先日、妻の治療で針灸師さんをネットで捜した。
そういう西村も自分の歯を一本の針の合谷への刺激のみで、全く麻酔無しで院長に抜歯をしてもらった。 それまでは、「院長、針で痛みがおさえられるなら、僕は六年間も大学へは行かないですよ。」と言っていた。 結果は痛みは全く無し、腫れも全く無い、出血も抜いたその時点のみ。 背中に電気が走った・・・・これはまさしく本物だ!
以後40年以上も針は日常臨床で毎日行っている。 針無しで外の先生はどうして歯科治療を行っているのだろうかと頭を傾げる。 子供三人のお産には分娩室で針麻酔を私がした。 後産の痛みがゼロなのには先生も看護士さんも驚愕の思いになった。 しかし、それを教えて欲しいとは言われなかった。 妻の脳溢血の時も入院翌日から針と井穴刺絡(せいけつしらく)を施した。 この技は卒中には最高に威力を発揮する事は、ある種の先生方には超有名な施術なのだ。 一週間の入院でリハビリの必要なく退院をし、後遺症はほとんど無かった。 まあ!そのくらいに針は実戦している。
今回も手術の翌日から前回と同じ様に実戦した。 先生に「手足に関しては入院中に私が治します。」と言ってその通りになった。 「リハビリ病院に入院して治療をされるのが良いですよ。」と言われていた。 今回は眼の症状の回復の問題が有り針灸師をネットで探した。
遠い所、往診をお願いした。 針の名人、達人とはこういう事か・・・と驚愕した! 身体に触れる事なく、手を10pくらい離しそーっとナゾルくらいでおおよそが判るのだ。 浅く刺した針の反応で響きを感じ取り全く痛くない施術なのだ。 更に古来より伝わる日本の鍼灸に練達された方なのだ。
会話の中で道の話しになり、私の剣道は何も考えないで身体が勝手にやっている、噛み合わせ治療もその域でやってますと話したら、鍼灸もその境地を求めています言われた。 どの道を行き着くところは同じだと思った。
先生が10段ならば、西村の針は2段くらいかな!と思った。 何事も上を見れば自分が判るということだ。 剣道も高段位の先生にお願いし、その深淵なる体験をさせてもらい、その匂いを嗅ぐと、さらなる進歩の道が開ける。
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