駆け引き、捨てて前に出る勇気、相手を読み動作を起こす、体の捌き等で工夫を凝らせば、かなり肉迫できると思います。
西村と久しぶりに稽古をした男性は素晴らしい上達ぶりでした。
身体能力においても彼の方が数段上です。
しかし、右足から静かに間を詰めいつでも打てる状態で、相手を引き出せば、やはり相打ちの動きの様ですが見事に西村の面が決まります。
同じ様な場面でも相手の感性が高く面が相打ちになると本能が感じると、胴を返して取っています。

カナダのクリちゃんはこれが上手く小手を取ります。
ゼッケンが以前と違って、日本の人のなので気がつきませんでしたが、この小手を打たれた瞬間『お!クリちゃんだ!』と気がつきました。
それも見事に打たれたのです。

剣道で一番難しいのは捨てて前に出る勇気と決断です。
これさえ出来れば相手の心は手の平に乗る。
見事に打たれて相手を読むのも稽古です。
次回、裏を取れば良いのです。
同格の相手には面で対応致しましょう。
感性ですが結構良い線にあると西村は判断しています。

さて、京都での事ですが、石原九段と若手で日本一と言われる先生の稽古で、若い方が先生の何処にも竹刀を触る事すら出来なかった稽古を見ました。
小柄な女性ほどの石原先生に、西川先生がこの様な状態だった時、剣道の本質が何処に有るのかと思いました。
このとき、西川先生に「全く歯が立たないね!」と声をかけると、「一本ぐらい触れない!」と言っていました。
西村は西川先生のこの素直な言葉が出る人柄が好きなんです!

かって、武道館で年越し稽古に言ったことが有ります。
西村も意気盛んな頃で五段を取ったときでした(32年前)が、柳に風と受け流され、ポコンと打たれていました。
全く相手にされていませんでした。
相手の先生は小柄な女性ほどの体格でした。
小沢丘範師九段、日本剣道連盟の会長でした。
稽古の後、「あなたは何の仕事をしているのかね?」と聞かれました。
「歯医者です。」ち答えると、「歯医者にしては良い腕前だ!」と褒められたことが有ります。

石原先生、小沢先生、両範師とも小柄な女性ほどの体格です。

剣道は相手と何処の次元で対峙するかで、関係性が変わって来ます。
歯科医の只の剣道好きが『心』で対峙すると、高名な範師に引けを取らない稽古が出来ます。
竹刀の当てるところに意識を置くと、赤子の手をひねる様にやられます。
打ち合いに行くと全く歯が立たない。
しかし、『心』で対峙し、『位を落とさない』とそれなりの稽古が出来ます。

師匠の教えを探求して行くと『心』『智』に行き着きます。
師匠、原田先生と初めて竹刀を交えて、28歳の時から63歳までの35年後の先日やっと恩返しが出来ました。
西村の小手面がしっかり決まった瞬間、先生の口から「参った!」の一言を聞きました。

それでもそれは裏が有り、三日前に軽い食当たりにあい、胃が無い先生の体力、気力が極端に落ちていたことが後でわかりました。
先生の『心に気力が無かった!』からでした。
随分前ですが、先生に面が二本は入り有頂天になったことがあります。
その時は、前日奥さんが緊急入院され、稽古当日の朝に病院へ見舞いに行った足で上京された日でした。
先生の『心』は、盛岡の奥さんの病室にあったのです。
先生の『心が虚』であれば、西村でも面が見事に二本入ったのです。

二回ともそれは後で知ったことですが、先生と西村の剣道の関係性にしっかりと結果が出ています。
前日、西村が主幹で母の納骨を京都で行い、兄弟で食事をして大きな満足感に浸った翌朝のことです。
今までで初めて先生に面が入ったのです。
後で、「あの面は良かった!」と褒められました。
前日のことがあり、先生以上に西村の気力が充実してみなぎっていたからでしょう。

段位に関係なく、自分はどのレベルと次元で剣道をするか見定めながら、方向性を持って稽古をするのが大切かと思います。
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Re:全剣連合同稽古会7/27
杉山廣男 [Mail]
2009年8月2日(日)
約束を違え申し訳ありませんでした。出がけに急用が有りばたばたするうちに時間が過ぎてしまい、終わって行っても見学も出来ない時刻になってしまいましたので、諦めました。立会いを拝見出来なかったのは誠に残念ですが、次回拝見出来るのを楽しみにしております。改めて深くお詫び申し上げます。
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Re[2]:全剣連合同稽古会7/27
西村雅興
2009年8月5日(水)
あれだけのことが次に出来るだろうか?
それほどの出来でした。
あなたに話した内容通りで来たのです。
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Re[3]:全剣連合同稽古会7/27
杉山廣男 [Mail]
2009年8月5日(水)
うーん 誠に残念です。 いや、更に磨き上げて拝見させて頂けると確信します。
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