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- 佐藤博信先生の訃報に接し思いでを書く。 - 西村雅興 [2014年1月6日(月)]



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佐藤博信先生の訃報に接し思いでを書く。
西村雅興
2014年1月6日(月)
佐藤博信先生の訃報に接し思いでを書く。

佐藤先生のお顔を剣道雑誌で見て、先生の顔の歪みからお口の歯の状態、腕や肩の痛みが観えた。
その後、西村の予測通りに腕を痛めている事を知った。
原田先生に西村が佐藤先生を治せると言って、その内容を先にハガキで送って頂いた。
そのハガキを見られた頃を見計らって、先生のお手紙を出した。
顔の歪み、歯の欠損状況、腕の症状等を書いて送った。
すると先生から電話があった。
「100%手紙に書いてある通りです。
今は主席師範になったばかりで時間が取れないので、一息ついたら治療に伺います。」
これが始まりでした。
西村は誰もが尊敬する剣道界の宝が歯が原因で腕を壊し、明治村にも出場出来ない状況を残念に思っての行動でした。
先生は暫くして来院され、西村が咬合治療をするとすっかり治られた。
そして、明治村に出場され4回目の優勝をされた。
準決勝辺りで原田先生と対戦され、佐藤先生が勝たれた。
西村の治療が原田先生に仇となってしまった。
これを縁に佐藤先生との付き合いが始まった。
その後何年も後の事だった。
先生が「腕が痛くて全く動かない。全剣連の代表でイタリア遠征の団長で出かけるが困っている、何をしても良くならないので困っている。と来院された。
診ると、左上第一小臼歯が縦にひびが入り、ここで噛むとことが出来ず顎の位置がズレてしまっている。
特別な方法で修理したら、その場で腕の痛みが消え、安心してイタリアへ行かれた。
また、それから何年もあとのことだった。
もう俺は剣道が出来ないわ!右肘が痛くて竹刀が振れないと言われた。
丁度その頃九段制が無くなり、先生の目標が消えた頃だった。
その前からーー原田先生みたいな人が九段になるべきだと言っておられた。
気落ちと腕の痛みで意気消沈されていた佐藤先生だった。
そこで、西村が言った「先生!騙されたと思って西村の言う通りに治療させてください、きっと治しますから。」
それは右上の第二大臼歯を抜歯し、顎を左に十二分に動く様にする治療だ。
この治療をすると右腕の肘の痛みは消え、剣道をする気になられた。
このような佐藤博信先生と西村との関係で色んな事が書かれている。
思い出すのはーーー「先生!今年は京都で受けるのかね!」
八段を受ける力があると佐藤先生から認めて頂いた言葉だった。
西村の返事は「私は本業が大切ですから、他に欲は出さない事にしているんです。」
と言った。
でも、力を認めて頂いた言葉は嬉しかった。

ここまで読まれた先生方は『ロゴ検索』で『佐藤』で検索して下さい。
先生と西村のやり取りが書かれています。

検索したら、後ろから(古いものから)読んで下さい。
きっと上達の秘訣、先生を偲ぶ話が多く出てきます。

読まれたら、感想をお書き下さい。
先生を送るハナムケの言葉にしたいと思います。
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