西村的・今年度の剣道の総括
剣道そのものへの興味が失せた年でした。 結局は自分の成長を願って、その良きアドバイス的な発見をするのが剣道と思っていますから、西村的には剣道の稽古は終了です。 原田先生と竹刀を交えなくなった時点で終了でした。
周りを見回すと 誰にも負けない強さを追求する人もある。 試合で勝つ快感を求める人もいる。 負けた悔しさを跳ね返そうとする人もいる。 道場で並ぶ順番に固執して段位がほしい人もいる。 剣道するに理由が無い人もいる。 剣道を健康管理の目的にやっている人もいる。 人の頭を叩いて悦に入る為にやっている人もいる。 ただ楽しいからやっている人もいる。 その他にも色々あるでしょう。
西村もその時々で上記の思いでやっていたこともある。 さて、貴方はどれに当てはまるでしょうか?
ただ言えることは限られた人生の時間、エネルギーの中で、何かを選択したとき、何かを捨てていると言う事実を忘れないことです。
今思うと、西村は何か目標を持つと猪突猛進するタイプでした。 そのために命を危険のさらしていたことすら気がつかず、夫婦の危機に直面していたことすら気がつかず、その他諸々のことを捨てていることすら気がつかな人生を送っていました。 六段を受けて落ちたとき、原田先生からいただいた一通のお手紙で、自分を見直す機会を得て、今生きています。 その意味で、剣道が自分を救ってくれた恩人だと思っています。 しかし、少々のやり過ぎは家族に寂しい思いをさせたとのではないかと反省しています。 その折々に人生の転換を得る救い人に出会って生きてきました。
剣道が皆様方への良い栄養源になります様に。 ふと気がつく所があれば、修正するに勇気を持って下さい。
西村も後14日で66才になります。 何事にもこだわらず、好き勝手に生きたいと思います。 妻にこのように言うと、「パパはとっくに好き勝手に生きているわよ!」と大きな声で言われました。
剣道もこのような境地で楽しんでいます。 特に六段、七段を受験し悩まれている先生方には救いの神の様な存在になっています。 それは原田先生的剣道指導のエッセンスをこのレベルの先生に適応すると、非常に良い効果があるからです。 八段受験にも効果があると思いますが、西村が七段である以上は口幅ったくてあまり言えません。 お悩みの先生は一度西村の指導を受けて下さい。 前もって声をかけて頂ければ、その時は出来るだけ道場に行く様にいたします。 西村の剣道は教育的打突を旨として、指導的な剣道をしています。 西村と立ち会っても剣道は楽しくないかもしれません。 しかし、上記の悩みの先生には抜群の効果のある稽古をいたします。 すなわち剣道コーチとしての稽古は抜群です。
勝負をしたい人には少し怖い剣道になってしまいます。 この稽古をした先生は西村とは二度と竹刀を合わせたくない思いをいたします。 それで極力この剣道は控えております。
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