・右ヒジが外に張っている
このタイプは基本的に竹刀の操作を腕で始動・起動するタイプである。 スッと入っていくと、この人はパッと右手で竹刀を引き上げる。 ヒジをさらに外に出しながら、拳を胸の方へ引く。 (三角筋と上腕二頭筋で竹刀を引き上げる・・・竹刀操作の未熟なタイプ・大人になって剣道を始めたタイプに多い。) 小手を打つのに非常に都合の良い相手だ。 ただし、上腕二頭筋の屈筋を使う為に、反応が非常に早いのと拳を胸の方に引くので、小手は良く見えるが思いのほか遠くになる。 その為、不用意に手だけで打つと届かず、ポカンと面を打たれることが多い。 この小手を打つには、右足を滑り込ませ体を十分にいれ、相手の右乳首を切るぐらいに打つことである。 これをやれば、こちらの体の攻め込みに見事に反応し、そこを小手に取れる。 これは何度でも繰り返し打つことが出来る。 相手は首を傾げるが何度でも打てるのだ。 西村は通常相手のこの欠点を指摘する為に打つ小手である。 三本続けて全く同じ小手を打たれると、その後の忠告に約立つからだ。
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