元会長との稽古 90才近い高齢なのだ。 久しぶりに敬意を表してお願いした。 西村的には最悪の体調なのだが。 先生は最古手の七段で気位も高いお人だ。 先生が打って来て打たれる事は無い。 先生を引き出して年を左右にと二つ打った。 さあー、先生が怒った「何と言う剣道をするのだ、チョンチョンと面を打つなんて!」 しかたがない、バスッと大きな面を打った、先生は満足していた。 同じ様に打とうとすると小手を斬られた。それで蹲踞。 稽古の後、挨拶に行くと、先生は目を丸して怒った。 西村君の剣道、手の内は見事だと思っている。 しかし、今日の剣道は何だ!人をおちょくる様な剣道をするな。 あの真っ直ぐに打って来た面は良い。 大変な剣幕で説教をされた。 先生は耳が遠く、こちらの話は聞こえない。 一方的に叱られたが、このお説教が心地よかった! 私を思う気持ちに溢れていたからだ。 もし、心身が覚醒していたらどうだっただろうか。 本気ですっ飛んで打って行って良いものやら。 私としては相手を引き出しそこを取るのが私の剣道だ。 それをすれば、先生の気位からは許せないだろう。 このような時、稽古の仕方に迷う。 これから、稽古に遠慮が入るときはお願いしない事だなあ!と思った。 西村70才の剣士、90才の剣士に説教される。 老人が老人を叱る剣道の一コマでした、
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