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- 問題が有るとすればそれは心だ! - 西村雅興 [2014年4月18日(金)]



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問題が有るとすればそれは心だ!
西村雅興
2014年4月18日(金)

『自分を理解すれば、他人も理解できる。』
あなたに奇跡を起す小さな100の知恵
コリン・タナー

『自らの内的世界で起こっていることを耳を澄ませば、外的世界における人間関係の能力は劇的に向上する。
自分を理解することができれば、他人も理解することができるのだ。』

剣道をしていれば誰でもが知っている事だが、相手によって自分が違ってしまう現実だ。

走り高飛びの例を挙げよう。
165センチのバーの高さを飛んだ時、10センチ以上余して飛べたのに、その半分の5センチバーが高く高くなっただけで全く飛べなくなってしまう。
皆様にも経験があることだと思う。
10センチ余す能力がありながら、5センチの高さにこだわてしまう何かが、心理的に起きたのだ。

西村が大学へ入学し、初めて盛岡の武徳殿で稽古をしたとき、若くてなかなか強い人がいた。
生意気な奴だと思い稽古をし、勝てないけれど結構良い線の稽古が出来た。
内心「この野郎若いのに強いな!」と思った。
24才の春の事だった。
稽古が終了し面を取って礼をするとき、たまげてしまった。
そのお相手は白髪で、七段教師で県の剣道連盟の副会長だった。
若いと思ったのは、自宅に素晴らしい道場を持ち、倫理実践をされ、早起きと一年365日毎朝、朝稽古をされているからだった。
その後、どういう訳かそれを知ってから、全く歯が立たなくなってしまた。

今の西村ならば、相手が同一人物なのに、一つ情報が加わることで何故自分が変化をしたかを見つめる習慣がある。
自分の外界に対する対応の変化のプロセスを、解明しょうとするる。

自分が未だ未熟だった時の先輩と、それから随分たってから自分が段が上になってから稽古をしても、相手に使われてしまう。
おかしい!と思いながら過ごしてしまう。

相手によって変化をする自分を理解するとき、相手も自分によって変化をすることを真に知る。
相手の自分に対する行為は、相手自身のものと、こちらが与えた影響との複合された物であることに気がつく。

自分の攻め、緩めに対し相手は自分の素養に照らし合わせて反応しているのだ。
その反応に対して、今度は自分も自分の素養に照らして反応しているのだ。

攻め強く、打ち気が強いと、相手が自分の何に対して反応し、それに何を付加して反応しているかが見えて来ない。
自分の期待した反応のみを選択して受けとめている。
そのため、相手の反応を正確にに受けとめていない。

相手に攻め強く打ち気が強く面を打つ時、相手に小手を打たれてしまうことが多い。
特にこの相手には勝てると判断したときだ。
相手はこちらの攻めに対抗出来ない、そして相手が面に来るに違いない程の打ち気を感じる。
そうすると、面で遅れを取るよりも。来るのが分かっておれば小手に回った方が得策だと判断する。
相手の相面を避ける動きの中に、自分の打ち気の強さを自覚すれば、別の手をうつことが閃く。
相手が『窮鼠猫を噛む』このような状態で打って出るのは自殺に等しい。
勝てるはずの相手に打たれてしまう。

相手の反応から、勝てると感じたら、どう料理するかを考える。
『窮鼠猫を噛む』追いつめられた相手を深追いしないで、『餌』を出しておびき出せば良い。

フッと攻めを緩めて、出てくるところを上から面に乗る。
面の打ち気を体で強く出し、相手が面に来るところを小手を摺り上げて面。
スッと自分の面を見せ、面を返して胴。
何処を打つかは相手の出方に応じて打つ。

技を出す前の『技前』を心がける様になる。
『心を充分働かせて技をざす。』教えに繋がる。

『剣道は御互いを成長させるコミニケーションである。』と西村は考えている。
深いレベルのコミニケーションをはかりたいならば、まず自分の理解を深め自分の内面を常に見つめて行く必要がある。
剣道を相手を打ちのめし勝つことと考えるか、剣道を稽古相手によって自分の内面を見つめるものと考えるかで、全く異ったものになってしまう。
前者は剣術であり、後者は剣道である。

剣道を心がければ、自然に『技前』が出きる様になる。

『人生には「成功の原則」がある。』

『ほんとうのあなたへ。

人生における全ての出来事は絶え間ない変化の流れのなかにある。
世の中は絶え間なく変化しており、その変化は外観だけではなく、内的な世界でも起きている。
それはあなたの心の変化なのだ。
自分の内なる世界を変えるためには、世界を認識する方法を変えねばならない。
日々の生活は必ずしも全てが正しいとは限らない。
だが、私達は正しいかどうかを認識するまで、いつもの行動を続けてしまう。
だからこそ、あなた自身、他人への理解と認識を深めることが重要なのだ。
何かを心の奥深くで感知したときこそ、私たちはいつか「ユーリカ!(そうか!)」に到着するための道を歩み始めたことになる。
それは、これまで存在を知らなかった何かがついに見えるときに経験する内なる喜びである。
「ああ!これだ、やっと分かったぞ!」という感情だ。
障害が大きければ大きいほど、後には強い「ユーリカ」体験が待っているのだ。
そして、このことがあなたの心ではっきりと理解されたとき、「人生の知恵」はあなたに授けられるだろう。
そのとき、あなたの幸福、成功は約束されたも同然なのだ。』

これは人生の手引書の一節だが、剣道はこれそのものの様な気がするのは、西村だけであろうか。
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