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- 心の操法 - 西村雅興 [2007年11月2日(金)]
お礼 - 女性剣士 [2007年11月7日(水)]
お目出度うございます! - 西村雅興 [2007年11月8日(木)]
すばらしいアドバイス有難うございます - 女性剣士 [2007年11月9日(金)]



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心の操法
西村雅興
2007年11月2日(金)
最近先生は書き込みのアップをしていませんねと言われました。

稽古毎に思うことは多くあるのですが、過去の思いに重複いたします。

千代田は皆様は好き勝手に剣道を楽しまれています。
段を受ける方向と全く異なる方向で稽古をされています。
昇段したいときは、これと思った先生に付くのが一番ですね。
教えてあげたいと思っても、素直な人は少ない。

H君・・・相変わらず品性のない剣道をする。
     稽古の度にイヤな感じをする。
     言ってはみるが全く伝わっていないのが、表情からうかがわれる。
     もう言うのは止めた・・・・
     剣道は家族・親戚DNAそのものが既に道を作っているんではないかと思ってしまう。
     来世ではどのような人生を送るのだろう!

剣道の極意はフッと思っている対極にあることが判ればシメタ物なのだが
これがいくら言っても伝わらない・・・・。
話すことも、書くことも疲れるのだ。
身体動作の操法の説明はは簡単なのだ!
心の操法を伝えるのは至難の業だ!

剣道の真の目的は自分の『心の操法を自在にする能力開発』にあるのだが。
・・・とわ言え、西村も迷いに迷うことも度々ある。
しかし、少なくてもその目的はしっかり持っている。
皆様はどうでしょうか。
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お礼
女性剣士
2007年11月7日(水)
久ぶり掲示板にお邪魔させて頂きます。以前ビデオを郵送し先生に技術面でアドバイスを頂いた者です。あの時は本当にありがとうございました。丁寧でお心づかいあるアドバイスでそして先生に観て頂けた事にうれしく、それからの稽古に張り合いがありました。そして今年の夏に1回で四段に合格する事が出来ました。
先生の掲示板を読み竹刀操作や心理面特に心理面で勉強になっています。 これからも昇段を目指し精進していきたいと思いますもしよろしければ五段を目指す上で西村先生からアドバイスありましたら幸いです。是非お願い致します。 
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お目出度うございます!
西村雅興
2007年11月8日(木)
お目出度うございます。
女性の四段は男性の六段に匹敵します。
前回見たビデオでは一回で受かる片鱗が見えていました。
剣道そのものはしっかりとしていると思います。

さてアドバイスですが・・
ほとんどの人が面蒲団を目標に竹刀を当てに行きます。
そうすると面に当たる20センチ前まではスピードがあるが、無意識にそこからスピードのブレーキをかけてしまいます。
面を打つことは額越しに咽まで斬り落とすことです。
そうすると、面蒲団では最速で当たります。
ここの理解が出来ていないと・・・・
審査員から見て軽いと思われます。
振り方打ち方は今までと全く同じで良いのです。
竹刀の最終目標位置が咽と思って、額から咽へと打ち込んで行きます。
一味違った面になります。

さて、女性で一回で四段を受かると言う事は相当に強いです。
指導者に恵まれているからでしょう。
ここでもう一つのアドバイス。
試合にも強い剣道もそこそこ出来る・・・・ここまでは稽古で出来ます。
しかし、上を目指す剣道は稽古を越える何かが必要です。
それは意識改革です。
ほとんどの人がそうですが、特に女性に多い!
面を打った後右に抜けていく傾向が強いです。
西村はこの面を『覚悟の無い面、相手と勝負を避けている面』と言っています。
大切なことを書きます。
『面を打った時、相手が死んでいるか、自分が死んでいるか、両方が倒れて死んでいるかです。
面を打った後の体捌きを考えている、相手との激突を避けている、この時は面を打ったとは言いません。
命がけの面とは言いません。
勝負も覚悟もない面で、竹刀当て競技に他なりません。
竹刀で頭を触りに行ったと言います。
面を打つ覚悟がない面と言います。
面を打ったとき、右拳が相手の咽を突き破って行きます。
相手の身体が何かジェルの様に軟体な物と考え、そのジェル状の中を身体が突き抜けて、入って行くイメージで面を打ってください。
決して面を打った後の相手との身体のぶつかりは意識をしないことです。
無意識のこの覚悟の程が相手への攻めであり、相手の居つきを誘う動きとなるのです。
だから、打つ前の僅かな動きの中に相手は貴女の覚悟を感じ怯むのです。
勝負はここで既に決まっているのです。
数多く面打ちの稽古をするよりも、覚悟の出来た面が何本で来たかがその日の成果です。
ぶつかった相手がすっ飛べばそれは相手が未熟なのです。』

腕にかなり差がある場合は相手への配慮が必要ですが・・・
同格以上には本気で面を打ってください。
多くは竹刀当てゲームに終始して楽しんで入るだけの人がほとんどです。
覚悟のある面を遠慮なく打てる、良い元立ちと稽古をすることです。

当面の意識に置く事・・・
自分の進行方向はどんなことがあっても相手の真っ正面にぶつかる。
床でいうなら自分のヘソが床3枚の幅から外へズレないことです。

この辺りを意識して面を打ってください。
指導者から何らかの反応があると思います。
成果が出たらご報告をしてください。
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すばらしいアドバイス有難うございます
女性剣士
2007年11月9日(金)
お返事ありがとうございます!
先生のお言葉を一行一行加味して読まさせて頂きました。
説明がとても解りやすく女性の特徴を指摘しさらにアドバイス
が重なり 「はっ!」と気つき自分を戒め「この剣道をやり切ろう」と 覚悟ができました。
確かに男性にまっすぐ打ち込む事に恐れを感じますが、やり切って、いい報告が出来る様にします!
実は剣道の魅力にとりつかれ恥ずかしながら六段を目指してます。 女性で六段は最高だと思っています。
心打つ剣道を目指して精進していきます。

有難うございました。
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