『入れ歯の里帰り!』 二題
久し振りに埼玉から患者様が入れ歯の検診に来られた。 『入れ歯の里帰りだ!』 この方はい母様の介護の為に会社を止められた。 自分が健康でないと、母の面倒が見れない歯の治療に来られた。 歯槽膿漏が全体にひどく、人前では口を開くことも出来なかた位だった。 人柄が良いため、治療は順調に進んだ。 『入れ歯の出来は本人の人柄を越えた物は出来ないのだ。』 大変感謝されて終わった。
昨日は検診に来られ、全く触る所がなかった。 あえて、磨きをかけただけだった。 二年ほど立つが、ビクともしないで患者様の命を支えていた。 患者様が言った。 「私は今は時間があるので、色んなボラティアをしています。 人の御役にたって喜んで頂けて幸せです。 しかし、もしこの入れ歯がなかったらそれも出来ません。 誰一人として、私が総入れ歯だとは気がつきません。 何でも食べれるからです。 先生の本に出会ったお陰を、今でも感謝をいています。 先ほど頂いた、先生の入れ歯の本を人に見せながら、歯の重要性、新しい人生まで手に入れることを啓蒙していきます。 私は今でも、総入れ歯で苦労をしている人には、自分の入れ歯を外して見本で見せているんですよ。 この本は写真も有り、良く出来ているので強力な説明のすけっとです。」 久し振りに会った、スタッフに挨拶をして、御名残惜しそうに帰られた。
今日は山梨から入れ歯の検診に来られた。 『入れ歯の里帰りだ!』 何処にも問題はないが検診に来られた。 待合室では神戸から来られた80歳のおばさんに、私はここで入れ歯を入れて人生が変わったと話しをされていたそうだ。 患者様が経験談を話し、患者様の安心と教育をして下さる。 ありがたい事だ。 この方も総入れ歯です。 何処にいても入れ歯があわず十年以上苦労をされた方です。 入れ歯を拝見するとピカピカで、昨日入った入れ歯のようだ。 大切に使い、手入れをされている様子がはっきり分かる。 嫁に出した娘(入れ歯)が嫁ぎ先で大切にされている証拠だ。 最近は先ほどの人と同じで、入れ歯の啓蒙活動をされている。
前に頂いた手紙とコメントがあるので載せます。
今日載せるお手紙の患者様は山梨から来られる方です。
お母様も兄弟も歯が良いのに、この方だけが歯が悪く、お母様がごめんねごめんねと謝っておられたそうです。 そして、心配の余り歯の治療費まで残して逝かれたそうです。
どんなに作って貰ってもいつも入れ歯が落ちてしまい、がたがたで満足に食事のできない期間が相当長くあったそうです。 入れ歯が落ちるので人前で話しが出来ず、食事をしょうとしても入れ歯が外れるので集まりでは一番隅に座っていたそうです。
それが、最近は集まりで真ん中に座っている自分に気がついて驚いたと言われました。 本当に先生のお蔭ですと喜ばれました。
話しは戻りますが。 彼女は夢で母親が出て来て「貴方の歯をしっかり治してくれる歯医者さんがすぐ現れる。」と言われたそうです。 翌朝の新聞で西村の入れ歯の本の広告を見て、きっとこれだと直感が閃いたそうです。 それで、予約されて来院されました。 「死んだ母のお導きと感謝しています。」と話されました。
長年苦労されたとみえ、歯槽骨(入れ歯の土手)はほとんど無く、今までの歯科医も一生懸命作られたのですが、手に負えなかったのです。 この解決方法はほとんど西村しか知らない、特殊な治療方法を駆使して、やっと出来る難症例でした。 姿勢を変え、頚椎を伸ばし、手術によって顎関節の可動域を最大化し、 顎の動きを正常にしました。 この患者様は西村に会わない限り、おそらく治る事は無かったと思います。 一組目から、二組目の入れ歯に変えた頃からは若かった時の顔貌を快復されました。 その頃から、お母さんの顔に似てきたのだと思います。 それまでは小さな入れ歯で、二十歳以上老けた顔をされていましたから。 歯の丈夫だったお母さんの顔に似てきたのです。 「遠い所から通って来た甲斐がありました。」と感謝されました。 そのような方からのお手紙です。
長期に亙り懇切な治療をしていただき感謝いたしております。 今日は孫までお世話になり有り難うございました。 初めての抜歯で心臓がガクガクしたと言っておりました。 本との出会い、持参しました若き日の写真。 “葛西”という場所。 これら全てに語り尽くせない書き尽くせない程の思いというか、 因縁に偶然というよりも、とても不思議な縁を感ぜずにはいられません。 私の歯事を案じて治療費までおいて逝った母が、一番喜んでいるような気がます。 お蔭様で親孝行を果たせました。 いつの日か、思いっきりの笑顔で母に逢えたらと思いを馳せております。 最近、子供達に九州のおばあちゃん(母)に似てきたけどどうしてと言われます。 とても嬉しいです。
なつかしき 人に逢うたる 我が顔に はるか彼岸の 母偲びおり
同封のチケット、心ばかりですが お疲れを癒して頂ければと。
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