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- 64才にして剣道の基礎が判って来た! - 西村雅興 [2010年5月27日(木)]



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64才にして剣道の基礎が判って来た!
西村雅興
2010年5月27日(木)
千代田木曜稽古

三橋先生の本を読んで二点改良した。

柄を余す
なるほど手元の収まりが非常に良い。
両手がスラリとタラリと落ち脇が開かない。
腰も開かない。
そこで気がついた。
岩立先生の手元の収まりになった。
椎名先生の手元の収まりになった。
両先生とも柄が短いのだ。
刃筋の通った良い面が打てた。
竹刀操作に一段と切れ味が出て来た、新境地だ・・・・万歳!

左膝の沈みこみを少し強くする。
ヒカガミは当然伸びているが沈みこみを少し増やし、左膝を締めてみた。
すると原田先生流の静かな足からの前進が出来た。
これも新境地だ!

64歳になってやっと剣道の基礎的な動きの準備が判って来た。

足と手の納まり、動きの始発点がやっと判った。
構えはここが基本なのだ!
しかし、ほとんどの剣士は違う事をやっている。

杉山さんと小林さんが最近凄く良くなって来た。
素直に教わる能力がこんなに上達を早める見本だ。
奥野さんが足からの面が冴えて来た。
もうすぐ七段だろう!

今日稽古をされた七段を狙う先生方、今のままで七段は受かると思います。
早く受かりたければ以下の三つをいつも念頭に置いて稽古をして下さい。

六段は面を打ち合って押し込でも、打ち勝てば受かる。
しかし、七段は技前を要求される。

相手を引き出す。
相手の心を動かす。
相手を一瞬虚の状態へ誘い込む。
このどれかが技前の準備に必須事項なのだ。
要は攻め合って『勝って打つ!』が大切だ。

面を攻めて面を取れるには十分な差がないと出来ない。

1-足から攻めは入るのと同時に、相手の竹刀の下から攻める。
相手が小手を意識した瞬間,面を打つ。
門をしっかり閉ざされては入る事は出来ない。 
スッと下を攻めて体を出すと、相手の心は門を少し開き覗き込む。
この瞬間に門からナダレ込む
要は相手が面を守る意識が小手に回った、この一瞬間面を打つ! 

2-竹刀の先で中心を取り合う。
相手が面を守る意識から、剣先の中心の取り合いに意識が移った瞬間、
中心をとった瞬間、相手がこちらの竹刀の先を見た瞬間。
ここが面を打つ時なのだ!

3-十分に攻め合って,一発触発の緊張状態に高めて行く。
後は足から出て『さあ!どうしますか?打てるなら打って下さい!』と心で念じて,身を捧げる『捧身の術』
相手が思わず打ってしまう。
相手の心が動いた瞬間、後は自分の智に任せる。

七段の合格用件は『相手の心を動かして打つ』です。
体の一瞬の出に竹刀先の動きが加わると相手はたじろぐものです。
レスをつける



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