一月四日
暮れから今日まで、ズーッと剣道の事だけ考えていた。 寝ても起きても剣道なのだ! 幸せな日々だった!
さて、忘れない内に書いておこう。 書斎に処分しないで置いて合った【秘伝】の月刊誌が有った。 残していたのにはそれ也に意味が有った。バッリナンバーで取り寄せ読んで下さい。
◎2002年4月号 【秘伝】 株式会社BABジャパン ¥990 表紙は 殺陣師 林邦史朗 先生だ。 NHK大河ドラマの殺陣指導をされている。 正真正銘、武芸百般の武術家だ。 彼の殺陣は実際に巻きわらを立てておくと、見事に切り倒す。 彼の抜刀(試し斬り)のビデオも発売されていので一見されたし。 林先生とは一時期 スポーツチャンバラの東京支部の副会長を一緒にしていた。
ページ2枚をめくると、当時108キロくらい有った、巨漢の西村が一ページに大 きく写真が出ている。 サブタイトル:秘伝クリニック”噛み合わせ”と”正中線” 【咬合治療がアナタを変える、強くする】 ※これを読まれて多くの空手家等の武道家来院されて、正中線決まり体が良く動 く様になったと言われた。
◎2002年6月号 【秘伝】 以下同上 私と長年のつきあいで、月一回先生の身体の気功操法律を夫婦で受けている。 彼の会員はちょうビップな方ばかりだ。 彼は塩田剛三先生の内弟子を経て、野口晴哉先生に筋無力症から命を救って頂き その道で人を救っている。 彼は合気道から【御互道】を起こし『武道とは、全生することと見つけたり。 三枝龍生、御互道 で検索すれば直ぐに多量の情報が得られる。 彼は超能力者で服の上から見て気の滞りを一見して分る。 気の通りを良くする事でヒーリングをしているヒーラーである。 ある時の総理の奥様も会員である。 重力を知るには『無重量を知らねばならない』、その為に自衛隊の空挺部隊(落 下傘部隊)に入った程の剛の者です。 是非秘伝を購入され彼の精神に触れらたし。
◎2000年12月号 【秘伝】 以下同文 黒田鉄山先生の武術的身体を求めて・・・・。 『祖父が【思わずに打て】と言った。 そんな事は出来るわけがないと思った・・・・・・ 【斬らせる!】とにかく斬らせるということに、集中する事だ・・・・ (西村的にはここで意識のお誘いをする) 相手が先に斬り込もうとするその心が動いたところを取って、体を沈めつつ斜め 前に出る。 相手の想念の起こりを観てとる事が出来ても「一調子」に体がはたら いてくれないとなんともならない。・・・・・ その動きの頭に、ふっと体を沈めにかかるところが皆苦しむところだ。 すっと膝を曲げて体を沈めるかどうかだ。 ただ膝を曲げてそれが【技】となるなら誰でも初めから名人だ。・・・ この号を購入し読んで下さい。 先生の本も沢山有り、ビデオも沢山有ります。 内容は剣道研究家の翻訳で読めば分りやすいでしょう。」
◎2014年6月号 【秘伝】 〜〜 ¥1018 日野晃先生の真骨頂の記事が有る。 西村のつたない表現で伝えるには難しいが。彼が見事に看破して書いている。 武道家必見の無い様だ! (胸骨操作、同調、錯覚、対峙・・・古流を総合した武術論) 日野晃 武術の解答 今や彼に教えを乞う人はあらゆる分野から来る。 第一部 正立 第二部 同調 第三部 錯覚 第四部 対峙 【錯覚】情報を与える事による錯覚 ・脳より早い身体反応を利用する。 情報を与えない事による錯覚・脳判断を停止させる(西村表現スイッチング) 【対峙】すべてはここから始まる・・・日野武道の始まり。 その一つは、相互による気配を切っ掛けとした反射運動だ。 気配の切っ掛けとは意識変化の現れの事である。 暗黙の内にある、意識が拮抗した状態の中で「今だ」と言う瞬間がある。 (西村的にはここを上手に意識操作をして、相手の心を手の平に乗せる) (これが高度になる【捧身】による、自分を捨てて相手に身を任せて【智】に問う。) (この次元の対峙には日本で10本の指に入る、範士も西村に打たれる・・打った時は全く覚えていない・・・【智】が発揮した時は、頭の右上3メートルくらいのところからこれを眺めている、もう一人に自分がいる。)
植芝先生のビデオを何度も見た。 スローで見るとおいでおいでされて吸い込まれている。 意識レベルで完全に誘導されている。
さて、西村は剣道家だ。 先生が刀にどう対応しているかを見た。
簡単だった。 相手に打つところを見せ、既に右足は滑落の原理でやや斜めに半分動いているが。 相手が打ち出し始めるまで頭はそこにおいている。 打ち出し始めた瞬間既に相手が見てた頭は無く、空を切ることになる。 要するに相手に居なところを打たせる様にしている。
小太刀で太刀と対峙した場合、長い有利が間合いを間違い振りかぶって打とうとする。 小太刀は我が身の間合いの不利を承知しているから、とっさの入り身が早い。 小太刀の勝ちとなる。 スポーツチャンバラで小太刀とナイフの立ち合いをする。 ほとんどがナイフが勝つのだ。
ナイフは20センチも無い。 だから素手で同じ様にやれば感嘆に出来る・・・これは無刀取りだ。 ただ相手に気当たりで先をかけ、相手が打とうと思った【う】のときに (想念が動いた時に)すーっと体を沈め重力で前進する。 決して後ろ足で蹴ろうとしないことだ。 後ろ足は体が前に倒れる床との摩擦をつく支点にしか過ぎない。 倒れ込みに【丹田】、身体の三次元的な空間の支点から伸びと収縮によって(井桁崩しによって)、直方体に手足のついた物体(身体を)を相手に寄せるだけだ。 体感が主導して動き手足は従のそんざいになる。 筋肉の力はほとんどいらない。
植芝先生の刀に対する対応は西村的には通常の身体操さにしかすぎない。 身体操作は簡単だが、打って来る相手にその時まで頭の位置を動かさない【肚】 【胆力】が有るかどうかという問題の方がウエートが大きい。 竹刀が長い方が有利と考えているのはまだまだ剣道が分っていない。 西村のしないは三尺八寸三分ほどで、身長177センチ95キロの体で使っている。 私よりずーっと小柄な人が三尺九寸んを使っている。 たった2センチぐらいなら、10センチ多く体を進めれば十二分だ。 しかし、打たれたくない意識で体を相手より少しでも遠い所に身を置きたいとき、竹刀は短く出来ない。 西村は竹刀を詰める事により竹刀の先を軽く操作している。 間合いの不利を自覚し、意識の感応を素早くし、入り身の素早さ距離の長さを心がけ手いる。 だから、気で先を取り、後の先で勝っている。 お誘いし、後の先をかける・・これが武道の本道だ。
多くは先を懸け、居着かして面を取った人に拍手を送る。 全日本の判定もそこに審判は意識が有る。 石田の面を左に捌いて見事な面を打った香田先生の高級な打を評価せず石田に旗が三本上がった。 流れを見れば分る様に香田先生が相手に打たせて面を取ったのは明らかだ。 審判は攻め込まれて面を打たれ苦し紛れに面を打ったと判断した。 攻め入ったのではなく自殺行為をし、さらに面を外したのだ。 どうして小に人に旗が上げれるのか? この先生方は剣道が強い先生たちだと思う。 しかし、西村は彼らの剣道の武道的価値観は低いと見た。 選抜の八段戦の決勝戦の判定なのだ。 全剣連の会長はこれを指摘し将来こう言う事が無い様に出来る見識のある実力者になって欲しい。 かって合同稽古で全剣連の副会長が原田先生と同列に座っていたことがある。 西村は「貴方の腕で師匠の隣に座る資格が無いと、こてんぱんに打ちのめしたことがある。」 後で、師匠に「あの人はどういう人だと聞いた様だ。」 西村より強い剣道家、または同じくらいの人も、この副会長に位負けして捌かれている。 見てて滑稽だった! 原田先生、佐藤博信先生の様な人が会長ならばと思う。 剣道が強いと、事務能力が高い、学力が高い、社会的名声が高いとは同時に手に入れる事は難しい。
今回の八段合格やのな前を見ると、過去の戦歴輝かしい、誰もが知っている名選手だ。 問題はこの人達しか受かって異な事だ、過去に良い戦歴の無い人は、鼻からむりよと言っている様なもので、まるで受験詐欺の様な気がしている西村です。
原田先生は言っていた。 「剣道は良いものだ、それを良くするも悪くするもその人自身だ!」 試合を良くするのも悪くするのも審判次第だ! 剣道をスポーツにするのも、剣術にするのも、剣道にするのも師匠にかかっている。
剣道は竹刀をもって打つ事に意識がいきすぎ、身体の操作方法の研究が遅れている。 合気道、柔術、等 体の接触武道の研究家の研究を参考にしたい。
その意味で日野晃先生、黒田鉄山先生の書物を読み、ビデオを見て頂きたい。
昨日 iPadで見ていたら武術の極意を平易に体験的に指導をしくれるというサイトがあった。西村のつたない説めいよりそこに行って教わった方が100倍早い進歩があると思う。 お金をとって教えるにはそれだけの事は有ると思うから。
最後に、心の問題は生き様であるから難しい。 しかし、膝抜きの術は覚えましょう。
最後にプレゼント 【膝抜き発進】 で検索すると動画イラストで良いものがある。 イチローはこれの左右を浮身の術と膝抜きの術の併用で成功している。
巨人盗塁専用選手は、これの逆の体を落とし地面の抗力を利用してる・・・・?
この年末年始で 頭が【武道・剣道】で満杯になった楽しかったが・・・剣道頭疲れした。
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