今日は71才の紳士が入れ歯の相談に来られた。 入れ歯を拝見すると、見事な入れ歯だった。 相当名のある先生が入れられたものだと思う。 御本人に入れ歯の何処が問題なのですかと問うと。 今の入れ歯に特に不満はない、先生の入れ歯の本を読んで、もっと良くなるのかなと思って来た、とのことなのだ。
西村のところには全国から来院される。 娘婿が歯科医だとか、親戚に四軒歯科医が居る。 大学病院へも行ったとか、これで六医院目だとかそんな例が多い。 この人の様に、さらに良くなる可能性を求めて来られる人はほとんどない。 ほとんどない人の一人なのだ。
首の動き、肩の重さ等を確認していただいた後、西村なりの調整をした。 首を動かした時、あ !と声をあげた。 片側に向くとき、少し詰り気味だったのが消えたからだ。 肩も急速に軽くなり、口の開閉が楽になった。
西村の力をしっかり感じられた様だ。 その後の反応が速い。 費用も時間もすべてOKで治療の約束をされて帰られた。
心がけが大変良い! 出きるお人! 運を掴める人! たいした者だ! こんな感情が西村に起きた。
帰られてから、キレーションの紹介をしたので、満尾先生に紹介した旨、電話をしょうと患者様のカルテを見直した。 保険者番号が1番だった。 これは現役の創業社長を意味する。 一代で上場した会社のオーナー社長だった。 それも有名な社長だ。 代診の先生が、そう言えばNHKのプロジェクトXで見ましたよ!と言った。 そんなものなのだ! 出きる人は相手にそれを感じさせるものがあるのだ。 そして、最高の運を掴む能力があるのだと感じた。
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