約1年前、右の八重歯の咬合への処置をした。 八重歯が彼女の体、歯にどのように影響しているかは、西村には手に取るように判っていた。 しかし、とりあえずは普通に生活ができ歯への特別な症状がないので、積極的には手をつけなかった。 八重歯に起因する特別の症状が無い時は、手をつけないことにしているからだ。 うっかりやってしまうと、大きなお節介になってしまうからだ。 そんな状態を10年以上見てきた。 しかし、八重歯の側に大臼歯の歯の痛み、背中の痛みと症状が出てきた。 顎の編位と体の歪み、重力と姿勢の関係で徐々に進行するのだ。 もちろん、西村にしかこの関係性は見えない。 この八重歯の犬歯に手を付けるのは、自分が神様になった様な気分でやらなければならない。 彼女の人生を変えてしまう重責を負うからだ。 出来ることなら、手を付けたくない・・・が本音だ。 かかる手間を・時間をお金に換算して請求するには大き過ぎると感じるからだ。 お金を頂かない代わりに、手を付けないのが良策なのだ。 手を付けて治ることが無い時には大変なことになるからだ。 それ故・・・通常治療で無い範囲の仕事にしてある。
彼女の義理の両親、御主人、お子様も診ている。 もうホッテ置くことは出来ない。 十分な説明の元に手を付けた。 さて、彼女の治療は手間はかかったが順調に進んだ。 なにより彼女が喜んでくれたのは、小さかった右目が左と同じ大きさに回復したことだった。 西村の治療目的は歯の痛み・肩こり・頭痛・腰痛を取ることにある。 しかし、副次的な効果で眼がぱっちりと開くこと、肌が凄く奇麗になることに、女性が凄く喜んでくれる気がついた。
約1年経ち、同側の奥歯に痛みが出てきた。 小臼歯部の詰め物が保険で詰めた物ですり減って来たからだ。 少しお金を頂いても咬合変化の無い物で、金合金で入れるべきだったと後悔をした。 これはお金だけでなく、彼女が金属を入れたがらないことにも起因している。 審美と機能にはいつも迷う所だ。
少し腫れているのでお薬を出したいと言った。 すると彼女が言った。 「授乳一カ月目です。10年間子供が出来なかったのですが先月生まれました。」 そこで、今回は取りあえず、低くなった小臼歯部へ減った分をたした。 すると痛みはその場で消えた。 後は審美より機能優先でメタルにて修復したいと思っている。
今回の主題は噛み合わせを整えると、姿勢が変り、骨盤への悪影響が減り、子宮への血液循環が良くなることなのだ。 その結果、見事に妊娠をする。・・・・・これが主題だ。
ある患者様。 口が開かないで来院。 上顎の埋伏知歯を抜き、咬合調整をして治した。 半年後、医院の下でばったりご夫婦に出会った。 御主人が言った 「先生!おかげさまで女房の顔が真っすぐになりました。そして今六ヶ月です。」 それから六年後。 左下のブリッジが壊れ、近くの歯科医ではずしてもらったらしい。 口が開かなくなり、山梨から来院された。 西村歯科しか行くとこが無いと思ったらしい。 同部位はブリッジの修復は困難で、咬合と筋肉のバランスをとる為にインプラントを1本いれ、さらに咬合調整をして、噛み合わせと顎を治した。 口はしっかり開くようになり体の調子も良くなった。 それから、1年後検診に来られた。 主たる目的はインプラントのチェックであった。 口を見ると、ある処置(小体切除)をすればさらに顎と体に良くなるから、それを勧めた。 彼女いわく「先生!お産して間もなく、授乳中です。お薬大丈夫ですか?」だった。 彼女の開口障害を治したら直ぐに妊娠。 今回も、同じく開口障害を治したら直ぐに妊娠。 処置と妊娠がピッタリと一致している。
このような例は沢山あるが・・・歯を治せば妊娠する!・・・とは言い切れない!
半年に一度しか生理がない人。 『これで結婚したら詐欺みたいなものだから、結婚は諦めた。」と言っていた。 西村の咬合治療で生理は毎月に治った。 泣いて喜んでくれた。 しかし、最終のブリッジを入れようとしたら「保険でお願いします。」と、言い切った。 西村はこの時決めた ・・・・・お節介はしないでおこう。 ・・・・・真に心から助けを求める人のみにこの知識と技術を使おう!
雅子様も妊娠がし難い! 右顎が脱臼し、顔が右にゆがんでいる! 妊娠し難い理由が有るのだ! ・・・明るくて、健康的で、ストレスが無く、若ければ、噛み合わせの欠点を補って妊娠する確率は高い。
今回の「授乳中です!」・・・・余りにもピッタシカンカンなので書き込んだ!
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