インプラント2本無しには、どんなに頑張っても、やっと噛める入れ歯で西村的には40点の入れ歯にしか完成しない。 患者様は入れて来た入れ歯に比べると、西村が仮に入れた診断用義歯でも喜んでくださるが、いずれ動く、痛いの連続を死ぬまで続けることになる。 多くの老人は人生を歩むに靴を履かずに、スリッパで歩んでいる。 少し歩けばスリッパは壊れ、穴があき、履けなくなってしまう。 そのなれの果ての姿は老人病院、老人施設にみる。 食事風景を見ると、入れ歯をはずして食事をされている場面が多く見られる。 咀嚼してないで食事をしている。 流動食にすれば食べれると思い、極端に柔らかいか、ドロドロにして流し込んでいる。 現場の誰も気がついていない大問題が見落とされている。 嚥下するには上下の顎が一定の高さで固定され、舌骨が固定されないと嚥下が出来ないのだ。 呑み込み時に時間が懸かり過ぎると肺への誤飲をし、いわゆる「誤嚥性肺炎」を引き起こす。 老人施設の死亡は肺炎が多いが、その前段階の誤嚥に有り、低すぎる入れ歯か、入れ歯無しでも食事に尽きる。 合わない入れ歯で首が凝りボケている。 適切な入れ歯でなくて誤飲して、肺炎になっている。 歯を入れ歯をおろそかにしたことが、死因に繋がっているとは夢にも思っていない。 西村から言えば、咬合、入れ歯をおろそかにしている人は自殺志願者に見える。 この死因から脱出するには本人の自覚と腕の良い歯科医でしか出来ない。 ここで問題になるのはお金の問題だ。 先ず腕の良い歯科医を探す努力がない。 入れ歯にお金を懸けるなんて思ってもいない。 それは歯の持つ意味、入れ歯の持つ意味を知らないからだ。 知ったとしても、金を出す気がない・・・・保険でやってくれ! 保険証に命を預け自殺している。 西村歯科医院には何とか命を救ってくれとの悲壮な願いをもって、表現はしっかりした入れ歯を作ってほしいと日本中から来られる。
今回の入れ歯の患者様 西村にとっては三組での完成義歯で350万円が標準だが、予算の関係でインプラント併用二組の義歯で完成させた。 計画と金額を聞かれたとき、主人に相談しますと言って帰られた。 その返事は金額的に無理が有り見合わせたいとの電話での返事だった。 しばらくして、再度電話があり、主人がOKしてくれたからお願いしますと連絡が入った。 入金時は御主人と一緒に来られた。 その時の御主人の言葉。 「長いことよく働いてくれた!そのお礼に多少お金が懸かってもしっかりと治してやりたいと思った。先生よろしくお願いします。」 この御主人の奥さんへの思い、愛こそが・・・これが成功の秘訣なのだ。 この奥さんは配偶者を選ぶ人生の選択は間違っていなかったのだ。 西村はこの御夫婦の思いに最大限こたえる様にすることである。
今日聞いた話。 娘が言った・・友人でインプラントをして痛い目に合った人が多い、大丈夫? お母さん・・私は先生を信じているので、西村先生にしてもらうことにする。 先生を信じて本当に良かったわ! でも!ずいぶん悩んだんですよ! インプラントが使える様になってから、全く痛みも動きも無くなった。 こんなに違うのですね。 西村・・・インプラント無しでは難しすぎて、お断りしていた超難症例です。 しかし、たった2本のインプラントが使えると、最高の入れ歯が出来るお口 に変わるのです。 本当に良い仕事をさせて頂きました・・・有り難うございます。
入れ歯の中に人生模様が如実に表現されているお話です。
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