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- 佐藤博信先生を偲んで、過去ログから - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
1-過去ログから - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
2-過去ログから 一瞬のタメ - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
3-過去ログから 攻めの瞬間 - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
4-過去ログから 意識波動を試す - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
5-過去ログから 噛み合わせと運動 - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
6-過去ログから 意識の変化と剣道 - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
7-過去ログから 意識の変化と剣道続き - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
8-過去ログから 意識の変化と剣道続き2 - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
9-過去ログから 佐藤先生に聞く - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
Re:9-過去ログから 佐藤先生に聞く - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
10-過去ログから 佐藤先生に利く剣道形 - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
11-過去ログから  - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
12-過去ログから 闘っていない先生方 - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
Re:12-過去ログから 剣道は何故難しいか・ - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
14-過去ログから 佐藤先生との稽古 - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
15-過去ログから 佐藤先生との稽古 続き - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
16-過去ログから 佐藤先生とゆっくり話をする - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
17-過去ログから 剣道の強さとは? - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
18-過去ログから 佐藤先生と宮崎の稽古 - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
19-過去ログから 佐藤先生のつぶやき - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
20-過去ログから 位が変わるきっかけ - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
21-過去ログから 佐藤先生カナダへ行く - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
22-過去ログから 佐藤先生カナダへ行く続き - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
23-過去ログから 殺気 - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
24-過去ログから 捨てる稽古 - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
25-過去ログから 左踵で受ける - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
26-過去ログから 左踵で受ける - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
27-過去ログから フェード・イン - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
28-過去ログから 八段の受験 - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
29-過去ログから 八段の受験 - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
30-過去ログから   驚異の咬合顎 - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
31-過去ログから   範士八段との稽古 - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
32-過去ログから  相手の動きを読む - 西村雅興 [2014年1月10日(金)]
33-過去ログから  明治村佐藤先生の4回目の優勝の裏 - 西村雅興 [2014年1月11日(土)]
34-過去ログから  佐藤先生の面打 - 西村雅興 [2014年1月11日(土)]
35-過去ログから  佐藤先生の面打 - 西村雅興 [2014年1月11日(土)]
36-過去ログから  佐藤先生の面打 - 西村雅興 [2014年1月11日(土)]
総括 - 西村雅興 [2014年1月11日(土)]
剣道雑誌  佐藤先生記事 - 西村雅興 [2014年1月21日(火)]
 一瞬のタメ+右ヒザを使う - 西村雅興 [2014年1月27日(月)]
過去ログ1-ここから教わる事 - 西村雅興 [2014年1月21日(火)]
用の攻め! - 西村雅興 [2014年1月24日(金)]



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佐藤博信先生を偲んで、過去ログから
西村雅興
2014年1月10日(金)
2004年1月15日  全剣連初稽古

佐藤博信先生と挨拶。
今年は検診と治療に行くと言っておられた。
先生!歯が壊れると手が動かなくなりまうから、早めに検診をと言った。

噛み合わせを見ていないと、チョッと心配だったので1
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1-過去ログから
西村雅興
2014年1月10日(金)
柴山先生が松井先生からいただいた言葉。
『耳を澄ませば音は聞こえてくる。
しかし、相手の心はこちらが耳を澄ましても伝わってはこない。
鐘にしても鳴れ鳴れと思っているだけでは音は出ない。
叩いてこそ鐘は鳴る。
心もしかり。
相手の心を鳴らすには、こちらが物理的に何かを発信して初めて反響する。
どうすれば相手の心は鳴るか、そこを考えて稽古をしなさい。』
・・・・先をとって仕掛けろ!仕掛け方を考ええろ!

西村が岡先生からいただいた言葉。
『そこまで入ってくるなら、相手を動かす算段をしなさい。』
・・・仕掛け方を考えろ!


佐藤博信先生---上級者の剣道
『激しい気争いから打ち間に入り、一瞬のタメを作る。
相手は、ハッと身の危険を感じ、微妙に動く。
そこをどう感じ、どう処理するかである。』
『勘どころをつかんだ打突は、やろうと思えば二度三度、同じようにできるもの』
『覚悟ができていれば相手が見えてきます、。
我慢も出来ます。
つまり、気持で乗ったと言うことです。』
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2-過去ログから 一瞬のタメ
西村雅興
2014年1月10日(金)
久しぶり!
診療室の待合室でしたが、楽しい一時を過ごしました。
あなたは本当に剣道の深い所を理解する能力がある。
おそらく、大学時代に教わった師匠の薫陶宜しく成長したのでしょう。
椎名先生の立ち会いに感激出来るのはたいしたものです。

前回の話の主題は
『ひとーつ→→→ひとーおっつ』
原田源次先生の場合『ひとーーーつ』で『ー』の部分が長いのです。
西村は前回、この『おっ』を足の攻め、体の攻めに入れる話でした。
足の滑り込みの攻めに、『おっ』を追加しての二段攻めです。
普通はこの『おっ』の部分に竹刀で攻めを追加するか、面を見せて追加するかのどちらかです。
この『おっ』は右膝の攻め、腰の入れ込み、体の浮き上げこの三つが攻めに組み込まれる事になります。
この攻めで、心の動かない相手はほとんどいません。
そして、体の攻めで体は万全の体勢を取っています。
如何に相手に打ってこさすか!
相手を起すか!
この工夫です!
佐藤博信先生は竹刀の動きで二段三段と相手の心をお越し、居つかせます。
西村もこれには我慢が出来ませんでした。

結局はボディーランゲッジ、ノンバーバル・コミンケーション、覚醒催眠、深層心理療法の世界です。

今日、ある人が体調の関係で見取り稽古をしていました。
西村が話しかけると。
「先生の動きは横から見るとゆっくりでよく見えます!
しかし、正面に立って対峙すると、それが全く分からない!
相手は先生打たれに行っていますよね!
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3-過去ログから 攻めの瞬間
西村雅興
2014年1月10日(金)
田伐さんDVD有り難うございました。
西村流の見どころを書きます。
感想を載せて下さい。

1-田崎先生が右側の時、右足が床スレスレに滑り入る所。
 ここをスローで何度も見て頭にたたき込んで下さい。
 田崎先生の評価はここの部分の、打つ前に捨てての足からの攻めは入りにあります。
 捨てて入ってくるので色がないのでしょう。
2-岩崎先生の相手
 西村の好きなスッキリとした構えでした、それなりの先生と推察いたします。
 確か二三年前に、同じような構えの先生が居て、岡田さんとその構えに感心いたしま した
 その先生は若くて八段になりました、
 さて、そのお相手の先生は、一瞬の躊躇が岩崎先生に面を決められました。 
 岩崎先生の気力が相手を圧倒したのでしょう。
 
3-椎名先生の攻め合い・・・お互い心が動かないと打てない見本です。
 面を打ったのは・・・おそらく勝負ではなく、一振りもしないで終わるのがイヤだっ たのでしょう。
 同じような場面を聞いた事があります。
 「せっかく京都に来たからには、一本ぐらい打っておかないとねえ!」・・・でした。
 その後、両者が分かれた直ぐ後に、やや左に担いで面を打った時、相手は少し居つい たような気がします。
 相手の油断でしょう。

4-佐藤博信先生の面打ち
 面を打つ前に体の攻め腰の攻めと一緒に必ず、左足が右足の半ばまで引きつけている ところ。
 スーッと右足が出てから左拳が動く。
 面打ちの基本動作がしっかりお手本で出ています。

5-賀来先生の沈み込みからの、相手への内小手。
 面を打つぞと相手をのけ反らせ、下がった手元の内小手を打つ・・・絶妙です!
 西村はこの小手をずいぶん打たれて研究をしました。
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4-過去ログから 意識波動を試す
西村雅興
2014年1月10日(金)
西村の意識波動を受ける感性を原田源次先生、賀来先生、佐藤博伸先生、永松陟先生に実際に試してみた。
皆様、ずば抜けた感性の持ち主でした。
多くの剣士に実際やってみました。
この感性の高い人は七段になりやすい。
これが鈍い人はやっとこ六段で七段へは、相当年を取るまで頑張らないと難しい。
要は相手を察知するアンテナの感度が高いことが素質として大切なのだ。

ある精神世界のリーダーである三国さんと会った時、彼女が言った。
「先生から悲しみの波動が出ている。」
娘が風を引いていて、自宅に残して来たからだ。
彼女が西村の表情筋の無さ、背中が丸まっている(精神状態から来る身体の反応)から判断したのかそれは分からないが、彼女にはそれがピーンと分かるのだ。
「実は心配の波動」だったと思うが。
中小企業の経営者は感性が高い。
一歩判断を間違うと担保になっている自宅から根こそぎ銀行に持っていかれるからだ。
社会の中で、日々真剣勝負の世界で生きている剣士の皆様は、剣道の稽古においてもこの感性を発揮したいものだ。
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5-過去ログから 噛み合わせと運動
西村雅興
2014年1月10日(金)
チョット長いですが、長期に渡り剣道を楽しみたいかたは参考にしてください。
テニス、ゴルフをやる人は比較的に裕福ですが、剣道家は清貧の方が多く余り商売にはなりませんが、いざというときは思い出してください。
トピックスに比較的載っています。

ゴマちゃん
この方面は趣味的にやっている歯科医は沢山います。
マイナーで終わる理由も有るのです。

西村はこの世界では多くの成果を上げています。
それは西村自身が30年間、毎日のように体験してきたからです。
西村の弟子が競輪選手を咬合調整すると、500万円の賞金から翌年は5000万円になりました。
西村が調整した国士舘の大学院生がオリンピック予選で一位で通過しました。
佐藤博信先生の右手の再起を仕上げたのも西村です。
トピックスを見ると判るのですが、最高の舞踊家を救いました。
アゴの位置を少し補正するだけで、3年間のトレーニングに匹敵する成果がその場で上がります。
松井がケガをする一ヶ月前に「松井はケガをするよ。」と数人の人に伝えその通りになりました。
皆様は驚いています。
やり20年ぐらい前になりますが、中日の近藤選手が19歳のデビュー戦で巨人をシャッタアウトした時、ハワイで見た週刊誌から彼の顔の写真を撮っています。
顎咬合学会で近藤選手が方を壊すと予測を発表し、論文にも書きました。
そして、数年後彼は肩を壊し、スポーツ紙をにぎわかせました。
それを伝えてくれたのは、鹿児島の鶴丸先生でした。
「先生の言った通りに近藤は肩を壊したよ!」
中京地区の西村の弟子が当時の星野監督に言ったがそんな馬鹿なとの一言でした。
その他数え上げれば切りがありません。
それらの治療方法は西村の中ではほぼ完結してます。
生かすも殺すも西村の手に平に乗っています。
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6-過去ログから 意識の変化と剣道
西村雅興
2014年1月10日(金)
今日は久し振りに原田源次先生に会えるかと思い武道館へ行く。

午後の患者様は二人しかアポイントをとっていなかった。
ゆっくりしっかり治療をする・・・こんなことばかりしていたら倒産だ!
西村が命を支える患者様が沢山いる。
西村の健康で長生きが多くの人を助ける事になる。
最近は幸せな人生だなあ!と感謝をしながら生きている。
今日は気力は充実して頭も冴えている。
師匠と稽古をしたかった。
いつもなら師匠がいないと防具を着けず見取り稽古しかしない。
最近、深いレベルの意識の変化が本物か、範士八段の大御所に剣道で聞いてみることにした。
それで防具を着けた。
この稽古は青木君が見ていた。

久し振りに、野正範士八段にお願いする。
(お願いではなく気で語り合う。『打つ前に死ねるか?』の鏡になっていただく。)
間合いを取り、意識波動で気を送る。
西村は竹刀を忘れ、気が先生の咽元を攻めている。
先生も容易には出てこない。
暫く膠着状態が続く。
先生が竹刀を巻いてくるが逆らわない。
その後、軽く面をポンと触られた。
参ったとは思わなかったが、先生に余裕が有った。
竹刀を巻かれ、意識が竹刀にとらわれ、先生のポンをかわせなかった。
今思えば、このポンの時スッと体をかわせば西村の余裕勝ちなのだ!
惜しい!その余裕が無かった。
81歳の範士八段の余裕に追いつかなかった。
これが2回ばかりあった。
途中、西村は身を捨て切ってスッと体を前に出した!
先生がどこを突こうがお構いない!
既に西村は死んでいる!
先生は喉元を突いてきたが西村は全く意に介さず、腰を入れてしっかり面を斬る。
先生の竹刀は左咽外を通過し、西村の面がしっかりと決まる。
打つ前に死んだ方が覚悟が出来ている分だけ歩がある。

稽古の後、挨拶に行く。
「あなたは豪快な面を打つねえ!」と褒めていただいた。
「最近、原田源次先生をお見かけしないが寂しいねえ!」と言われた。
「私も今日お会いして新宿までお送りするのを楽しみにしていたのですが。」と話した。
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7-過去ログから 意識の変化と剣道続き
西村雅興
2014年1月10日(金)
次はこれも久し振りに、永松陟範士八段にお願いする。
(お願いと言うよりはお人がらの良さに竹刀で接する気持だ)
私の前に懸かっている人達は、先生の絶妙なる右足の滑り込む攻めはいりに全く気がつかない。
皆様、見事に面を打たれている。
西村の番になった。
先生の心が良く見える!
今までにこんなことは一度もなかった。
先生が先を懸け仕掛けて来るが、西村の竹刀は動かない。
先生の喉元に竹刀が刺さる。
今度は先生は内小手から面に攻め渡ってきた。
西村は動じない。
先生が面に伸ばすがとどかない。
先生は今度は体を大きく出し、本気に面に打って出てくる。
西村はその時先生の攻めは入りに体を合わせ、なおかつ面を指し出す。
先生の面が西村の面をとらえる瞬間、見事に返し胴が決まる。
これは数本有った。
試しに自ら打て出てみたら、簡単摺り上げられ捌かれた。
打って出た方が負けなのだ。
先生は西村に崩される様なヤワな人ではない。
今度は先生の絶妙な右足の攻め入りに合わせて入っていく。
相打ちよりは西村の方に歩が有った。
これが数本有った。
最後の一本の雰囲気になった。
先生の攻めは入りに完全に同調させて入っていく。
自分の身を捧げる・・・棒身なのだ。
さらに頭もやや前に出し、面も打ってくださいと捧げる。
先生の左拳が体からやや前にでて来た。
打つ体勢に入った。
西村の無意識はこの瞬間をとらえ、左拳は一瞬に面を打って出る。
先生の手元は一度、拳を前に出しているから瞬発力に劣る。
手元のテンポが二拍子になっている。
左拳の動きに途中に節が有る。
西村はこの節までの動きをとらえて一瞬の一拍子の左の拳動きで面に出る。
満を持して溜めていた体の捻れ。
二足歩行の原理で左手が体のバランスをとる為に前に出たがっている『留め』をはずすのだ。
左拳を体に留めて体に蓄えられたねじれは一瞬に解放される。
体が勝手に面を打つ。
引き金を引いたのは永松先生だ!
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8-過去ログから 意識の変化と剣道続き2
西村雅興
2014年1月10日(金)
引き金を引いたのは永松先生だ!
先生の攻めは入りから、西村の差し出した面を打とうと無意識が思った瞬間、左拳が10センチほど体から前に出た。
無意識が面打ちの予備動作を起した。
この瞬間、西村から見れば面を打ての合図になる。
先生の無意識の予備動作を西村の無意識の感性がとらえて、面を打てと心が言った。
見事に面が入った。
先生の方が全てにおいて先を取り懸かりを取っている。
西村の方全体として同調しているから『待』なのだ。
しかしこの『待』には『懸かり』が潜んでいる。
『待中懸』
相手を存分に働かせて取る・・柳生流の『活人剣』なのだ。
打つ前に既に死んでいる。
先生の十分な攻めに『面を指し出す』これが呼び水になり、さすがの先生の無意識も動いた。
西村の無意識レベルの反射はこれを見逃さなかった。
自分を守る為に面を一瞬に打ったのだ。
打ち取ろうと思えば打てない!
自分を守る無想剣が身を守ったのだ。
その方便として面を打っている。
もし、竹刀を忘れて居れば、先生の打ちが鋭い時は体は無意識に体を捌き抜き胴になる。
竹刀に意識が行くと身を守り返し胴になる。
何にしても『相手に打たせれば勝ち!』これが剣道なのだ。
しかし、打つ前に死ぬ覚悟があって成り立つ。

稽古の後挨拶に行くと、「最後の面は参った!」と言われた。
先生いわく
「数本良いのが有った。
最後に一本取っておこうと面を打ったら、逆に見事に取られた。
『参った!』と思った。
あの一本は参った!」
西村
『先生の左拳が動くまでの西村の我慢でした。」と言った。
棒身、面へのお誘い、一瞬の我慢比べ・・・覚醒催眠そのものの世界です。

お隣の佐藤博信先生に「お久しぶりです。」と言うと。
「隣で見ていたよ!
(佐藤先生の右が野正先生、左が永松先生)
剣道を楽しんでいたね!」とニコニコしながら話された。

この半年間の体調を壊さんばかりに人生を賭けた悩みに決断した。
『先ず先に死んでから、決断をする。』事が、今日の剣道に見事に反映していた。
島田虎之介・・・の言葉が思い出される。

剣道は心の反映です!
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9-過去ログから 佐藤先生に聞く
西村雅興
2014年1月10日(金)
岡田さんから椎名先生の話を聞き、いつかは稽古をお願いしょうかと思っていました。
しかし、見事な剣道を拝見していくうちに稽古は遠のきました。
イメージ、心の中で何としても攻略の道が発見できませんでしたからです。
見ているだけで楽しいのでそれで良いか・・・と思っていました。
数年前に「佐藤博信先生に椎名先生の攻略方法は何でしょう?。」と聞いた事があります。
「うん!突きからせめるかな。」と言われました。
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Re:9-過去ログから 佐藤先生に聞く
西村雅興
2014年1月10日(金)
実際
椎名先生と稽古をして、面を見せて胴と思ったが、一瞬早く面を打たれた。

次回の稽古
面を見せて体を左に捌く、絶対的自信の胴を打とうと思って臨んだ。
しかし、その瞬間小手に切っていた。
椎名先生参ったの合い図で小手を挙げた。
頭で考えないで身体に任せておいた方が石火の打ちができる見本だ。
要は捨てて、後は『智』にまかす事だ。
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10-過去ログから 佐藤先生に利く剣道形
西村雅興
2014年1月10日(金)
誰もが思う疑問
先に打って出た方がなぜ負けるの
剣道形を習って、実際の剣道に役立つの
なぜ、小太刀があるの
機を見て・・・と言うけどそれは具体的に何なの
どうして!打ち太刀が先に打つの
打ってきたのを待っていたら、間にあわないよ!
疑問だらけの意味が分からない剣道形を何故昇段試験に入れるの。
礼が大切だと言うのに、試験の時は礼を省略したりするの。
いつも付けたし程度にしかやっていないのは何故。
こんな質問をしても誰も答えてくれない。
・・・・
こんな剣道形を稽古する気がしますか。
58才の西村がそんな感情を持っているのです。
少年たちはどう考えていると思いますか。
アンケートを取れば、面白い結果がでると思うよ!!!!!西村。

佐藤博信先生に言ったことがある。
「先生!後の先の意味を二三段までに、特に若い人に理解ができるでしょうか。
引きだして打つなんて、高段者の技術ですよ。
子供には教えるなんて無理ですよ。」

先生が言った。
「その通りだ。
レベル別の形稽古があってよいのだ!
警視庁は実践的な形稽古を持っているよ。」
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11-過去ログから 
西村雅興
2014年1月10日(金)
剣道日本11月号 佐藤博信先生談から

西村がいつも書いている事が、博信先生の文章に出ています。
ページ61全体、特に下段の中半分の後半。
右足を出しながら体を入れていくということは、覚悟を決めて〜〜
佐藤先生が解りやすく、懇切丁寧に話されています。
やはり指導者としても超一流だと感心する所です。
教育関係の先生は説明が上手い、警察関係の先生はそこが今一の所が有りました。
佐藤先生はその人柄と剣道を愛する心が、このような分かり安い説明になるのだと、改めて惚れ直しました。

結局は打つ前に死ぬ、己を捨てる事です。
相手の打ちを迎えに行く形・・・その後、無意識の反射に任せる事です。
ページ124 一川一先生のお父さんの一川格納の文章。
無為の技、いわゆる作為の無い自然に出た技・・・剣の妙
神妙剣・無想剣の世界です。
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12-過去ログから 闘っていない先生方
西村雅興
2014年1月10日(金)
青木君が来ていたので観覧席へ上がり、見取り楽しみとした。
前回の佐藤先生との稽古はそこにいた他の先生も見ていた様だ。
この時の稽古の評価は良かったようだ!
青木君が言う
「椎名先生と近(こん)先生の二人の部分は雰囲気が全く違う。
しっとりとした雰囲気がある!」
西村が言った
「二人とも坊さんが竹刀を持ったようなものだから。」
そうなのだ、この二人は相手を見ているが、決して闘っていない。
椎名先生は相手が参ったと打たれに来る様に、覚醒催眠に引き込んでいる。
近先生は相手の前にただ立っているだけなのだ。
攻めも引きもしないのだ。
相手が勝手に我慢が出来ずに打ってくるところを軽く捌くだけだ。
二人は並の八段と全く違う精神状態で剣道をしている。
その他の先生方はグイグイと攻めて打ち合っている。
ただ、佐藤博信先生だけは相手にホイ!ホイ!打てよと合図しながら捌いている。

椎名先生が範士に懸かっていた。
懸かっていたのでは無く対峙していた。
しっとりと落ち着いて姿がよい。
相手を起すにはやはり面を見せてスッと入っていっている。
いわゆる『捧身』だ!
範士の心が動いていた。
椎名先生は今日も「参った!」を感じさせる範士に出合わなかった様だ。
その後、佐藤博信先生と稽古をしていた。
佐藤先生の三段攻めにはさすがの椎名先生も少し戸惑っていたようだ。
でも『参った!』は無かっただろう。
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Re:12-過去ログから 剣道は何故難しいか・
西村雅興
2014年1月10日(金)
さて、西村は辛口の表現をすると思われるかもしれない。

何故、剣道は難しいか?
片手で刃物を振り回す・・・小太刀護身道(スポーツチャンバラ)の様な競技では、ただ稽古を積み重ね、強い人の真似をし、感性を高めれば案外うまくいく。
剣道は実際にはもっと重い刀を、軽く長い、しかも柄が長い竹刀を代用品として刀の様に操作をしたいと思う所に矛盾が有り、本来は歩み足で行うべき武術を今風の足の捌きにしている。
さらに得物を両手で持っているから身体の動きが制限され体の機能的運用が難しくなっている。
そして、打突部位の限定、姿勢、竹刀の当たる部位・・・等の制約を求めている。
竹刀当てゲームならば何等問題が無いが、昇段を重ねるに従い、刀的操作、当てるから打つ、さらに斬る要素の要求が強くなる。
スポーツチャンバラでは一切要求されない、正々堂々、立派な姿勢、気剣体一致・・
の要素の要求が強くなる。
(スポーツチャンバラでは自分が安全で、相手の攻撃能力が無くなったことが唯一勝つ条件である。)
剣術的要素の、術が道に置き換わった時点で本能に任せては難しくなった。

そこで、剣道的要素を十分満たした方法を熟達者に指導をお願いするしか無くなる。
「剣道は制約が多い、だから長くやっている人が有利になるんだよ!」
これは佐藤博信先生から聞いた言葉だ。
剣道的制約がしっかり身に付いた人が有利になるということだ。
それにはこの条件を十分満たした人に指導を受けるのが得策なのだ。

しかし、剣道家の特性として、自立志向の人が多い。
道場の様な指導者がしっかりしている処に入ればよいが、開放型の体育館の環境では難しくなる。

普段は誰か師匠を持ち、持続的に指導を受け、出稽古的に体育館的な処で稽古をする二本立てなら話は別だ。
このような方は結構上手くいっている様だ。
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14-過去ログから 佐藤先生との稽古
西村雅興
2014年1月10日(金)
今日は珍しく、佐藤博信先生にお願いする。
西村の前は警視庁の武専の人がずらりと並んでいた。
武専の連中の竹刀は柳に風とかすりもしていなかった。

雑誌で、先生の話の内容『相手の懐に飛び込んで相手を動かす』
・・・・この内容を西村が先生に実践してみたかったからだ。
これは西村のお得意なのだ。

最初はしっとりと対話をしている感じで見つめあう。
先生の攻めの手口は判っている。
しかし、しっとり構えている西村には攻めにくそうだ。
先生どうされますかと?と一気に斬り間に入る。
ほとんどはここで打ってしまって簡単に捌かれる。
西村は身を捨てて相手に問う。
先生は先ほどと同じように、来たかと手元を上げ面を捌く手元になる。
この時、小手が入る。
ズッと深く攻め入った時、先生が大きく受けようと手元が上がる。
西村の突きが入る。
さすがに面は打たせて貰えなかった。
その後お互いに攻めあぐね良いとこなし。
終始、気と体で先をとって捨てて入れた。
さすがの佐藤先生も手元が動く。
しかし、快心の面と思っても、打って出た面は見事に捌かれる。
剣道は打って出るものではない。
剣道は相手の手元を動かし【心を動かし】て初めてなりたつものだ。

稽古の後の礼で、佐藤先生が「攻めて打てば簡単だったが・・・」言われた。

!!これは良い稽古の証明の言葉だ!1
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15-過去ログから 佐藤先生との稽古 続き
西村雅興
2014年1月10日(金)
礼の後
沖田先生が今日の佐藤先生との稽古は良かった、面も入っていたよと褒めてくれた。
寺地は警視庁の大先輩の意識が強くて簡単に捌かれていたよ。
おれも大友先生にかかるとそうなってしまう・・・言っていた。
西村は私にはそのように位を下げる気持が全くないと言った。
人生の修羅場を戦場の様に駆け抜けた西村には当然なのだ。

剣道は竹刀を交えた全人格的な波動の語らいなのだと思う。

剣道は自己の確立を目指す修行だ!
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16-過去ログから 佐藤先生とゆっくり話をする
西村雅興
2014年1月10日(金)
佐藤博信先生とお話し。

今日は先生が歯の点検で来院された。
3年ぶりなのだ。
便りの無いのは良い便りだった様だ。
思えば、西村が剣道雑誌で先生の写真を見て、気の毒にと先生の肩の症状が診て取れたのが始めだ。
その後、風の便りで肩の手術もされた聞き、その為明治村の選に漏れていたと聞く。
西村が原田源次先生から先に手紙を出していただき、その後に西村が先生の口腔内状況を手紙で送り、書いてあることが100%その通りとお云うことで来院された。
肩は正常に動くように治りその年の明治村の八段選で4回目の優勝をされた。
その後しばらくたって、イタリアへ団長で行くのだが左手が動かなくなった。
何をやってもダメで、再度来院されすぐに肩は治した。
それから叉しばらくたって、治療することがあった。
その時、九段位制が無くなったこと、今度は右ヒジが痛みが強くなったこと等で、
「俺はもう剣道をやめようかと思う。」と西村につぶやかれた。
西村が言った。
「剣道界は先生の様な実力者で、人柄の良い人が長く剣道をされる事が一番大切なことです。黙ってこの一本の歯を抜かせて下さい、そうするとヒジの痛みが楽になります。」
先生は「お任せします。」と言われた。
その後元気に剣道をされている。
癌の手術、心臓のバイパス手術を乗り越え健在である。
最近の剣道雑誌での活躍の様子を見て、西村は日本剣道界の陰の功労者と、自画自賛をしている。

帰り際に、佐藤先生が「原田源次先生から一通のハガキがきた、それが縁の始めだった!本当に良い縁に出あった、お陰で助かった!」と感慨ふかげに言われた。
西村「見知らぬ人からの手紙ではその気にならないでしょうから、原田源次先生にお願いして先に連絡をしていただきました。」
先生「本当に原田先生には感謝をしています。あれほどの先生こそ九段位になるべきだ。」と言われた。
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17-過去ログから 剣道の強さとは?
西村雅興
2014年1月10日(金)
全日本選手権で地方の県の警察官選手が佐藤博信先生に勝ってしまって驚いていた。弟子が先生に勝ってしまった様なものだ。

明治村八段戦も一番年若い人達で優勝を争っている。
この年齢で2才も違えば身体的差が大きい。
稽古ではお願いしている立場で試合には勝つ・・・剣道の不思議!

全日本選手権の記念大会で中倉清先生が日本を代表する選手と稽古を披露した。
中倉先生には全く歯が立たないのだ。
ビデオで中倉先生と当時大阪府警の首席師範との稽古を観た。
圧倒的に中倉先生の優位な稽古だった。
このことを佐藤博信先生に聞いた事がある。
現役の大阪府警の主席師範が何故手も足もでないのですか?
それは力が相当差があるからなあ!
今の西村には十分理解が出来るが、当時そのことが疑問であった。
西村の剣道の理解レベルがその程度であったと言う事だ、

京都の朝稽古で石原忠美先生と西川先生の稽古の様子を見た。
申し合わせの稽古をしている様に、西川先生の竹刀が全く石原先生に触れる事すらできないのだ。
稽古終了の太鼓がドンドンと鳴ったとき、石原先生は西川先生のの竹刀の先をポンと軽く打ちそのまま面に伸びて見事に打たれた。
先生との稽古から帰る途中の西川先生に、「打てないねえ!」と西村が言うと、
少しぐらい触れてもいいのに・・・と西川先生は言った。

古川先生が全く動く事すら出来ずに、賀来先生に大きなゆったりとした面を打たれた。それも3本もだ。
賀来先生が言った。
「西村がビデオで撮っている。
あいつは一本では信用しよらんから、三本打っておいた。」

西川先生、古川先生、若手剣士の日本を代表する先生方だ。
しかし、稽古ではこの通りなのだ。
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18-過去ログから 佐藤先生と宮崎の稽古
西村雅興
2014年1月10日(金)

こぼれ話!

先日、佐藤博信先生と話をした。
西村
「先生、この間の武道館で宮崎先生と稽古をされたようですね。
青木と云うのがその様子を見て、宮崎先生も佐藤先生の間合いになかなか入れなかった様なことを言っていました。
スピードで飛んで行っても簡単に返されているみたいですね。」
佐藤先生
「宮崎とは初めての稽古だ。
前から彼とは一度やってみたいと思っていたんだ。
なるほど、それだけの事はある。
気がつくと目の前にまで体を入れ込んでいた。
面を数本触られたよ!
やはり大したもんだね!」
ニコニコ嬉しそうに話された。

佐藤先生には警視庁の名のある剣士が懸かっているのをみたが、竹刀がどこにも触れないのが現状だ。
竹刀が佐藤先生の面に届くのは、宮崎先生はさすがなんだろう!
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19-過去ログから 佐藤先生のつぶやき
西村雅興
2014年1月10日(金)
佐藤先生が言った。
「原田先生の動きのは角がないねえ!」
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20-過去ログから 位が変わるきっかけ
西村雅興
2014年1月10日(金)
さて、今回65歳で八段に受かった林先生が珍しく倉沢九段にお願いしていた。結構我慢の良い稽古をしていた。
次に原田先生との稽古を観て驚いた、位を落とさずに頑張っていた。
それだけではなく、捨てる所も良く、見直してしまった。
西村の知っている林先生ではなかった。
何が有ったか知らないが、剣風が見事に変わっていた。
何か心境に大きな変化が会ったのだろう。
これなら60歳を超えた中ではピカイチだっただろうと思った。
八段の合格も当然とうなずた西村でした。

車中、原田先生も「今日の中で一番良かった!我慢も良く良いところで捨てきった!」と褒めていた。
八段に受かったからこのような稽古が出来たのか?
このような稽古が範師相手に出来るようになったから八段に受かったのか?
西村は後者だと思う。
剣道雑誌の付録のDVDに佐藤範師相手に出演していた。
西村の推測ではこれも大きな切っ掛けかと思う。
要は剣道は心が変わらなければ、スポーツレベルの上達でしかないのだ。
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21-過去ログから 佐藤先生カナダへ行く
西村雅興
2014年1月10日(金)
熊ちゃん、こと朝岡先生。
今日は佐藤博信先生と治療のあと、ゆっくり話をする機会がありました。

西村
「先生!カナダの朝岡先生をご存知ですか。
今年の五月の京都でお会いしたんですが、この方の剣道に対する考え方が素晴らしかったんです。
それはそれで驚いたのですが、翌朝、先生が息子さんと稽古をしているにこれまたびっくりしました。
息子さの剣道は正統派の剣道で、まさしくプロの風格でした。
朝岡先生は日本でやっていったのですから、その努力や思いでそこまで行かれたのは理解出来ます。
しかし、カナダ生まれのカナダ育ちで、日本人でも難しいレベルの剣道をしている姿には驚愕しました。
後で聞くと、『兄貴はもっと強い、俺も勝てない。』と言われました。
親の剣道の思いを、息子さんがしっかり、より以上に引き継いでいる姿には涙が出ましたよ。」

佐藤先生
「あいつは生意気で、正直で良いヤツだよ!
昔、俺がカナダへ一週間いった時、息子二人と三人で付いて歩いていたよ。
どうして付いてくるのかと聞いたらあいつが言った。
『日本から八段の先生が来られるが、打つことは出来る。
しかし、先生には全く歯が立たないので、教わるしか無いと思って付いて歩いています。』と言ったよ。
息子が中学生の時、二人で日本に来たとき一ヶ月間警視庁で稽古をしたよ。
オイ!大丈夫かと聞くと『体は高校生並です。根性もあるから大丈夫です。」
と言ったよ。
当時、伊藤に世話をさせたんだ。
警視庁の近くに道場を持っていた西山先生に泊めてもらったんだ。
立派に稽古をして帰ったよ。
日本に来ているなら会いたかったなあ!
一緒に八段に受かったもう一人の先生も俺が可愛がっていた一人だ。
彼も大きな病気をして一皮むけたんだろうな!」
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22-過去ログから 佐藤先生カナダへ行く続き
西村雅興
2014年1月10日(金)
西村
「剣道への思いが世界へ脈々と広がり、子孫に伝わっているのを目の当たりにして、本当に感激しましたよ。
それから、奥様が日本に来られる直前に亡くなられたそうです。
先生と二人で話をしている中で、先生は入院中に奥様と、しっかりと悔い無き別れを済ませている・・・なかなか出来ないことです。
原田源次先生もそうです、佐藤先生もそうです。
病気になっても病人になりませんね!
朝岡先生も病気になっても病人になりませんね!
剣道で養った人生観がしっかりと命を支えていますね。
西村も見習います。」

治療の都合で、明日も、来週も佐藤先生にお会いします。
朝岡先生から佐藤先生へメッセージがありましたら、プリントをしてお渡しいたします。
掲示板でも直接でもメールをください。
京都で話せなかった思いを、西村がメッセンジャー・ボーイを勤めます。
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23-過去ログから 殺気
西村雅興
2014年1月10日(金)
今日、柴原さん(超能力者)に言われた。
「先生の剣道にはマダ殺気が有る。
これが抜ければ八段に受かる!」
当たっているだけに・・・・・西村うなだれる。
剣道最後の心の修業かな!
最近、少し分かってきた!
ここからが始まりか・・・。

そう言えば・・
佐藤博信先生が挨拶に来た人に話をしていた。
「あなたは怖い顔して、打ちに来る。
それはイヤだから、こちらは打たれないようにするわな。
もっと肩の力を抜いて、柔らかく、相手が怖がらないように打てば入るよ!
剣道はもっと楽にやりましょう。」
耳の痛い、有りがたい話だ!
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24-過去ログから 捨てる稽古
西村雅興
2014年1月10日(金)
さて、先生と蹲踞の立った感じは、圧力を感じない。
お互いの攻め合いで、西村が気を飛ばすと先生は胴に手元を返しにかかる。
そこを、滑落を使った小手が決まる。
京都の時と同じ小手だ。
初太刀一本が入ったので、いつもの様な稽古にはいる。
もう少しと言うところが二本ぐらい入る。
「一本」と言われ、その後面が入るが少し軽いので、「もう一本」と言われる。
今度は、機会に合わせて捨てて打つことに決める。
見事な胴を取られる、そのような見事に面に捨てて打った。
それでも、そのような面を打った自分に満足している。
これが先生に打ち込む、最後の一振りと思って打った。
涙が出るほど嬉しい稽古であった。

帰りの車の中で、西村が言った。
「先生に攻め入って、手元を時分からあげないと思っていたのですが、面に出て見事に胴を打たれました。」と
原田先生が言った。
「あれで良い!そこで打てなくなってしまうと終わりだ!」
「あそこで打てなくなると、捨て所を勉強できなく後退してしまう。」
「これは上にかからないと、出来ない稽古だ。」
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25-過去ログから 左踵で受ける
西村雅興
2014年1月10日(金)
今度は相手が体を進め、又は上体を倒し打ち間に入ってきたときの事です。
ここで、一歩下がって縁を切れば、試合は良しとしても審査ではこの時点で攻め負けと取られ自分は確実に落ちます。

この時どうすれば良いか。
足の位置はそのままで、左踵を少し下げ体重をそこに懸けます。
そうすると、左足に溜めができ、バネを絞った状態になります。
相手が手元を上げて打とうとする瞬間に出小手を取れます。

これは佐藤先生と井上先生の明治村での一戦で、佐藤先生が体と剣先で攻め入った瞬間、井上先生は左踵を下げ次の攻撃の準備をしました。
気分で云うと「そう来るか!」と余裕を持った、足幅内での左足への体重移動でそれを十分受け止めたのです。
佐藤先生がそこで面を打ちに行こうと、手元を上げた瞬間井上先生の左足のバネがはじけ体が進み、小手を打ちます。
足幅内での間合を盗む高度な技です。
しかし、相手より精神的に優位に立っていないと出来ません。
佐藤先生の方が戦歴は上ですが、佐藤先生が井上先生をかっているのは此の様な小手を打たれたからでしょう。

これと全く同じ試合が京都大会の佐藤先生に立ち会いで見ました。
剣道の雑誌にも大きな写真でその小手を打った瞬間を載せていました。
佐藤先生の見事な出ゴテ決まっていました。
ビデオで見ると全く同じ動き、『左踵で相手を受ける』でした。
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26-過去ログから 左踵で受ける
西村雅興
2014年1月10日(金)
2003年の書き込みから

佐藤博信先生・範士八段

先生がかって朝のテレビ番組で剣道の動きを読む番組で出演されました。
ある人が打つとき、それが面か小手か胴かを早読みのスイッチを押すのです。
佐藤先生は圧倒的に早く、正確にそれを言い当てられるのです。
西村が『予備動作を読む。』と言っていますが、それが勘が良いと言うレベルにまでなっているのです。
そして、相手の目を通して、相手の心までも読めるレベルなのです。

先生の言われる『見ることは誰にでも出来ます。それを脳、神経に響かせる事です。簡単に言えば勘が働いているかと言うことになります。』
西村の書き込みは、勘が鈍くても知識として前もって予備動作の事を理解しておけば、この勘センサーが鋭くなる手助けをしています。

目線をそらさず相手を真っ直ぐに見ることは、自分の全てを相手にぶつけるということです。
途中略
この目力を意識した稽古を続ければ、意識しない人と雲泥の差がつくはずです。


先生には時々稽古を頂きます。
西村が先生の歯の主治医なので、剣道では大先生ですが、先生の歯を通しての健康は西村の手の中にあります。
その意味も手伝って、先生から目をそらさず、睨まず稽古が出来ます。
大先生に臆せず、丁々発止と稽古をさせて頂いています。
先生が言います。
「西村先生は、一味違う稽古をする!」と誉めて頂きました。

先生と稽古をして難しいのは、殺気がなく緩やかに包み込まれる様としてしまうことです。
先生が今回言われているように、気を柔らかくして殺気を消す。
この柔らかさに相手が参ってしまうのです。
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27-過去ログから フェード・イン
西村雅興
2014年1月10日(金)
エフェクト効果は像の全体の濃度が段々薄くなって行くのが、最近のビデオ等の編集などでおなじみです。

皆様にこんな経験が有ると思います。
先生と稽古をしていると、先生が急に大きく見えてきて慌てて対応するが間に合わない。
七年程前のこと、佐藤博信先生と京都の朝稽古でこれを感じました。
しっかりと先生を見ているのだが、急に目の前に大きく現れ居着いてしまい何も出来ずに面を打たれた。
これはフェード・イン(溶明技法)次第に何かは感じているのだが、はっきりとした節目がないので、筋肉が反応しなくて、気がついた時は目の前であった。
剣道ではこの攻めが非常に有効である。
若い時の剣道は身体能力、感性、反射神経で稽古、試合を行う。
弾ける様な動きで、相手を圧倒して勝つ場合が多い。
相手が攻めを懸けているとき、こちらはこの相手の筋肉が一瞬緊張して弾けるのを待っている。
その一瞬を察知し、その裏をかいて対応すべき体勢でいる。
これは反射神経の訓練で相当稽古をして、その反応が磨ぎすさまれている。
この世界を伸ばした方が試合に強い時期が有る。
しかし、この一瞬が無く、ズルズルと入り込まれてしま攻めがある。
どういう訳か嵌まってしまう。
即ち、理合の運用によって勝負が決する段階になって来る。
その、理合の一部としての方法である。
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28-過去ログから 八段の受験
西村雅興
2014年1月10日(金)
段位は素質、稽古量などの人間の価値と関係ない所の評価も多いですから、目指す目標段位も気をつけないといけない様です。
記念受験なら良いですが、本気にやると身の程知らずと云うことになります。
佐藤先生が有る地方の有力者が「八段、八段」といつも騒いでおられるので、「もう貴方の剣道は十分立派ですから!」といても聞かないそうです。
見栄のために試験を受けている様です。
それの度が過ぎるとみっともないと言っておられました。
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29-過去ログから 八段の受験
西村雅興
2014年1月10日(金)
今日、八段合格者の話しが特集であった。
読めば読むほど味わい深い人生を感じた。

八段への道筋が書いてあった。
なぜ!八段が受かるまで剣道をやり通す必要が有ったか、が書いてないので判らない。
ここに至るエネルギーの源を見ることが剣道なのだが。
西村が勉強をしてきたのはここの所だった。
本当に大切なのはここなのだが。
1%が成功者で、受験生の99%は敗者なのか。
自分にとって受ける意味を良く考えた人が成功者なのだ。

先日、
佐藤博信先生が
「先生!今年京都へ行きますか。」
西村
「ハイ行きます。」
佐藤先生
「それでは、準備万端怠り無しだね!」
と言って下さいました。
西村
「ああ!八段を受けることですか。
今年から、受けれますが、五年間先にしました。
仕事、家族と守るべき優先するものがありますから。
五年後、体に不調が無ければ受ける積もりです。」
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30-過去ログから   驚異の咬合顎
西村雅興
2014年1月10日(金)
土曜稽古は午前中に歯の噛み合わせを少し変えた。
十分調整しないで行き、尚且つ昼食をとり、行く途中の車の中で眠ってしまった。
身体は休憩タイムに突入してしまっていた。
噛み合わせが合っていないせいか、40分経ったころから腰と背中が痛くなる。
それでも60分頑張ったが、その後30分を稽古したからたまらない。
腰と背中の筋肉がバンバンに張ってしまい、ヒザが立てないほどきつくなった。
こういう時は、行っても見取り稽古をするものだ!!!反省。
夜は家族でイクスペアリへ映画に行く、椅子に座っているだけで背中と腰が痛い。
これに懲りて日曜日に身体をほぐす。
針、瀉血、気功整体、吸角、体操、水泳、サウナとフルコースで身体をほぐす。
今日、昼休みに妻に腰の痛いところら瀉血をしてもらう。
少し腰がシャンとする。
午後再度噛み合わせを調整、しっかりドンピシャと決る。
その瞬間から、身体は別人のように爽快になりいつでも臨戦態勢の準備完了。
その瞬間から弱い七段から八段をしのぐ身体に変身。
まるで噛み合わせで、仮面ライダーの様に変身する。
それが『驚異の咬合学だ!』
今日の午前中は佐藤博信先生の治療。
噛みあわせと剣道の話しから、永松陟先生の話しになった。
先生が一時噛み合わせがしっくり行っていないときがあった。
身体が歪みかけていた。
それで、西村が義歯で先生の顎、頚椎、姿勢をほぼ100%仕上げた話しをした。
すると佐藤先生が言った。
「それで分かった!
あの先生は私より年上だが、病気はしない、あちらが痛いこちらが痛いなどの話しは聞いたことがない!
何であんなに健康なのだろうと思っていた!
先生が噛み合わせを完全にしたのか、それでか!」

さて、このしっかりとした身体と冴えた意識で武道館へ行く。
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31-過去ログから   範士八段との稽古
西村雅興
2014年1月10日(金)
今日は佐藤先生が検診で来院。

先日の稽古は、西村が一味違った稽古をするので楽しかったと云うことだった。

前に先生が「俺はもう剣道をやめようかと思う。」と云われた。
そのとき西村が
「先生!人柄が良くて強い人が長く剣道を続けて良い影響を残さないと!」
「先生の体調を良くしますから、特に右の頸から肩、肘にかけては間違いなく良くします。」
「その代わりに右上の第二大臼歯とその後ろに骨を削らして下さい。」
佐藤先生が
「宜しく頼むわ!」といわれ手術をした。
今日は
「先生!あの時歯を抜いて、骨を削ってもらったお蔭ですっかり頭痛も消え、肩も楽になった。本当に有り難うございます。」といわれた。

西村
「先生!大体の範士には稽古をつけてもらいました。
気位で負けなければ、そう打たれるものではないですね!」
佐藤先生
「そうだよ!その辺りが剣道だよ!
先生なら、ほとんどの範士に先生に何とかなったろう!
範士も色々あるからなあ!」
西村
「そうですね!〜〜範士、〜範士、色々やりましたが、何とかなるものです。
気位で自分の人生をぶつけて行けばいいんですから。
打っていけば捌かれますが、打ちあう前は人生の自信ですから。
先生を先に打たせれば、こちらの物です。
そう引けは取りませんでした。
ここの中身は実名が出るので省略。」
「七十歳以上で八段を取られた先生は、ほとんどが西村の手のひらで転ばされました。」

「只一つ、橋本先生との二回目の稽古で、攻め合いの途中で一瞬ひるんだ所を面に打たれたのが、悔いが残ります。」
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32-過去ログから  相手の動きを読む
西村雅興
2014年1月10日(金)
早速テレビをつけてみると、『剣道の極意』でした。
剣道の達人の佐藤博信先生と若い学生との剣道の違いから、極意を見つける番組でした。

その一:体重は上下しないで打つ。
    佐藤先生の腰は真っ直ぐに前に前進しているが、学生は一度重心を下げそして蹴って打っている。
その二:竹刀は緩やかに握ってスナップを利かす。
    佐藤先生は軽く打っても大きな衝撃を記録した。
その三:忘れました!

佐藤先生は「俺はもう剣道を止める。」と言われたのを、西村が身体を整えて思い返してもらった。
てでビデ拝見すると御元気そうでした。


これからが本題です。
先生、学生、素人の三人早押しクイズ
「さて、この人はどこを打つのでしょうか?」でした。

佐藤先生はあっという間にボタンを押した。
「それは、胴です。」

司会者が「何故判りましたか?」の質問に先生は次の様に答えた。
「竹刀の先がやや右の方を向きながら上がって行く。
これは胴を打つための準備に、そのようにやや回転させて振りかぶるから判る。」
「おなじく、面は真っ直ぐ前に伸びて来るので分かる。」

このように、意識が働くと身体はその目的に適う様に動く。
その動きの過程の早期に起こる動きを察知すれば、相手の裏をかける。
だから、打つところを決めて打ちに行けば、決めたとほぼ同時に相手に察知される。
打つところを決めたとほぼ同時に身体はその方向に動くから、その動きをとめる事はできない。
結論は打って出れば打たれる。

次に、佐藤先生の動きから剣道の素人の司会者が、佐藤先生の打ちを早期に当てた。
名人の色が出にくい打ちの早期の段階で、素人が当てたから面白い。
このように、打つところを決めて打っていくと、名人でも素人に見破られるということです。

しかし、それはテレビの、モニターで見ているから冷静に判るので、実際に面を着けて正面に立つとそうは行かない。

剣道が未熟な内は、相手の動きを早期に察知できないから、先に打って出たほうが当たる率は高い。
高段者になるとその察知能力が高いから、左手をあげて打って出たほうが負けとなる。

そこで、体で先を懸け、剣が待で、相手を引きだし、相手の動きを察知し対応する。
『相手に従っての勝ち。』となる。
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33-過去ログから  明治村佐藤先生の4回目の優勝の裏
西村雅興
2014年1月11日(土)
佐藤先生原田先生が試合をした。
西村が佐藤先生の腕を治し、4回目の明治村の出場ができた。
その前までは腕と肩が痛くて剣道が出来なかった。
この試合、佐藤先生の、竹刀の先が頭の上で一回くるっと廻るタイミングに原田先生は惑わされ面を打たれた。
結果的に佐藤先生が明治村4回目の優勝の快挙をなされた。
両方好きな先生だ。
両方に優勝をしてほしい!
あの時、西村が佐藤先生の肩と腕を治していなければ出場はない。
ヒョッとして、原田先生が優勝していたかも。

明治村の優勝争いの陰に、一人の歯科医の陰の立役者、西村がいる。
世の中は不思議なものだ!
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34-過去ログから  佐藤先生の面打
西村雅興
2014年1月11日(土)
佐藤博信先生の面打ち
 面を打つ前に体の攻め腰の攻めと一緒に必ず、左足が右足の半ばまで引きつけている ところ。
 スーッと右足が出てから左拳が動く。
 面打ちの基本動作がしっかりお手本で出ています。

一般的なミス
攻めを強くすると、右足が少しずつ前に出て左足がそのままの場合が多い。
結果的に足幅が広くなり、体を前に押し出す蹴りシロ(左足の押し出しシロ)がなくなり、つんのめる様な形で面を打っている場合が多い。
打気に任せて、体の備えを欠いた状態になっている。
すーっと上体を、腰を前に乗せた時、左足が引きつけている事が大切だ。
往々にして下半身の備えを忘れてしまう。
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35-過去ログから  佐藤先生の面打
西村雅興
2014年1月11日(土)
剣道日本11月号 佐藤博信先生談から

西村がいつも書いている事が、博信先生の文章に出ています。
ページ61全体、特に下段の中半分の後半。
右足を出しながら体を入れていくということは、覚悟を決めて〜〜
佐藤先生が解りやすく、懇切丁寧に話されています。
やはり指導者としても超一流だと感心する所です。
教育関係の先生は説明が上手い、警察関係の先生はそこが今一の所が有りました。
佐藤先生はその人柄と剣道を愛する心が、このような分かり安い説明になるのだと、改めて惚れ直しました。

結局は打つ前に死ぬ、己を捨てる事です。
相手の打ちを迎えに行く形・・・その後、無意識の反射に任せる事です。
ページ124 一川一先生のお父さんの一川格納の文章。
無為の技、いわゆる作為の無い自然に出た技・・・剣の妙
神妙剣・無想剣の世界です。
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36-過去ログから  佐藤先生の面打
西村雅興
2014年1月11日(土)
帰り際に、佐藤先生が「原田源次先生から一通のハガキがきた、それが縁の始めだった!本当に良い縁に出あった、お陰で助かった!」と感慨ふかげに言われた。
西村「見知らぬ人からの手紙ではその気にならないでしょうから、原田源次先生にお願いして先に連絡をしていただきました。」
先生「本当に原田先生には感謝をしています。あれほどの先生こそ九段位になるべきだ。」と言われた。

カナダの朝岡先生の肩を治した話をした時。
「あそこの息子が1ヶ月間警視庁で稽古をした。
中学生だから大丈夫かと言ったら、高校生並の体をしているからお願いしますと云う事だった。
警察で寝泊まりさすわけにはいかないので、西山先生の道場で一ヶ月間寝起きをさせてもらった。
あの親子は正真正銘本物剣道家だ!
あの兄貴の方は親父より強いし剣道も良い!
大したもんだ。」とベタ褒めでした。
さらに佐藤先生。
「それから、岩立先生の面に来る時の攻めなんだが、先生(西村)の分析が随分役に立ったよ!くっと腰を入れるところ、その瞬間は打ちに来ないで・・・・。」

西村が永松陟範士との稽古で良い面が入った時の話をした。
「永松範士の左拳を先に動かせれば打てると思っていました。
その為、足からの攻めはいりの途中に右膝を軽くグッと攻めに使うと、先生の左拳が5センチほど前に動きました。
その瞬間面を打っていました。
しっかりと面入りました。
その後、見事に打たれた、参ったとお褒めを頂きました。」
佐藤先生
「右膝の攻めを使うなんてプロ並だ!」と褒めて頂いた。
・・・どうやらプロなら知る攻めの高等技術の様だと確信した。

日本の剣道最高位の佐藤博信先生が西村の剣道の講釈を聞く!
普通はあり得ない話だ。
主治医の特権か?
でも、西村の分析力は高く評価して下さっている。

日本剣道界の為に、いつまでも元気でいてほしい先生だ!
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総括
西村雅興
2014年1月11日(土)
以上が佐藤博信先生と2002年からの西村との対話 、等のログ検索からの書き込みです。
皆様、如何でしょうか・

高段者が更なる剣道の深みと高みに登る為のヒントがあると思います。
書いてある事は西村がいつも言っている事に変わりは有りませんが、佐藤先生の言葉となると重みが増すと思います。

原田先生、賀来先生、佐藤先生と西村の大好きな先生も既に鬼籍に入られ寂しい限りです。
我々凡人剣士は秀逸なる剣士の考えている事を知る事により、成長のチャンスを頂けます。
凡人の西村にもこの先生方から、参った!と思われる面を打たせて頂いたことがあります。何十年と時間はかかりましたが、その瞬間は確かにありました。
先生方が西村の『智』をうっかり引き出してしまった時でした。
その前に西村が『打つ前に死ぬ』『打たれに出て行く』『捧身』その結果『智』が働いた時です。
このレベルの先生方と稽古で、時に『西村自身の智に出会う』『内なる真我に出会う』、この時は見知らぬ自分に出会った至福の喜びの瞬間でした。
皆様方に参考になれば幸せです。

合掌
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剣道雑誌  佐藤先生記事
西村雅興
2014年1月21日(火)
最近の剣道雑誌に佐藤先生の記事が書かれています。
合わせてお読み下さい。
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 一瞬のタメ+右ヒザを使う
西村雅興
2014年1月27日(月)


一般的には右足の攻めは入りで、右足が一度床に着きます。
そして、相手の反応を見て右足をさらに進めて面等を打ちます。
このときは一拍子にならずに二拍子になります。
動きに角が出来るので、相手に容易に察知されます。
相手は攻め入りに我慢をしています、そこで足を着くと相手はそれを合図に対応をします。
要するに対応する余裕を与えてしまっているのです。

原田源次先生の場合『ひとーーーつ』で『ー』の部分が長いのです。これには相手が対応を考える前にとりあえず打ってしまうのです。
原田先生が体を進めている中に打たれに出てしまう事になります。
これを「飛んで火にいる夏の虫」と言います。
これは原田先生直伝の西村も得意の攻めパターンです。

腕が互角以上の相手では、これでは相手を起こすのは難しいです。
相手もこちらの動きを見て我慢をしているのです。
相手はこちらの次の起こりを捕まえるつもりです。
うっかり先に左手を動かすと、小手や胴に返されます。
要は我慢比べに負けた事になります。

西村が原田先生、佐藤先生、等名のある範士にこれを仕掛けても返されます。
そこで見つけたのが次の方法です。

この『お』で右ヒザを使うと名のある範士も引っかかります。
そして『参った』の面を頂きました。
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過去ログ1-ここから教わる事
西村雅興
2014年1月21日(火)
先を懸ける重要性を説かれています。
『物理的発信』と書かれていますが、先ずは心の気の先が第一です。
気で先を懸けていると、気は見えない様ですが微妙に伝わります。
自分の気が先を懸けていると、心の思いは又微妙に身体の変化になり、相手に物理的発信となります。

相手を動かす算段をする。
そこまで入って打ってしまっては相手に捌かれる。
そこまで入って一瞬タメを作り相手を反応させる。
身体は打つ体勢であるが、左拳は未だ動かない。
相手は打って来ると思っているのに竹刀が来ない。
実を実で返そうと思っているのに、実が来ないので虚に転じてしまう。
この虚を実で打つのが剣道だ。
剣道は虚実の闘いで、この闘いを支配するのは優位に立った心の存在だ。
催眠、トリック、マジック、奇術すべて同じなのだ。
陰流とは見えない相手の陰(心)をあやつる流派である。
相手の有意識と無意識があって、有意識と直面してしながら、無意識を動かす。
これが剣道なのだ。
そのためには、相手の有意識との押し合いで目一杯ならば、無意識を誘導する事は出来ない。

しかし死ぬ事を覚悟してしまうと、守る意識が無用になるので意識に余裕ができる。
覚悟が大切なのはこのような意識の効用があるからである。
しかし、この覚悟が難しい。
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用の攻め!
西村雅興
2014年1月24日(金)
ユーチューブの  
平成23年京都大会小西先生
これを参照して下さい。
原田先生が竹刀を低くして体を進めて攻め入ります。
最後の瞬間に小西先生の竹刀の下を軽く触ってさらに攻めます。
小西先生思わず小手を庇おうと竹刀を開きます。
これと入れ違いに原田先生は面に伸びます。
浮木の原理を鍔元の深い所で作用させています。
西村は体を入れて攻めるを『体の先』と呼んでいます。
竹刀での攻めを『用の先』と呼んでいます。
捨てて入ってタメを作っても相手の心が動かない。
相手も我慢をしている。
そこで竹刀を使って用の先で攻めると相手の無意識が動く。
体の先を懸けて、用の先でしとめる。

体の攻めから準じての用の攻め
頭の後ろを緩め、相手に面を見せる、これはお誘い!

用の攻め
相手の竹刀を軽く押さえる
相手の竹刀を裏から軽く刷り上げる
竹刀をグッと下げ小手を攻める
一瞬クッと前に竹刀の先で喉元を攻める
これが相手を動かす算段になる

心の攻め
相手に「打ちませんか?」と、心で問いかけ、少し攻めを緩める
これはお誘い!

西村が岡先生に前に呼ばれて「そこまで入るならば、相手を動かす算段をしなさい」
この事だと思う。
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