パリでのインプラント研修考察
五月の連休はいつも京都で過ごすのが慣例だ。 セミナー受講生との歓談、剣道の修行の為の一週間なのだ。 今年はパリへインプラントの研修に行く。 西村は66歳、歯科治療はそれなりに確立している。 それでも勉強は必要だ! 今回は日本のインプラント一流の歯科医が、世界の超一流のインプラント専門医の手術を見学するセミナーだ。 参加者は12名だった。 インプラント専門医はパリで三名のみだと聞いた。 3日間ビッチリ手術の見学だ。 なるほどずいぶん参考になった。 世界的レベルを実感した3日間だった。 先生の術式は十二分に確立され、手術はアッという間に終わってしまう。 彼の技術と術式が完全に一致している神業的手術だった。 さて、技術の差は経験でしか補えない。 しかし、最近は非常に有効な器具が開発されている。 この道具を使えば、普通が一流へのステップアップが可能だ。 器具は高価ではあるけれど、優れた道具を持つ事は患者さまへの愛情に繋がる。 その意味で西村の経験と道具の存在は西村をかなりな一流のレベルに引き上げる。 西村はこの道具を使った術式のセミナーを既に受けている。 最新の術式だ。 材料も日々進化している。 日本で発売されていなくても、個人輸入で購入出来る。 この当たりに十分注目して行くのが歯科技術の向上につながる。
さて、先生の手術の際に(一般臨床医からの紹介)パノラマ写真を見ると・・・。 インプラントを手術を受ける前に、臨床医が噛み合わせの適正化すべき物を多く観た。 西村的な咬合的観点からは非常にレベルが低いのが、フランスの一般的臨床医のレベルと見た。 これは日本とて同じで、インプラントの成功は最後の噛み合あわせの状態で決まるのだが、まだまだこの考え方は普及はしていない。 西村が30年間に渡ってこの方面の普及をして来たが、まだまだの感がある。
今回参加の先生方は西村の事を知っている先生も数人いた。 それぞれに噛み合わせのセミナーに参加され、この方面の意識は高かった。 残念なのは、西村のセミナー中止後の、他の先生のセミナー受講だった。 それなりに成果を納められている様だが、細かい所が足りない様だ。 しかし、噛み合わせに十分配慮した先生のインプラントは成功間違い無しだ。 今回参加された先生方に幸いあれ! 参加された先生が西村歯科医医院へ来院され、西村の咬合調整を受けられ、その高価の実際を体験されれば、さらに咬合の知識が高められると期待される。
尚、カイヤット先生に西村の成果をiPadの写真で見せたら、親指を立ててグッド!と合図を送ってくれた。
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