リクエストが有ったので久々に道場へ行った。 足の方は問題が無かった。 リクエストした方はお見えになっていなかった。
稽古内容は指導稽古で六段七段を受ける人達だ。 結構力は有るのだが、位(くらい・心の余裕)が七段まで達していない。 相手と打ち合って両方が落ちる事になる。 ◯が付くくらいには両方の腕前は有っても、15%の合格率では両落ちとなる。 大切な事は◎(二重まる)の打が入らなければ合格しない。 試合では旗が上がり、勝つ事にはなるが審査で合格のレベルにはならない。
六段まではひたすら稽古量を上げればそのうち受かる。 打ち勝てば受かるからだ! 何故ならば、自分より強い相手は抜けて行ってしまうから、ひたすら稽古を励めば受かる事になる。 まじめに昇段を目指す人は必ず受かる−−間違い無し! 七段は、これとはチョッと違う! 打ち勝っても受からない。 相手を見据える心の余裕があり、そこから体、足の先を欠け、相手の心が動いた所(引きだして)を取れば◎になる。 今日の稽古では七段相当の打ち込みは十分に出来るのだが、打急ぎで当たった面にしかすぎない。 しっかりと腰に乗った一本が打てる事が大切だ。 西村は面の打たれ役に徹して、打ち込ませる。 この一点に絞って打たせている。 打たせてもらっているのに手打ちの面を打って来る。 それだのに、竹刀を早く面に当てる動きで打って来る。 心が急いで竹刀が前に出て、体、腰が遅れる。 心の修行が大切なのか、注意を受けた内容を真摯に受け止める事が出来ないのか? やはり七段には相応の剣の位が必要なのだ。 ある人の、京都の七段受験の不合格を聞いた後の稽古の感想。
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