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- 久しぶりに竹刀を持つ!!!!!1 - 西村雅興 [2006年10月3日(火)]
Re:久しぶりに竹刀を持つ!!!!!1 - 岩崎敬郎 [2006年10月4日(水)]
有り難うございました。感謝です。 - 西村雅興 [2006年10月5日(木)]
Re:有り難うございました。感謝です。 - 岩崎敬郎 [2006年10月5日(木)]
Re:I have two questions! - Songwook Lee [2006年10月12日(木)]
Re[2]:I have two questions! - 西村雅興 [2006年10月13日(金)]
Re[3]:Thank you! - Songwook Lee [2006年10月14日(土)]
Re[4]:Thank you! - 西村雅興 [2006年10月24日(火)]



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久しぶりに竹刀を持つ!!!!!1
西村雅興 [HomePage] [Mail]
2006年10月3日(火)
昨日、久しぶりに書き込みをしました。
さて、書いた様に剣道が出来るかやって見ました。
自転車と同じで全く問題が無く剣道が出来ました。
相手がよく見えます。
スピード勝負をかけなければ、全く問題が無いです。
体の筋肉はどこにも疲れが出ず快調でした。
打ち合えばスピード勝負になってしまいます。
でも、これは六段診査のレベルです。
相手との会話でお話をすれば、禅問答の様なものです。
打ちたければ打たれに出る!
相手より早く打ちたければ、相手より後から手を動かす。
竹刀で打ちに行かないで、腰で打ちに行く。
相手が誘えば乗ってやる。

今日、道場の稽古風景を見ていて思った。
賀来先生曰く『一生懸命稽古をして下手になっていく。』
まさにその通りでした。
師匠がなく、手本がなく、我の強い稽古をしている。
剣道家に多い・・・唯我独尊・・・一人よがり。
悪い癖のパターン化の強化をしているに人ばかりだった。
教えてあげたいが、聞く耳を持つ人がほとんどいない。
時々は片耳を開く人がいる、六段七段スイスイと昇段をしていく。
精神面では時には効果が有るが、習い事はここが問題になる。

今日、気がついたこと!!!
皆様、跳ねている。
停止のままから動こうとするから、バネがはじけるような動きになる。
思い体が邪魔をしている。
それでも体重が軽くてバネが有れば何とかなる。
しかし、体の中に支点が出来それが連動をしている。
支点を消せ!これが武術的身体動作なのだ。
この支点をつかれると、相手に入り込まれる。
その為には新幹線の様に何時動き始めたか分からない初動が大切なのだ。
初動は筋肉を緩めて重心の滑落から入る。
体が落ちかけるから、お尻から後筋にかけての筋肉がそれを押し出し重心の位置を支える。
これで腰の平行移動になる。
余裕が有れば右膝がグッと相手を攻めるように腰を押し上げる。
相手の色が見えればこの上げた位置のエネルギーを自由落下に変える。
この落下のエネルギーを竹刀に伝える。
よく見れば・・・原田先生の面になる!!!!!!!
甲野先生の井桁崩しの武術的身体動作なのだ。
誰一人として、このような身体意識をもって稽古をしている人はいなかった。

対人競技は読まれれば終わり!
対人競技は心を動かしたら終わり!
見えない意識波動の細い糸のような(糸電話)ものでお互いがつながっているからだ。
かって、陰流の創始者がこの前段階を体感させる為に小舟に乗って稽古をさせた。
打とうと思い後ろ重心が移れば、船が揺れ相手にそれが伝わる。
心の変化が筋肉に伝わり小舟に伝わり相手に正体がばれてしまう。
あれレベルになると相手の心の変化が筋肉に伝わり、潜在意識のレベルで予備動作を発してしまうのを見抜ける能力を持つようになる。
実はこれの稽古を剣道の稽古と勘違いして、ここだけ追っかけているのが現状だ。
打とうと云う意識が消え、打たれたくないと云う意識が消えれば相手は幽霊と対峙している事になる。
この様な心境を鏡にすると、相手がこれに映ってくる。
後は打ちなる反射に任せるのだ。
相手のレベルが高くなると、ここを逆手に取って先読みをすれば大先生も我が手に落ちる。

新進気鋭の若手の六段は西村に見事に斬って取られる。
相手が冴えているほど自分が冴えてくる。
よい同調関係にはいっているのだと思う。
そして、相手は十分になってくる。
そして、今まさに打たんと思う鼻を西村はスッと打たれに入る。
相手は自分が決定権を持つその一瞬先に、西村に引き金を引かされてしまう。
打ったのではなくて、打たされてしまったのだ。

ゴマちゃん、先般の夏の歯科医の稽古でビデオを撮っていましたね、
若い大柄な強い剣道家が西村にことごとく打たれていたのを思い出しますか。
これは剣道の稽古のレベルと云うよりは、剣道を良く知っていると云うレベルの問題です。
剣道は本当に面白いです。

日々の稽古に工夫と研究と知恵をもって取り組むと、本当に面白い。
そして、答えは師。原田源次先生の動きに有る。
唯一つ、全く分からない・・・原田源次先生の抜き胴です。
ガンちゃん教えて!

久々の西村らしい書き込みでした。
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Re:久しぶりに竹刀を持つ!!!!!1
岩崎敬郎
2006年10月4日(水)
西村先生、お忙しく、またお元気のようで安心しました。
当方は二戸で行われる岩手県内最大の少年剣道大会が
終了してホット一息ついているところです。
中学生男子、中学生女子、小学生の団体・個人戦の
会わせて参加選手900名、168チームの大会です。
大会を主催する度思うのですが、裏方の大変さ、
そして大会に参加してくださる選手・監督、さらには
保護者の方々に感謝を申し上げます。
でも、苦言も一言。
マナーが[が悪いですな。特に親が。
開場とともに走り出し、座席の確保に物をおいて
自分だけいい思いをしようとするあさましい態度。
これは会場の大きさに関係なくどこでも何時でも見られます。
あの大きな日本武道館でさえそうなんですから。
子供に剣道を習わせる前に親のしつけをいなければ、と思います。

さて、お尋ねにあった原田先生の胴ですが
我子達は「原源胴」と呼び基本内の中に取り入れています。
勿論格好と打ち方だけですがね。
子供達には、現象面を教えるだけです。
即ち、せめる、表から押さえる、竹刀を相手の竹刀の下に潜らせる。
その時右足を滑らせる。頭は差し出す。
あとは相手が打ってこようがこまいが胴を打つ。
これが「原源胴」の打ち方です。もっともこれは中学生・高校生向き
の指導ですが・・・・・。
いつか原田先生に伺った時があります。
「先生、どうすればいいのですか」
「あのなぁ、あれはどうでもいい胴なの」
「はぁ?」
「応じ返しは反射運動、即ち後の先。これは数を掛けて訓練する。
 抜き胴はよみ。先の先。これは攻めが決め手になる。」
「では抜き胴は誘いからの技ですか。」
「いんや、俺はいつでも面を打つつもりで技を出している。
 でもいつのまにか胴を打っているんだな。だから、どうでもいい胴
 なの。」
「だったら、先生の抜き胴は反射運動で後の先ではないのですか。?」
「いんや、先先の先だな。面を打つには面を差し出さなければならない もの。面を打つ前に死んでしまうんだな。
 そうしたら死んだものを打つつもりで相手が起こるから別に
 面でなくても、小手でも、胴でも打つところを相手が作ってくれるん だな。そこを打たせてもらえばよい。」
「じゃぁ、打つ前に既に相手は打たれることになっているんですね。」
「あのなぁ、勝ちに不思議な勝ち有り。負けに不思議な負けなし。」
「はぁ・・・・・。」

未だに「原源胴」が打てない岩崎が解説をできるわけがありませんので
この程度の理解しかしておりません。
西村先生が直接お聞きして解説をしてくれたほうが
岩崎も有りがたいのですが。
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有り難うございました。感謝です。
西村雅興 [HomePage] [Mail]
2006年10月5日(木)
良いヒントをいただきました。
学生時代、一年先輩に『越前』がいました。
彼は一年間一度も負けずに通します。
結局個人戦では優勝をします。
彼は中学時代に大将で日本一になっています。

彼は面に出ているが、小手で勝つことが多いのです。
後で聞くと『小手がはいていたらしい!』と云います。
これを逆手に取ると三本の内一本は取れるのですが、西村は一度も勝った事は有りません。
現在も剣道はされていますが、理合の稽古はされていないようなので勘の冴えのみの剣道になっています。

西村が高校時代世田谷区には国士舘高校の剣道部が有りました。
ここの大将は三年間西村に負けています。
たまたま、前が頑張って大将戦になった時、気がついたら旗が上がって勝っていました。
日本学園高校が国士舘高校に勝ったのはこのとき一度だけです。
無にが何だかよくわからず引き上げると、見事な抜き胴だったと云われました。
何時打ったのか全く記憶に無かったです。
何しろ胴を打つなど考えた事も無い頃でした。

これに似たような事は時々有ります。
原田先生に面が入った時は、何時自分が打ったか全く記憶に無い時です。
唯、右斜め上からそれを眺めている自分に出会います。
『いんや、俺はいつでも面を打つつもりで技を出している。
 でもいつのまにか胴を打っているんだな。だから、どうでもいい胴
 なの。』

越前は面を打ったつもりで、いつの間にか小手を打ってしまっていた。

結局、攻めて攻めて面をと思うが、相手の出方に無意識の知恵が相打ちを避け胴に回って勝つだけなのですね。
京都では西村の右膝の仕掛けに、さすがに原田源次先生途中で面から胴に回りました
でも誘いに乗ったのは確かでした。
先生、東京でも二本ばかり仕掛けが効きました。
ガンちゃんは面を打ってくれました。
ガンちゃんが胴に回れない。
西村もあそこでは胴に回れません。
弟子の二人の悩みの壁ですかね。

どうでもよい胴なのですね!
体が勝手にやる『神妙剣・夢想剣』ですね。
逆にこれを逆手に取る方法を発見しました。
相手のお誘いに乗って上げる事だと分かりました。
そうすると、夢想剣が勝手に働く様です。
これは夏に大先生との稽古で発見しました。

我々は胴に意識があって、相手を誘い込んで胴を打つ。
西村のこの胴は自分で言うのも恥ずかしいが、絶品と思っています。
しかし、胴に意識があっての行為ですから、原田源次先生とは違います。
最近の西村はこのレベルの先生方が持っている、染みついている感性レベルの裏をかくのが上手くなりました。
大先生の読みの先を読む方法です。
この読み合は竹刀は全く必要ない世界で勝負が終わる様です。
何時もうまく行くとは思いませんが、結構な成果が上がっています。
竹刀無しの対話だけの世界です。

『さて、お尋ねにあった原田先生の胴ですが
我子達は「原源胴」と呼び基本内の中に取り入れています。
勿論格好と打ち方だけですがね。
子供達には、現象面を教えるだけです。
即ち、せめる、表から押さえる、竹刀を相手の竹刀の下に潜らせる。
その時右足を滑らせる。頭は差し出す。
あとは相手が打ってこようがこまいが胴を打つ。
これが「原源胴」の打ち方です。もっともこれは中学生・高校生向き
の指導ですが・・・・・。』
このレベルを子供・少年のころから訓練すればやはり凄いものになりますね。
岩崎先生のこの手の解説は何時も見事です。
ある種の動きの流れをストロボで一瞬一瞬を解説する能力です。
ともかく凄いに尽きる!
六段七段の壁はまさにここが理解しているかに尽きますからね。
これを教わる子供は凄い。
習い事は師匠に尽きる・・・まさにそうですね。

原田源次先生の胴の真似事をしたくなりました。
チョット剣道をしてみようかと云う気がしてきました。
有り難うございました。
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Re:有り難うございました。感謝です。
岩崎敬郎
2006年10月5日(木)
参考として、「剣道日本」2004年7月号で
原田先生が御自身の言葉で語っていらっしゃいます。
69ページ、「範士が語る」を御参照下さい。
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Re:I have two questions!
Songwook Lee [Mail]
2006年10月12日(木)
Dear Nishimura sensei!

I have two questions,
when I move as you have described about using left leg for no indication of moving like Sinkansen,

I want to know whether I need to kick a ground by left leg or not?

The other question is that when I doing this, should the right knee is bent a little or not?
(I think if using gravity it may be better to be bent,
but bending right knee gives some initial indications of moving to an opponent.)

Thank you in advance!

Best regards,
Songwook Lee
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Re[2]:I have two questions!
西村雅興 [HomePage] [Mail]
2006年10月13日(金)
It begins from a person's movement's falling down at first.
A body moves with the weak power forward if a body is lightly pushed out in the left foot when it begins to fall down.
This is the natural movement of a walk.
Use gravity for your breaking the law of the inertia.
This is the secret of the physical movement concerning martial arts.
The movement of the kendo is a natural physiological movement.
But, many sword people make a body move only with the power of the foot forward.
The big power to go against the law of the inertia is necessary for this.
The center of gravity changes to the left foot at this time.
Move with the power that it came out from here forward.
It is sensed by a partner the moment the center of gravity was moved to the left foot.
After it signals, a partner hits it, and he can defend it easily.
Martial arts are relations.
A partner can't sense it if gravity is used for the start.
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Re[3]:Thank you!
Songwook Lee
2006年10月14日(土)
Thank you very much for your kind explanation.

Today, I tried following the way as you explained,
after jikeiko, I asked to an opponent whether he felt my initial moving.
He answered, "I can't know when you are coming."
Actually, it worked well though I need to practice more and more.

When I go to dojo, I always think about your instructions.
I am very appreciating about your teaching secret skills which have improved and changed my kendo totally.
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Re[4]:Thank you!
西村雅興 [HomePage] [Mail]
2006年10月24日(火)
Even if a body slides and goes, it can't be hit easily.
You must move a partner's heart.
It can be hit when a partner is moved.
Send a sign when it becomes enough posture.
A heart is moved to the partner by this sign.
A partner breaks enough defense, and tries to move for the attack.
Say this as the emptiness.
Say a change in the heart.
As for the kendo, if a partner isn't moved, it can't be hit.
Make this condition intentionally.
A partner comes out to being hit if a partner hits it under this condition.
A Japanese proverb
The insect of the summer when fly and it is in the fire.
It is the meaning which it is said that a tomb hole is dug by itself about.
Advanced kendo is bargaining of th kendo is bargaining of the heart.
It is kendo to do the dialog of the heart in the bamboo sword and the body.
If a partner's heart steps onto the palm, so a game and a dialog are ends.
Kendo is awakening hypnosis.
If it understands here, both skill and the power become unnecessary.
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