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- 西村的人間の病因総論と今後の方針 - 西村雅興 [2010年4月29日(木)]



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西村的人間の病因総論と今後の方針
西村雅興
2010年4月29日(木)
西村的人間の病因総論と今後の方針

人間の病気をつらつら考えるに、色んな原因が考えられる。
宇宙的観点から見ると地球と月の関係から、潮満ちる時に誕生し、潮引く時に死んで行く。
地球的観点から見れば環境汚染の問題がある。
最近、大きく問題化され解決の道を探っているが難しい。
生命的観点で観た深い次元ではDNAによる遺伝子の問題。
これは遺伝子操作によりかなりな治療法が開発されつつある。
以上の宇宙的、地球的、生命的観点は現時点では個人的な努力では解決が未だ難しい段階にある。

西村的発想で言えば『心の歪み』『身体の歪み』『食の歪み』の三点に尽きると思っている。
心の歪みは病の最大原因であり、病気は感情の吹き溜まりと言って過言ではない。
文字とおり『気が病んだ』状態である。
心がしっかりした人は『病』がおきても『病人』になり難い。
人相学と食養生から観相学を確立した水野南北先生が、見事にこれを看破している。
福相・長寿の相も食に溺れると卒中、その他の病で苦しむ。
貧相・短命の相も食を慎めば、出世し長生きをする。
『食の歪み』として、肝に命じておくべき名言である。
美人がそれを本人が自覚したとき、不幸が始まる。
三つ子の魂百までも。
これらも『心の歪み』を端的に述べた名言である。
もう少し掘り下げれば、『花より団子か、団子より花か』
生命の大命題に生きている生物は、悲しいかな「団子より花」である。
人間の潜在意識は生まれた時から「オギャー」と発生し、自己を主張し、より良き子孫を残すべくあらゆる犠牲をはらって生きている。
「人間の行動は性の抑圧と昇華の中で動いている。」
医者が苦手な不思議な病はこの抑圧から起きる事が多い。
このように、野口晴哉先生が看破している。
さて『身体の歪み』は色んな不快症状を引き起こす。
人間は海から陸に出て、二足歩行の形態を獲得したのは、地球の重力に対して、抗重力の働きで得た獲得形質(体)である。
朝は四つ足、昼は二本足、夜は三本足、これはスイフンクスの謎掛けである。
答えは『人間』である。
植物は植わった状態でエネルギーを獲得して生命を維持し、伝えている。
毒物は動いてエネルギーを獲得して、生命を維持し、伝えている。
即ち、人間は食を求め動きまわって食を得ている。
狩猟生活から農耕生活へと移行し、さらに椅子に座った生活に変化をした。
この獲得形質の本来の働きを無視して、重力場での揺らぎの中での二足歩行の形態、形質を十分に機能をさせていないと、機能がサビ付き機能不全を引き起こす。
『歩け!歩け!早足で歩け!』運動は現代社会生活での身体のサビを落とす一つの方法である。
これは『運動療法』である。

では本題に入る。
スイフンクスの謎掛けの 四本,二本、三本、この3本の一本は杖である。
つい一昔には、ほとんどの老人は杖をついてた。
しかし、膝を痛めた人以外に杖をついている老人が少なくなった。
何故だろう?
歯科医が入れ歯を入れ始めたからである。
『人間は歯で立っている、寝ていても歯で立っている(姿勢を維持)。』
こう看破したのは気功整体師、三枝誠先生である。

昔ら知られた言葉がある。
『背筋の曲がりは万病の元。』『鼻の曲がりは背筋の曲がり。』
それでは『鼻の曲がりは』何だろう?
『鼻の曲がりは顎の曲がり。』である。
顎の曲がりの原因は二つある。
一つは乳幼児期の股関節の不揃い。
一つは『噛み合せの乱れ』である。
乳児期の股関節はおしめの当て方、股関節の足体操。
噛み合せの乱れの原因に遺伝的形態の問題、ハイハイの時期に十分に四つ足歩行をさせ、背骨の十分な発育を待って立ち上がらせる問題がある。
さらには、幼児期の学童期の十分な歩行運動、食生活は十分な咀嚼運動と顎の発達と姿勢の調和への必須条件である。
現代社会での砂糖は乳歯時期に虫歯作り、永久歯の位置ズレが起きる。
これでこの子供の人生は大きく歪む事になり、もう取り返しがつかない。
本来遺伝的に『頭の良い子』も、首の凝りから来る脳の酸欠で『並の頭に成り下がる』など誰が考えているだろうか。
人生も3割ダウンになってしまい、病気は3割アップの流れに突入してしまうのは明らかなのだ。
子供の時期に精神的圧迫を受ける、それに耐えて食いしばり深い噛み合せになる。
親の庇護の生活時期、適切なる歯科治療を受けていないと噛み合せは一層乱れる事になる。
これは親の子供への愛情レベルの問題になる。
大人になって、歯の治療への意識が低いと・・・・.
とりあえずこの歯を処置して欲しい!
保険の効く範囲に限定して欲しい!
この欄に○がついている人の口と人相,服装、話し方は『とりあえず息ををして生きている人だ。』
歯や命よりも,ずーっとお金が大切な人なのだ。
自分を大切にしない人は、自分以外の人も大切にしない。
その結果、良い人間関係は得られず出世の見込みは消えて行く。

さて,この様な流れの行き着く先は『歯源性・咬合由来症』を根源に持つ、多くの症状・病気なのだ。
しかし、この重大な現実を知る人は少ないのだ。

時に、心ある人は西村の著書に出会ったり、ホームページを見て,九死に一生を得る事がある。
現実には奇跡に近い縁を手に入れた、まさに『クモの糸』を手繰り寄せた幸運な人なのだ。
よくよく観察していると、本人が意識していない所で『善行』をしているのに気がつく。
主人の親の介護をしているが、自分が倒れたら尚困るので歯の治療に来た。
息子が障害者なので、何としても自分は元気で長生きしなければと思い来た。
多かれ少なかれ子の様なケースが多いのは偶然とは言えないだろう。

『西村の使命』はこの様な人柄が良く、良い縁を引き寄せた人を救う事なのだ。
最近,自分のこの世の存在意義をこのように考える様になった。
世界で唯一、西村だけが出来る治療に出会える人を助けるのだ。
これが私の天職なのだ!
治せる病、症状の改善例は多いけれど、それは患者様の人柄に沿って,西村の能力が発揮される。
結局、治るも治らないも,良くなるも良くならないも、患者様の思い,人柄に尽きるのだ。

良くならない人、感謝の心が無い人なのだ!
神様・仏様が苦痛を糧として、もっと修行しなさいと天啓を与えているのだ。
未だ,西村に出会う時期ではないのだ。
症状,病気には何かしら『気づきなさい!』とのメッセージがあるのだ。
人生、今起きている事は必要が有って起きている。
そこから,何を手に入れるかを問われていると考えてみよう。
現世で頑張るも良し!来世で頑張るも良し!
ただし,来性が人間とは限らない。
人間に生まれてくる事が、そのような事がめったに無い、有り難し。
だから人間に生まれて来た事を『有り難い!』と言うのだ。

ここまで読んで来られて判る様に、病気は『無意識がここまで引っ張って来た』結果なのだ。
生き様の結果なのだ。
生き様を変えないと病気は治らない。
医者は病気を自分が治すものだと思っている。
患者様は医者が治してくれるものだと思っている。
薬は病気を治すものだと思っている。
治すのは自分自身の潜在意識の変革によって、自分の身体が治すのだ。
薬は症状のマスキング(症状の緩和の対処療法)にしかすぎない。

医者が病気を治せるならば,医者はみんな百歳まで生きる。
薬が病気を治すなら、薬剤師はみんな百歳まで生きる。
現実はそんな馬鹿な話はないのだ。

ここで医科と歯科が分かれた理由を書いておく。
医科は手当と指導をして、病気から患者様を健康に導く仕事なのだ。
基本的には患者様自身が治すのだ。

歯科は虫歯になった歯を修復する、無くした歯を補う物を入れ修復する。
このように、物をもって補う事、大工が仕事なのだ。

金堂の修復には朽ち果てた木を接ぎ木で補い、百年単位で再建し,千年の金堂の形体を維持している。
歯科医師は医学の知識を持った身体の大工なのだ。
大工であるが故に、知識と腕の冴えが要求される。
医者は病名を付けて薬を処方するれば皆同じだ。
最近は希少価値の『神の手を持つ医師』に人が群がって救いを求めている!
歯科医はすべて大工だから、腕の善し悪しが仕上がりに直結する。
たたき大工もあれば、宮大工もあれば修行の身の大工もあれば、その棟梁もいる。
保険で命の処置を一律に対応出来る訳が無い。

歯科治療を受ける皆様には肝に銘じて決断をすべき事なのだ。
それが、取りああ得ず・・・、保険に限定して・・・。
仕方なしに,とりあえずの処置はするが・・・その後は気分が悪くなる!

歯が痛くて来られた人。
今,とりあえず痛みを取る事が親切なのか?
もっと,痛みに苦しみ本気で治そうとする心を喚起する方が親切尚だろうか?
本当に悩ましい!
とりあえず痛みを止めると、喉も元過ぎれば何とやら!
歯を失う手助けをした事になってしまう事が多いのだ。
親切とは何だろうか?
本当に悩ましい!

西村は重力場での姿勢維持の根源は、歯の噛み合せだと確信している。
それ故,どんな小さな治療・処置もこの観点で治療し、この患者様が西村に出会ったチャンスを生かす様に咬み合わせの改善方向へ治療している。
全く歯が無くなった人,総義歯を入れる人へは、身体のオバーホル、金堂の再建と思って取り組んでいる。
そして,10歳15歳若返り喜んで頂いている。

歯の治療で身体が壊れるか,治る方向を向くかは丁半博打の様なものだ。
医者を選ぶは寿命のうち。
歯科医を選ぶは『人生と寿命を選ぶ』ようなものなのだ。

今一度,自分の人生と命をよくよく考えてみましょう。

最近、思う事。
西村的発想と治療が出来る歯科医を生み出そうと思っている。
過去、30年間に多大なエネルギーを注いでセミナー、講演、学会発表をして来た。
あまり効果があがらなかった。
今は『咬合病の歯科医師』を治し、西村の治療体験をした歯科医師を西村の分身に育てようと思っている。
いわゆる「歯科医師の歯をと噛み合せを治療する歯科医になる。」
そこから後継者選びをする。
そのため,一般の患者様はかなり本気の人のみ,厳選して治療する事にしている。
レスをつける



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