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- 全剣連合同稽古会 4/23 - 西村雅興 [2010年4月24日(土)]



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全剣連合同稽古会 4/23
西村雅興
2010年4月24日(土)
全剣連合同稽古会 4/23

楽しみにしていたが、風邪気味なので見学とした。
先生の控え室での話。
先生の顔にいつもと違う輝いた眼を見た。
先生
「京都大会で審判(立会人)をしろとの連絡があった。
ついては、現役である事が条件なので、立ち会いをする様にとの達しだった。
早く引き上げる予定だったが、急遽切符を取り直した。
相手は鹿児島の児嶋先生という事だ。
これで4回目になるかなあ!」
先生はそれで目が輝いているわけだ。

そこへ野正先生が入って来られた。
髪の毛はフサフサ、顔はつやつや。
とても84歳位とは思えない。
兄弟で八段・・・DNAの勝利だろう!
先生曰く
「この健康は歯医者のおかげだよ。
年に2回はきっちり検診をして、少しでもオカシイところがあれば直ぐに治してもらっているからなあ!」
前に聞いた事があるが、無くした歯は1本のみで、それもブリッジで修復されている。
日本中こんな人ばかりだと歯医者は倒産してしまう・・・西村。

さら先生は原田先生の足を指差しながら曰く。
「あんたはこれがあるから強いよ!
小川忠太郎先生が俺に言った、
原田の足を見ろ、素晴らしいよ!」原田先生の足さばきだ。

そうなんだ!足なんだ!足の動きは捨てきって入る心の決断が決める!

今日は二階席へ行って知り合いと話をした。
彼は西村が原田先生に「参った!」と褒めて頂いた時の状況を未だに鮮明に覚えていると言った。
その時の状態を書いて欲しいと言っておいた。
是非、匿名で結構ですから書いて下さい。

さて、彼に西村が話した。
いずれ書こうと思っていた事だ。
「私は原田先生の体験している『智』の世界を実感したい、その玄妙なる体験をしたいとの思いで先生と稽古を続けて来た。
そして、剣道は何かが悟った!
自分の内なる神仏智を信じきれるかを試しているのだ!
捨てきって入るこの勇気と決断の結果、この後の瞬間は自分自身を信じた自分の叡智に任せる・・・手は勝手に動くはなあ!足はそうはいかない。
この自分を信じ切る世界への手引きが剣道なのだ。
西村の過去三回死んだと思った生き方からそこを悟りそのように生きている。
仕事も人生もいつ死んでも悔いの無い人生を送って来た。
そのため自分を信じきる人間になった。
剣道もあの先生が「参った!」と言った瞬間に、自分を剣道でも信じきった。
結局同じ所に行き着くのだと悟った。
剣道よりも人生・仕事の方がズーッと厳しい修行の連続だったから、剣道よりも先に行き着いたのだ。」

ついでに『先』の意味を体験してもらった。
話では伝わらない『精神エネルギー・意識波動・意念力』を実際に体験してもらった。
最初はいぶかしがったが本当だと信じざるを得なかった様だ。
彼の頭は混乱した様だ。
まるでUFOに遭遇したいみたいだから。
剣道も究めれば『剣豪小説』の様な世界に入って行くのだ。

さて、先生の稽古は金山さんが最後の方で良い面を打っていた。
島野さんも最後に良い面が出ていた。
関根さんも先生の攻めに動ぜず、肚の出来た所が時々見られた。
彼のこの肚が若手八段を悩ませているのを見る事がある。

ある段位、ある年齢に達すると、自分は剣道で何を求めているか?を十分に検討する必要がある。

車中、先生が言った、
「6月に癌の検診をする、これで異常がなければ5年経ったので完治ということだ!」と話されていた。

思い出した!
先生が言われた、
「ある人が、なかなか良い立ち合いをしたと感心してみていたら、別れ際に相手の竹刀を叩き落とした。彼に『もういい加減に剣道をしろ。』と注意をした。」と言った。
『剣道をしろ!』の先生の『心の叫び!』が何なのかを心底理解をすれば良いのだ。

そう言えば・・・
九段範師の小手面が三本入ったことがあった。
「貴男には素晴らしい小手面があるのだ!
しかし、別れ際のあの引き面は頂けない!」と注意を受けた事を思い出した。
貴重な忠告だった!感謝!
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