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- 『剣道』 範士 三橋秀三 - 西村雅興 [2010年5月23日(日)]
剣道の基本! - 西村雅興 [2012年9月20日(木)]
- 『剣道』 範士 三橋秀三 - 西村雅興 [2010年5月23日(日)]



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『剣道』 範士 三橋秀三
西村雅興
2010年5月23日(日)
『剣道』 範士 三橋秀三

西村の師匠が原田先生、その師匠が三橋秀三先生
初版昭和47年 57年第7版の本です。

アマゾンで中古本として手に入れました。
定価2500円、購入金額11000円でした。
本が来ると、自分のルーツをたどる旅をと思ってワクワクした気分で読んで見ました。
しかし、そのワクワク感がない事に気がつきました。
そこに書いてある事は西村にとっては当然の事であって、目新しい物はほとんどなかったのです。
それはそうなのだ、西村は原田先生を研究し続けてほぼ40年間、そこからの発見、教えの積み重ねた結果は当然のことながら、三橋先生への旅でもあったのだから。
西村的にはその事を凄く満足しているが、西村が書いて来た内容を三橋先生の文章で紹介したり、西村が?であった所について書いてみる。
これは読者へのサービスと言うよりは、西村自身の剣道50年の総括である。
先生の引用文章は『 』でくくった。他は西村の意見。

姿勢
『自然に小幅で歩いて止まった時の姿勢である。』
西村は噛み合せと姿勢の研究家である。 
この姿勢について同じ事を書いて来たので先生と一致していた、

上体
『背筋を自然に伸ばす、胸を反らした起立ではない。』
『胸を豊かに開き、両肩をおろす。』
少し小胸を出し、手はタラリとおろすは西村的表現、先生と一致。
そのためには肩甲骨軽く引き、肩の押し出しシロを準備しておく。
『その要領は胸を開いて両肩を後ろに引き、力を抜いて両肩をおろ   し、両腕を前に出して竹刀を保持するように心がけると自然に会得   する事が出来る。』
『首は筋をリラックスさせて、自然に伸ばし、頭を正しく保つ』
『頸反射がよく働くようにしておく事が大切である。』
『頸をやや前に出し気味にし、後筋に力が入らないようにするととも  に、頸を引きすぎない事が肝要である。』 
『宮本武蔵自画像のようにする。』
一般的概念から見ると、戦闘態勢としては緊張に欠いた少しだらしな  いと感じる雰囲気である。
瞬時の動きに備え如何にリラックスが大切かを述べている。
一見格好良さそうでも、ガチガチに緊張している人が大半である。

下肢
『剣道では足八分、手ニ分といわれるようにフットワークが極めて   大切である。』
『軽く踏むことは足の指先に力を入れない事である。』
『足の方向は正しく前方を向いて構えるが、後ろ足を前方に向ける   は指導精神であって、実際はわずかながら外向く事を承知していな   ければならない。』
『膝の曲げ方  膝の関節を少し曲げておかなければならない。
僅かに深く曲げておかなければならない。』
後ろ足の膝折れを戒め、ひかがみを伸ばすの教えがあるが、そのため  伸ばし過ぎる人が多いのが現実である。
西村はひかがみを伸ばす事を意識していたが、あるとき床を掴む、ケ  リしろがない事に気がつき、ふーっと体を沈め、ひかがみが伸びなが  ら膝にたわみを持たし、ストンと重心と丹田が一致する感覚を掴んだ。
重要発見
どうやら西村の意識よりも、三橋先生、原田先生の膝のゆるめは少し強いようである。
だからこそ、あの長い静かな前進の足からの攻めが出来ると判った。
ただし、曲げ過ぎるのは禁物である。

重心の位置
『身体移動は身体の倒れる力(重心)を利用して行うもの       いであるから、移動方向に重心を位置させておく必要がある。』
重心の滑落を意識して体の動きを進める西村の意見と同じ。

竹刀の保持
この本を読んで最高の発見であった。
かって、林先生のビデオを見たとき、柄が余った握り方をしていていた。
先生の師匠が中京大学時代の三橋先生だった。 
西村は古城先生や色んな先生の教え出に違和感を持っていた。
柄頭小指半がけ:これは面布団を打とうと左手を上に上げ、竹刀の先を落とすのには好都合である。 
(面は面布団とする?面は面金越に喉元まで切るが正しい)
柄頭を余すと面金に当たるから、試合的には不利だと思ったのだろう。
しかし、真剣は柄を余して持つ。
少し柄を余すと竹刀は格段に軽く操作出来るし,刃筋かしっかりと立つ・・・試して下さい。
注意事項*審査でこの柄余しを嫌う先生がいるので要注意です。(警視庁関係の先生方)
『左手で柄頭を小指にかけて持ったり、柄頭を一杯に持つのは竹刀の方向を自在に返る事が出来て微妙な技を行うには都合が良く、距離的にも有利であるが、的確な打突が出来ないから不当であると言える。
日本刀を持つ場合は必ず柄を余して持つのはこの為である。
竹刀も日本刀の持ち方と同様である事が望ましく、この意味からも柄は僅かに余して持たなくてはならない。』
柄は僅かに余して持たなくてはならない・・・重要な指示である。

左手の位置
『左拳の位置は臍から約一握り半前下に保つ事を基準とする。』
『基準は基準として、各自に適した位置をとり、各場に適切に変える。』
一般的に竹刀の動きに頼る先生、返しの上手い先生は左手の位置が高い。
間合いによって攻めを重視する先生は左拳の位置が低い。
見た目では胴の下縁にかかりやや下目め、いわゆる丹田に近い位置の前方に当たる。
丹田から発した気とエネルギーが左拳を押し出す事になる。
手をタラリと落とし,竹刀を握るのではなく、保持する程度に持つとその位置に来る。  
やや臍に近いが剣先を相手の左目か喉元に向けて効かすように左手中筋をやや緊張させるとこの位置に納まる。
ここに納まると、足が体を進める動きをしないと手は動かない。
しかし,この位置をキープしている人はほとんどいない。       左手が納まった構えは打気が走ると出来ない構えである。
すべては意識のコントロールである。
打つ事も打たれる事も気にしなくなって、相手との調和と攻めと、緩めの三昧に、法悦境に入れば自然に出来る。
打つ事,守る事を竹刀に委ねると手元が上がって来る。
剣道は打気の頭を後ろに下げ、右肩を引き、右足体重を左腰に乗せ、打気を丹田に納める修行であると認識すれば案外出来る。しかし,竹刀で相手を打ちのめすのが剣道と勘違いいている人には永遠に不可能だ。

今日はとりあえずここまで!    
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剣道の基本!
西村雅興
2012年9月20日(木)
アダルトサイトの書き込みを削除していた。
三橋先生の項目に久しぶりに出会った。
原田先生の師匠だ。
西村は孫弟子にあたる。

三橋先生は長身、原田先生もしかり、西村もそうだ。
この剣風、攻め口を伝えるには杉山さんが最適だ。
彼はこの剣風を身につけつつ有る。

三橋先生の指導法は実に合理的だったと、原田先生が言っていた。
西村の書き込みを参考にしてほしい。
さらに先生の著書を読まれるのも良いかと思います。
竹刀を振る稽古の何倍も腕が上がるかもしれない。
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『剣道』 範士 三橋秀三
西村雅興
2010年5月23日(日)
『剣道』 範士 三橋秀三

西村の師匠が原田先生、その師匠が三橋秀三先生
初版昭和47年 57年第7版の本です。

アマゾンで中古本として手に入れました。
定価2500円、購入金額11000円でした。
本が来ると、自分のルーツをたどる旅をと思ってワクワクした気分で読んで見ました。
しかし、そのワクワク感がない事に気がつきました。
そこに書いてある事は西村にとっては当然の事であって、目新しい物はほとんどなかったのです。
それはそうなのだ、西村は原田先生を研究し続けてほぼ40年間、そこからの発見、教えの積み重ねた結果は当然のことながら、三橋先生への旅でもあったのだから。
西村的にはその事を凄く満足しているが、西村が書いて来た内容を三橋先生の文章で紹介したり、西村が?であった所について書いてみる。
これは読者へのサービスと言うよりは、西村自身の剣道50年の総括である。
先生の引用文章は『 』でくくった。他は西村の意見。

姿勢
『自然に小幅で歩いて止まった時の姿勢である。』
西村は噛み合せと姿勢の研究家である。 
この姿勢について同じ事を書いて来たので先生と一致していた、

上体
『背筋を自然に伸ばす、胸を反らした起立ではない。』
『胸を豊かに開き、両肩をおろす。』
少し小胸を出し、手はタラリとおろすは西村的表現、先生と一致。
そのためには肩甲骨軽く引き、肩の押し出しシロを準備しておく。
『その要領は胸を開いて両肩を後ろに引き、力を抜いて両肩をおろ   し、両腕を前に出して竹刀を保持するように心がけると自然に会得   する事が出来る。』
『首は筋をリラックスさせて、自然に伸ばし、頭を正しく保つ』
『頸反射がよく働くようにしておく事が大切である。』
『頸をやや前に出し気味にし、後筋に力が入らないようにするととも  に、頸を引きすぎない事が肝要である。』 
『宮本武蔵自画像のようにする。』
一般的概念から見ると、戦闘態勢としては緊張に欠いた少しだらしな  いと感じる雰囲気である。
瞬時の動きに備え如何にリラックスが大切かを述べている。
一見格好良さそうでも、ガチガチに緊張している人が大半である。

下肢
『剣道では足八分、手ニ分といわれるようにフットワークが極めて   大切である。』
『軽く踏むことは足の指先に力を入れない事である。』
『足の方向は正しく前方を向いて構えるが、後ろ足を前方に向ける   は指導精神であって、実際はわずかながら外向く事を承知していな   ければならない。』
『膝の曲げ方  膝の関節を少し曲げておかなければならない。
僅かに深く曲げておかなければならない。』
後ろ足の膝折れを戒め、ひかがみを伸ばすの教えがあるが、そのため  伸ばし過ぎる人が多いのが現実である。
西村はひかがみを伸ばす事を意識していたが、あるとき床を掴む、ケ  リしろがない事に気がつき、ふーっと体を沈め、ひかがみが伸びなが  ら膝にたわみを持たし、ストンと重心と丹田が一致する感覚を掴んだ。
重要発見
どうやら西村の意識よりも、三橋先生、原田先生の膝のゆるめは少し強いようである。
だからこそ、あの長い静かな前進の足からの攻めが出来ると判った。
ただし、曲げ過ぎるのは禁物である。

重心の位置
『身体移動は身体の倒れる力(重心)を利用して行うもの       いであるから、移動方向に重心を位置させておく必要がある。』
重心の滑落を意識して体の動きを進める西村の意見と同じ。

竹刀の保持
この本を読んで最高の発見であった。
かって、林先生のビデオを見たとき、柄が余った握り方をしていていた。
先生の師匠が中京大学時代の三橋先生だった。 
西村は古城先生や色んな先生の教え出に違和感を持っていた。
柄頭小指半がけ:これは面布団を打とうと左手を上に上げ、竹刀の先を落とすのには好都合である。 
(面は面布団とする?面は面金越に喉元まで切るが正しい)
柄頭を余すと面金に当たるから、試合的には不利だと思ったのだろう。
しかし、真剣は柄を余して持つ。
少し柄を余すと竹刀は格段に軽く操作出来るし,刃筋かしっかりと立つ・・・試して下さい。
注意事項*審査でこの柄余しを嫌う先生がいるので要注意です。(警視庁関係の先生方)
『左手で柄頭を小指にかけて持ったり、柄頭を一杯に持つのは竹刀の方向を自在に返る事が出来て微妙な技を行うには都合が良く、距離的にも有利であるが、的確な打突が出来ないから不当であると言える。
日本刀を持つ場合は必ず柄を余して持つのはこの為である。
竹刀も日本刀の持ち方と同様である事が望ましく、この意味からも柄は僅かに余して持たなくてはならない。』
柄は僅かに余して持たなくてはならない・・・重要な指示である。

左手の位置
『左拳の位置は臍から約一握り半前下に保つ事を基準とする。』
『基準は基準として、各自に適した位置をとり、各場に適切に変える。』
一般的に竹刀の動きに頼る先生、返しの上手い先生は左手の位置が高い。
間合いによって攻めを重視する先生は左拳の位置が低い。
見た目では胴の下縁にかかりやや下目め、いわゆる丹田に近い位置の前方に当たる。
丹田から発した気とエネルギーが左拳を押し出す事になる。
手をタラリと落とし,竹刀を握るのではなく、保持する程度に持つとその位置に来る。  
やや臍に近いが剣先を相手の左目か喉元に向けて効かすように左手中筋をやや緊張させるとこの位置に納まる。
ここに納まると、足が体を進める動きをしないと手は動かない。
しかし,この位置をキープしている人はほとんどいない。       左手が納まった構えは打気が走ると出来ない構えである。
すべては意識のコントロールである。
打つ事も打たれる事も気にしなくなって、相手との調和と攻めと、緩めの三昧に、法悦境に入れば自然に出来る。
打つ事,守る事を竹刀に委ねると手元が上がって来る。
剣道は打気の頭を後ろに下げ、右肩を引き、右足体重を左腰に乗せ、打気を丹田に納める修行であると認識すれば案外出来る。しかし,竹刀で相手を打ちのめすのが剣道と勘違いいている人には永遠に不可能だ。

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