ある女性との指導稽古
「四段を受けたいと思い、指導を受けに来た。」と言った。 面打ちの稽古と思い、「面を打ってきて。」と言った。 彼女はモゾモゾして、一向に面を打ってこない。 暫くしたら、チョコチョコと前に歩いてきて言った。 「先生!中丹田をそんなに攻められたら打てません!」 西村は思った、この子は凄い!へその上を攻められ手いることが明確に感じることが出来ているのだ。 へその上を西村が気で押さえていることが判るのだ!!!!!! 気の攻めを抜くと、スパッと面を打ってきた。 ほとんどの人は、95%はこれを感じる感性が無い。 だから平気で打って行けるのだ! 目くら蛇びに怖じず!の世界にいる。 ほとんど人は相手の竹刀、構え、予備動作の段階で何かを感じている。 形にならない前に勝負は始まっているのに。 打てないのに、自分が中丹田、喉元を攻められていることすら気がつかずに打って出ている。 相手のこの気の攻めがない場合は入るだろ。 しかし、打つ前の責め合いが感じられないようならばスポーツの世界のスピード勝負と言うことになる。 【気】の話になると???となって聞く気がしない様だ。 誰か力のある人に【気】の実体験をさせてもらうと前進するだろう。 科学的に測定をして説明をし難い、科学がそこまで進んでいないからだ。 見えないけど感じる世界が判ると、剣道は一層面白くなる。
彼女は相手の体が透けて見えるし、相手に近々に起きることが判るのだ。 それを話すと周りから気味悪く思われるので内緒にしていた。 今はその能力を生かして病気を治すヒーラーを仕事にしていた。 彼女から相談を受けたとがある。 ガンのクライアントを治したら、その人が言った。 「医者がアレは誤診だった!と言った。」と言う。 「だから元々ガンで無かったからヒーリング費用は支払わない」。 どうしたら良いんでしょうかね?彼女の相談内容だ。 これに似た内容は西村も多く体験している。 一寸楽にすると、お金が惜しくなり来なくなる。 喉元過ぎれば熱さ忘れて、豹変する!これは人の常だ。 西村は彼女に言った。 「そのガンもその人の気ざまの表れだ。」 「こういう人は前もって分かるでしょう。」 「ヒーリング代金は通常の三倍頂き、効果が無いと思えばいつでも自発的に止めて下さい。」 今は、彼女は病気を直接治すヒーリングはしていない。 病気を呼び寄せる心の方向を変化させる、カウンセリングをしている。
西村の周りには超能力者、神様の親戚としか言いようのない人が五人以上いる。
「西村先生の殺気が消えたら八段に受かる。」と言った人がいる。 今思えば、まさにその通りだったと様だ。 自己啓発のセミナーで、弘二さんに「一喝をされた、その言葉は西村を根底から変える言葉だった。 原田先生からの手紙に匹敵する物だった。 見える人は見ていなくても見えるのだ!
感性が鈍いからといって嘆くことは無い。 人間特有、動物特有の生理的動き、反射を良く研究、習練し剣道の理合いを知ればそれなりに良い剣道が出来るようになる。 この理合いを詰め込んだ物が「日本剣道形」なのだ。 師匠が弟子の気くらいに負けて、気の攻めに負けて打ち出してしまい、弟子に打ち取られる合理的パターンを刷り込み教えるものなのだ。 西村の指導は竹刀でもって実践的に打たれ役に徹して、弟子を引き上げる稽古をする。 ともかく名人の剣道をビデオで繰り返し繰り返す見て、何故!この先生はこんなに強いのだろうと研究をしてみよう。 お近くに尊敬する師匠がいたらビデオに撮って何度も何度も見てみよう。 そして、どうしても判らないときは質問をしてみよう。 しない稽古よりも何倍も剣道が強くなる。
島野君のHPに西野先生の麺打ちの動画がある。 彼はこれを見て大きな発見をしたと書いている。 必見です!
感性の鋭い人がいる。 妻は西村の十倍感性が高い。 浮気などすれば一発判ってしまう。 渋谷の診療室から帰る途中、一寸お風呂に入って帰った。 妻が私の髪の毛をスッと掻き上げながら「知ってんねんから。」と一言いった。 「知っていて言わないのは立派だ!」と西村は言い返した。 まだ、本当の意味で夫婦部なる前の話だ。(この頃はひどい男だったと思う。)
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