今日は久々の事だが、体が風の様に動き、一瞬で相手を通り過ぎて面を打っていた。 自分でもいつ打ったのかわからない。 当然、相手も何故面を打たれたのかわからない。 色もなく風すーっと吹く様な感じで打たれたのだ。 相手が言った。 「瞬きをする瞬間に打たれた感じです。」
いつもの西村の言っている事は、攻めて起こして打つ、攻めて緩めて起こして打つ。 打つ前に相手の心を動かして打つ・・・いつもこれを言っている。
しかし、これとは全く次元の違う打が出たのだ。 この様な事は年に一回ぐらい起こる。 打つ前の攻め合いもなく、相手の心を起こす事もなく、体が風になり相手に向かってスーと出ている。 自分の意識とは全く無関係に体が前に出て面を打っている。 西村に意識がないから、相手も何も感じないのだ。 ただ、西村が打って出ていると目は認識するが、当人は全く反応しないのだ。
これは全く説明が出来ない。 無意識が勝手にしたことだから。
いつもは、捨てて入って、相手の反応に無意識が反射的に反応するを言っている。 しかし、今回は相手は構えたまま、西村も構えたまま。 技前の動き、攻め合い、心理作戦等は一切無しだ。 これは究極の極意なのかと思うが説明が出来ない。
Sさん 9月3日から体育館が休館になる・・・剣道が出来ない。 Sさんはそのため、前から西村に聞いていた【松風館】へ稽古に行ったらしい。 そこでの剣道の稽古ぶりに感激していた。 金曜日の基本稽古に行った時の話をした。 あれはキツイですね!30分で音をあげました! 西村が500円入れれば稽古が出来る、有り難い事ですよねと言った。 彼は入門(会員)になったと言った。 彼の剣道は本格的なる事だろう。 六段をとって間もないが、直ぐに七段に受かるだろう。
H君 ない事に、西村に打つ時の左足の事を聞いてきた。 普段、指導をしても聞いていない様な反応だった。 どこかで面を打った時の姿勢について注意を受けた様だ。 丁寧に教えると砂に水がしみ込む様に吸収していった。 求められれば教えるの簡単なのだ。 要は教わる方の準備が出来ていないと伝わらないのだ。
人に教わるタイプの彼ではないが、今日は違った。 教われる人の心が成長したのだ! 剣道上達の秘訣は【教わり上手】なのだ。 〃 【真似上手】 〃 〃 【研究・工夫】 〃 〃 【素直な心】 〃
貴男はどうだろうか?
では、西村はどうかと問えば? 原田先生には【教わり上手】です。 【研究・工夫】は大好きです。 【真似上手】です。 素直な心・・・・?です。
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