[新規投稿] [ツリー表示] [親記事一覧] [最新の記事を表示] [ログ検索] [ヘルプ] [ホームページへ戻る]


- 【早さと、速さの違いを知る事】がスポーツから武術への違いになる。  - 西村雅興 [2017年6月21日(水)]



△上に戻る
【早さと、速さの違いを知る事】がスポーツから武術への違いになる。 
西村雅興
2017年6月21日(水)
【早さと、速さの違いを知る事】がスポーツから武術への違いになる。 

懸かって来た相手、身長が180センチ位、33才剣道六段。
切れ味鋭く、スピードも申し分ない。
若くして六段だからそれなりの環境で稽古をして来たのだろう。

さて、稽古をすると凄い面を打って来るが、腰が残っている。
打つ前が判ってしまうから西村の面は打てない。
ヨーイどんで打ち合えば彼の方が早いだろう。
彼は33才、西村71才なのだ。
速さは彼の方が数段速い!
速さと、早さは違うのだ。

向かい合って合気になった瞬間、西村の身体は風の様にスーッと間合いにはいってしまっている。
この瞬間に西村は殺気(打気)を消している。
初動に重心の滑落を使うから筋の弛緩から入って動いている。
これが入り身の妙なのだ!
通常は筋肉を使って体を押し出そうと筋を緊張させて前進する。
この筋肉の緊張は相手に察知される。

暫く、相手に打たせて捌いていた。
今度は合気になった瞬間に何も考えないで、スーッと打たれに身を出す。
滑落の原理の利用で体を前進させるのだ。
何と!5本の面が入った。
相手は西村の風の様な入り身に反応が出来ないのだ。
反応をしょうと思った時は、一足一刀の間、合いから、斬り間(打ち間)に入られているのだその反応の起こりに(鼻に、端に)西村の竹刀は吸い込まれる様に面に届いている。
土谷君が言う、気がつくと先生は目の前にいる!
スポーツ剣道と、武術的剣道は身体の動かし方が違うのだ。
速い動きも、早い動きには刃が立たないのだ。

そのま後指導をしたが、打たれた相手の話しだから素直に耳を傾けた!
彼がこの稽古で何かを感じれば幸いだ!!!。
レスをつける



Tree BBS by The Room