入れ歯でゴルフのスコアーが劇的に良くなった!
あるゴルフマニアの老人。 治療中はいつもゴルフの話をされる人だ。 プロのトーナメントではギャラリーとして付いて歩かれると聞く。
数本残った歯が動きだし、とうとう何ともならなくなって来院。 予算の関係で、上下一組、100万円で完成ささなければならない。 西村の入れ歯は通常三組の入れ歯、即時義歯、診断用義歯、完成義歯、それに下顎に2本のインプラントを併用して作り、340万円は基本なのだ。 一年近くかけて、身も心も顔もオーバーホールした様に仕上げるのだ。 わざわざ西村を訪ねる人は難症例が多いからだ。
さて、この患者様は条件が良かった。 性格が明るい。 歯槽骨が十分にある。 この人なら一組で完成が可能と判断をした。 先ずは、ご自分が入れて来られた入れ歯を大幅に改良して、診断用義歯の代用にした。 治療途中、話の中でゴルフを上手くしてあげるよと西村は言っていた。 顔の反応を見ると、そんな馬鹿なことがある分けない・・との表情だった。
終了のとき、患者様が言った。 「先生に謝らなければならない! この入れ歯になって、友人とゴルフに行った。 スコアーが劇的に良くなった。 足腰が全くぶれないんだよ。 その原因はこの入れ歯が入ったからとしか言いようがない。 先生がそのようなことを言っておられたが、本気にはなれなかった。 本当に申し訳なかった!」 西村が言った。 「過去に同じ様なことは多くありましたよ。 オリンピック候補選手が予選で、一位でテープを切った例もありますよ。 弟子の歯科医が、ある競輪選手を噛み合わせ調整したら、毎年賞金500万円だった人が、翌年5000万円になった。 このような例や、死ぬや生きるやと言ってた人が治ってしまった。 白血病まで治ったとか、登校不可能な小学生が完全に治った。 頭痛があまりにひどく、高校二階中退していた24歳の人が完全に治った。 今は彼は歯科医になっています。」
前の話はゴルフの話です。 さて、ここからが命の問題です。 この方にはよく噛める入れ歯が入ったことより、ゴルフのスコアーが良くなったことの方が重要名ことなのだ。
この方が、入れ歯と命と真剣に考えて、西村の力を十分発揮するほどに費用をかけらた・・・・どうなるか。 この一組目の入れ歯を出発点として、西村は口を通して命の息吹を吹き込むことが出来る。 あと200万円出せれば10才は若返らせて見せる自信がある。 西村は100万円で赤字が出ない程度にしか完成させれないのだ。
この方は入れ歯に100万円と予算を最初から決めておられた。 この意識を変えることはなかったのだ。 自分の命を100万円と見切った、値切ったことになる。
月に何度もゴルフに行く金銭的にはかなり余裕がある方なのだ。 しかし、この方の入れ歯の上限は100万円なのだ。 明るくて感じの良い老人で(髪の毛ふさふさ、初老かな)ある。 しかし、自分の命を値切ったとはさらさら思われていない。 自分の命の価値観と入れ歯の費用を本気で考えないことにあるのだ。 知らないうちにチャンスを逃しているのが人生なのだ!・・・残念!
命はお金で買えるものなのだ。 ただし、在庫の有る間のことだが。 在庫が無くなると、ハッと気づく・・・全財産投げ出しても助けて欲しい! しかし、手遅れなのだ! 医療は経済なのだ!・・・皆様、ここを忘れたり、見ない振りをしている。
産婦人科、小児科、最近は外科医。 日本は医師不足ではない! 割の合わない分野から、医師が遠のいた結果でしかない。 訴訟の対応がしっかりとし、給与が3倍になればこの分野に医師があふれるのは間違いない。 実際に若い医師に聞いたところ、その通りだと言った。
自分の命が危機に瀕する前に予防的対応に時間と努力とお金をかける。 ・・・・・金額的にはかなり少なくてすむ。 自分の命が危機に瀕したとき、それを支えてくれるのは、自分の過去のエンルギーの蓄え、即ちお金しか無いのだ。 このエネルギーと等価交換による治療を受けることになるのだ。 ・・・・・かなり高額になる。
地獄の沙汰も金次しだい! 治療のレベルも金しだい! 分かっているけど、当面目をそむけて人生を何となく生きている。 あなたはどうですか?
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