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- 原田先生の得意技の裏にある新陰流の極意 - 西村雅興 [2015年12月28日(月)]



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原田先生の得意技の裏にある新陰流の極意
西村雅興
2015年12月28日(月)
最近、片っ端から【遠当て】【気】 【外気功】関連の本を読み、ネットで動画を見たり、ビデオ等を見ている。
そんな時!

昨夜、椅子を後ろに寝かし背伸びをした時、後ろにうずたかく積んであったあった本が崩れた。
崩れ落ちた本の中に、日野晃(日野武道研究所 主宰)先生の著【武術革命・真の達人に迫る超人学】が目に留まった。
久しぶりだなあ!と思いながら数ページ読み始めたら、突如あることが閃いた。

あ!原田先生が試合で相手の竹刀を裏から軽く払う、だいたい2回だ。
前から不思議だった。
はっと気がついた、対峙して気で攻め合っている時お互いは相手に集中している。
そこで、裏から2度払うと相手は原田先生の竹刀に意識が向いてしまう。
相手が真っ正面に向き合っている意識を竹刀の方へ誘導する作業なのだ。
これをしておいて、相手の竹刀の下に自分の竹刀を下げながら、気は相手の真っ正面に向けて体を捨てて前進する。
相手は原田先生の攻めは入りに負けない様に気を張ってこらえている。
しかし、目は見えるのだ。
小手を伺い下から攻めて来るのを無意識はキャチして、それは嫌!と無意識が反射的に押さえにかかる。
この時前の2回の裏からの払いが呼び水になっているから、無意識は簡単に引っかかる。
押さえよおうとした瞬間に面の意識防御は崩れる。
後はゆっくり打っても面は入る。
これは原田先生の得意技の一つだ。
前もって無意識を誘導しておく、そして仕留める。
新陰流の極意のようなものだと閃いた。

もう一つ。
これは西村的には理解していたことだが。
原田先生は相手が攻めるとスッと間を切って下がる。
それも2度同じ動作をする。
相手は今度は逃がさないぞ!とばかりに、少し強く出ようとする。
3度目の攻め込みの鼻を原田先生は捨てて面に出る。
これは八段戦の試合で出た。
観衆はウオーと感嘆の声を発した。
相手の無意識を二度の間合いの操作で誘導する。
新陰流の極意のようなものだと閃いた。
レスをつける



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