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- 居ない所を打たされている! - 西村雅興 [2015年1月5日(月)]
2015京都大会 - 青木大輔 [2015年4月13日(月)]
Re:2015京都大会 - 西村雅興 [2015年4月15日(水)]
青木君へ - 西村雅興 [2015年4月16日(木)]
Re:青木君へ - 青木大輔 [2015年5月17日(日)]
感想 - 西村雅興 [2015年5月19日(火)]
Re:感想 - 青木大輔 [2015年5月19日(火)]
感想追加 - 西村雅興 [2015年5月20日(水)]
気をつける事 - 西村雅興 [2015年6月3日(水)]
Re[2]:青木君へ - 岡田 [2015年5月20日(水)]
Re[2]:2015京都大会 - 岡田 [2015年4月18日(土)]



青木君へ
西村雅興
2015年4月16日(木)
青木君へ
青木君は剣道の理解が深く相手もよく見え、普通の七段よりも剣道の理合が判っています。
七段の審査ではこの辺りの能力を問われます。
七段の審査はその意味でスンナリと受かると思います。
六段が一発で受かった、国体の選手にもなった、高校で剣道の指導もしている。
剣道環境は申し分ないが、七段挑戦で苦戦をする。
指導者についていないで、強ければ良いとの稽古をしているとそうなります。

さて、あなたが受験するのは六段の審査です。
基本的には剣道の稽古量を問われます。
打ち勝てば六段は受かります。
先を取って、目をつぶって打っても、入れば受かります。
先を取って来た相手を良く見て胴に捌いた時、先を取って打った相手が0,5段腕が上と判断されます。
打たれなくても、打って出られた分がマイナスです。
七段審査では自分が先を取って、面に引き出し胴を取ると、お見事!となり、一段上の評価が得られます。

コツを話します。
十分合気になってしまうと、お互いに打って出るチャンスはなかなか出来ません。
しかし、今まさに合気になろうとする、その一瞬前に足を出して、体を出して先を取ります。
相手は十分に準備が出来切る前ですから、心も落ち着いていません。
相手は一瞬あわてて打とうとします。
この瞬間自分を捨てて先を取るのです・・・・これが打つ前に死ぬ!です。

この状態を作るには蹲踞から立って、一足一刀から触刃の間合いになった瞬間(多くの人はここからやや深く入りヤア、ヤアと気合いをかけ打つところ狙っています。)この時にスーッと前足を出して、捨てて攻め入ります。
相手があわててこれに呼応しょうと予備動作を致します。
小胸を出す、手元を一瞬下げる、体を一瞬沈める、逆に打とうと手元がやや前に出る。
余裕が有ればこの動きは十分に見えますが、実際は相手の心の動きが身体に出ようとする瞬間を、本応がキャッチしています。
この瞬間、感覚的に心が打てと命じますから、捨て切って打って出る。
死ぬ気で打つ!です。

もう一つ
相手が攻めようとする瞬間、無防備ですからここを打ち取る。
攻めて来たところを打つのではありません。
攻めようとする出端を打つのです(これは原田先生の一番の教えです)

後、稽古の回数も少ないと思いますが、この二点を心がけて稽古をして、受験して下さい。
幸運を祈る!



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