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- 総義歯・総入れ歯・義歯・インプラント - 西村雅興 [2007年3月21日(水)]
総義歯  難症例の対応 - 西村雅興 [2007年3月21日(水)]



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総義歯・総入れ歯・義歯・インプラント
西村雅興
2007年3月21日(水)
総入れ歯で苦しんでいる!

多くの人が総入れ歯(総義歯)で苦しんでいる!
西村歯科医院へは私が書いた総入れ歯の著書の関係で、日本中から来院される。

ほとんどの方がどこでやっても上手くいかない。
噛めない・痛い・動く・外れる・しゃべれない・・・
さらには、顔が私の顔で無くなってしまった、老け顔が嫌だ!・・・
時には、もっと身体に良い義歯にしたい!・・・という人もいる・・少数だが。

最初は少数の賢い患者様の例から

ある初老の紳士が来院。
物静かな雰囲気で気品があり笑顔が良い。
入れ歯を見ると、西村が過去で見た入れ歯では最高の物が入っていた。
きっと名のある歯科医が作った物と思う。
ある有名な総義歯の教授が作った物と聞く。
西村
「こんなに立派な入れ歯が入っているのに、何が不満ななのですか!」と聞いた。
患者様
「入れ歯には何も不満が無い、ただ先生の入れ歯の方がもっと良いものが出来ると思って来た。」
西村
「そうですか!貴男の感性は素晴らしい。
今の入れ歯を少し調整して、違いを感じていただきます。」
患者様
「あれ!首が楽に動くようになった!左目のしばしばも半分くらいになった!
先生、是非新しいのを作ってください。」と言われた。

治療が進むと
患者様
「『最近若くなったね!』とよく言われます。」と言われた。
「先生!左目のしばしばが消えました!
テレビでも新聞でもこの症状は治せないと言っていました。
でも、治りました!有り難うございます。」

入れ歯が終了して一年後、共通の友人からインプラントの話を聞いたらしい。
『インプラントを入れてさらに安定させるとボケないよ。』
インプラントを2本入れたら、さらに快調になって来た。
最高の総義歯を作っても、インプラントの補強があればさらなる次元への医療の向上となることが確認された。

この方は何者かと保険証の記号番号等を見てみた。
日本で一番の警備会社の名前が載っており、何と!記号番号ともに1番だった。
これは会社の創業者を意味する。
彼の会社は病院も経営しているし、世界的にも総合的な会社に発展している。
彼の帰りに窓から下を見ると大きな送迎用の車が待っていて、運転手がドアを開けていた。
しかし、待合室・診療台の上でも物静かな紳士だ。
偉くなる人は違う!が西村の感想だった。

西村が生きていくお手本の人でした。

ストレスが強くなったり、入れ歯の位置が少し狂うと、目のしばしばが少しで始める。
調整をすればその場で治るのだ。
彼も私もアゴの位置、噛合せ、アゴ関節の状態、筋肉の状態が目のしばしばに関係あることを何年もに渡って検証することになった。
西村の噛合せ治療はこのような症例を30年間積み上げてきた実績がある。
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総義歯  難症例の対応
西村雅興
2007年3月21日(水)
総義歯(総入れ歯)の難症例

日本中から来院される!
西村歯科で10医院目という強者もいる。

昔は、年に数例はお金をお返ししてご遠慮願うこともあった。
難し最大の原因は・・・その人の性格・人柄が決定的なのだ。
           一年以上かけても全く進まない人もいる。
最近は、インプラントとの併用で、ほぼ100%治すことが出来る。
(ただし、特別な変人はこの限りでない)

長野の患者様
昔は、一年半かけても全く前に進まない患者様がいた。
長野から来院、痛みで昨日来て、今日来て、明日も来る。
極端に言えばそう云う人だった。
お金を返すから治療は止めましょうと西村が言うが
・・・先生!お金を返して貰っても困ります。
  もう!ここ以外に行くとことがありません!
それならばインプラントを2本入れさせて下さいと言った。
下顎の骨は非常に薄く、通常ではインプラントが不可能な様な感じですが、慎重にインプラントを植えた。
インプラントが安定してから、数ヶ月でしっかりとした入れ歯が入り終了した。
患者様はげんきんなことで・・・痛くなければ来院しない!
そのご、痛みでの来院は1回もなし。
このような患者様を10例以上経験すると、インプラントの併用効果の確信は信念になった。
今はその症例数は数が多くて覚えていない。

総義歯の再制作の患者様
15年以上前に西村が作った総義歯を入れて居られた患者様。
患者様
「長いこと何の不都合もなく使って来られたことに感謝しております。
長いこと使い、裏打ちも重ね入れ歯が汚れてきたので、年齢のことも考えて新しいのを作って下さい。」
西村はそこで、西村の上達・進化を付与した、患者様の顔がよみがえる入れ歯を入れた。
患者様は鏡を見て大層喜ばれました。
さて、問題はここから発生した。
顔の寸法が伸びると言う事は姿勢も伸びなければならない。
姿勢を伸ばす力が入れ歯の下にかかると、粘膜えの圧力が増す。
十分な歯槽骨があれば良いのだが、下顎の神経管に触るほど骨が減っている。
いつも痛いと言って来院される。
少し調整すると楽になったと帰られる。
安心していると、ご主人が治療の時に、「女房は家にいるとき、入れ歯が痛いとはずしている。」言われる。
こんな話が5回ぐらいありました。

痛くない入れ歯を作り直して痛くなった!・・・これは大変なことだ。
理由は下顎粘膜への圧力が強いことなのだ。
患者様に
元の大きさの入れ歯にさせてください、そうすると昔の様に痛みはでません。
・・・患者様「先生!このよみがえった若々し口元は手放せません。」ときっぱり言われる。
インプラントの話をすると(今回はインプラントの費用はいただきませんから)、怖い!とか、気フが進まないとかといって、1年半がたった。
西村は困り果てていた!
この患者様が「先生!インプラントを植えて!」とあっさりと言った。
「さっき待ち合い室で会った人が『インプラント2本植えて良かった!』と言っていたの。
この患者様の骨も薄くインプラントは難しい。
CTの撮影、シンプラントプラントを使い3次元的骨の立体像で検証。
当院の断層システムを使い安全で確実に植立。
インプラント安定後、1ヶ月間で入れ歯は終了した。
その後、痛みでの来院は1回もなし。

西村が一年かかっても説得出来ないことが、同じことを既に体験した人の話だと、アット言う間に信じる。

これに懲りて、同じような場合、経験者の患者様と話をする機会を持つようにしている。
さらに、映像で分かり易く実感できる様にしている。
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