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- 『因果応報』 - 西村雅興 [2003年10月31日(金)]



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『因果応報』
西村雅興 [HomePage] [Mail]
2003年10月31日(金)
先日、姉と電話で話しをしている時、

「オキチャン(私の愛称)!
あなたの知っている整体の上手な先生を紹介してもらえないかしら。
息子が腰が痛くて、介護の仕事についたから、尚さら心配なの。」
西村
「姉さん!その先生も『西村先生に噛合せを調整してもらってからではない』と、診ないといっているんだよ。
今、閃いたものがある。
間違いないと思う。
直ぐに東京へ治療に寄越して。
すぐだよ、今週の土曜日だよ。」

「直ぐに電話をして行かせるわ!」

土曜日に彼が来た。
西村のイメージ通りの、典型的な障害が二つ有った。
それを処置をした。
典型例と云うことは、確実に治ると言うことだ。
それが二つ重なっていたから重症だが、治療効果は抜群だと言うことなのだ。
効果はその場で起きた。
ひどい腰痛全快だ!

彼の処置をしながら思いが起きた。
26年前開業するときに、多い兄弟の内、只一人この姉だけが100万円を貸してくれた。
そのお礼は十分すぎる程返してきた。
今彼を治療しながら、あの時姉が私にしてくれた親切を、26年後に私はその姉の子私に対する親切が無かったならば、彼は今日救われることは無かったのだ!
これが『因果応報』なのだ。
姉の生き方が子供を救ったのだ。

姉の話しによると、腰痛はひどく、一緒に買い物に行っても20分もすると、腰が痛いからと言って座り込んでしまうのだと言う。
中学時代は陸上競技でならした人が、こんなになってしまう。

電話で確認した。
彼が言った。
「首は良く回るし、腰の痛みは消えてしまった。
ウソみたいで、きつねに化かされた様な気がする。
お兄ちゃん本当に有り難う。」

姉と電話で話しをした。
『因果応報』を彼の治療中に感じたことを言った。
姉が言った。
「オキチャンからは充分なお礼をしていただいたのに、叉お礼を頂けるなんて!」
西村が言った。
「姉さんの『生き様』が子供を救ったんだよ。
人生は何処でどうなるかは分からないけれど、結局生は『生き様』が帰って来ると云うこと『因果応報』だね!」

一つの親切が四半世紀後に、帰って来る不思議!!
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