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- 殺陣師 林邦史郎 先生 - 西村雅興 [2008年3月13日(木)]
Re:殺陣師 林邦史郎 先生 - 白鳥 [2008年3月27日(木)]
疑問はごもっとも! - 西村雅興 [2008年3月28日(金)]
線維筋痛症 - 白鳥 [2008年3月28日(金)]
竹刀の長さ 辛い痛み - 西村雅興 [2008年3月31日(月)]
Re:竹刀の長さ 辛い痛み - 白鳥 [2008年3月31日(月)]
結局そうですね! - 西村雅興 [2008年3月31日(月)]



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殺陣師 林邦史郎 先生
西村雅興
2008年3月13日(木)
殺陣師 林邦史郎 先生

今日、NHKで八時から、殺陣を裏側から見る・・・内容のテレビを見た。
林先生、さすがは大した者だ。
一般的には演劇としての殺陣なのだが、殺陣師が武道家であってその延長上での殺陣師として仕事をされている。
もちろん武道家として生計をたてているのではないが、基本的には時代劇的背景の総合武道を極めた上での殺陣師なのだ。
足のはこび、腰の切れ、手の内どれをとっても芸術的なのだ。
特に胴を打つ体の運用は風が抜けるように相手の横をすり抜ける。
ここは圧巻だった!
殺陣師を目指す若者が先生の所で修業される風景を見た。
基本的には武術的な身体動作が未だ判っていない、身についていない事がぎこちなさに出ていた。
剣道形を見ても同じだが、その奥の剣道の力が見えてくる。
目線、腰の作用、手の内・・・そこはかとなく匂って来るものが有る。
NHKの時代劇は林先生が定番だ。
変わることはない。
それだけの値打ちが有るからなのだ。

ちなみに、若駒会のメンバーが小太刀護身道の大会に参加したことがある。
かなり強い集団であったと記憶している。

ヒントがあった!
実際の殺陣に使うのは軽い『竹光』なのだ。
片手で軽く振りまわせる重さなのだ。
この軽さを出してしまうと、命のやり取りの殺陣の凄みが消えてしまう。
先生が言った。
「腰からから体を動かして、体全体で切る・・・・。」
そうすると殺陣に重みが出て、竹光の軽さを消すことが出来る。

軽い竹刀を腰から動かして斬る。
叩く、当てる、斬るへの変化が大切だ。
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Re:殺陣師 林邦史郎 先生
白鳥
2008年3月27日(木)
西村先生、ご無沙汰してます。
相変わらず熱心さだけが取り柄で剣道を続けていますが、もともと運動音痴とあってなかなか難しいです。
さて、林先生の番組は私も見ました。
BSハイビジョンの「アインシュタインの眼」で放送された番組ではないでしょうか。
正直言って、お芝居などと見下す気持ちもあったのですが、プロの殺陣師の技術たるや、まさに一流をなすものだと思いました。
相手の俳優を傷つけない気配りまでちゃんとしているのですね。
斬ってないのに斬れたように見せるドウには特に感心しました。

さて、私の剣道に対する疑問のひとつが、なぜ剣道は右前左後なのかという点です。
相撲は右四つの力士もいれば左四つの力士もいるのに、なぜ剣道には逆の構えがないのだろうか?
そういう質問をすると中には怒り出す先生もいましたが、ひょうきんな先生になると、ワシも逆に構えると初段なみじゃわと笑ってました。
西村先生はいかがお考えでしょうか?

私はある本を読んでいて、たぶん、これが答えだというのを見つけました。
それは「肝臓」です。
人間が生まれて直立歩行を始める頃、重心は右にあるのだそうです。
なぜかと言うと、人間の臓器は左右対称にできてないからです。
もっとも重い臓器「肝臓」が右にあるから、赤ちゃんは右に傾くのが普通だそうです。
そして成長とともに重心が左に移っていって、成人では少し左側にあるそうです。

人間の物理的な重心線は正中よりも右にある。
しかし、歩行時には重心線が正中よりも左にある。
これは股関節が左右対称ではないという事実とも合致する原理だと思います。
前に出ることが眼目の剣道では、右が前にないとうまく出られないのでしょう。
ということは、案外「肝臓」の重みを感じながら前に出るのがよいのかもなどと思ったりしますが。
もうひとつ、心臓を前側に置かず弓矢から守るという意味もあるのかなと思います。
相手と組み合う相撲では重心よりも利き手を差し手にする方が都合が良いのではないでしょうか。

長谷川淳史著「腰痛は怒りである」春秋社という本です。
なかなかおもしろい本だと思います。
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疑問はごもっとも!
西村雅興
2008年3月28日(金)

最近は急に花粉症の諸症状が強く出て、頭がボーッとしているので、しばらく剣道はお休みにして、夜の速足歩行をしています。
一時間も速足をすると右の膝の痛みで、翌日は歩けませんでした。
無理をすると、右足の親指に痛みが来ます。
咬合を変え、重心を左に移すと、右膝、親指の症状はウソの様に消えます。
しかし、重心が左に行き過ぎると、左膝の内側に痛みが来ます。
さらに左に移すと左胸の肋間に痛みが出てきます。
フッと!狭心症の怖れを抱きます。
この状態を続けると左手に痺れが出てきて竹刀を持てなくなります。
この丁度逆を極端にすると左手の関節が緩み過ぎ竹刀を持つと肩と手首に痛みがでて、
これ叉竹刀が持てなくなります。
その時、右肩凝り背中の痛みがひどくなります。
このような咬合との重心、姿勢の関係を、30年に渡って自分の体で体験・実験をしています。


『なぜ剣道は右前左後なのかという点です。
相撲は右四つの力士もいれば左四つの力士もいるのに、なぜ剣道には逆の構えがないのだろうか?』

疑問?当然のことと思います。
これが剣道の封建的観念の上意下達の極地でしょう。
生き死にの武術ではあり得ない事です。
誰もが思う疑問を解決していない。
これを当然のことと行っている全剣連の認識もこの域を出ていないのでしょう。
私は当然逆もあって然りだと思います。
その時は慣れの点で逆の人が有利かと思います。

『長谷川淳史著「腰痛は怒りである」』
随分昔に読みました。
西村の研究は咬合と姿勢、諸症状です。
咬合は姿勢に大きく影響し咬合だけで腰痛・ヘルニアも治せる西村です。
咬合の不調と心の状態は大きく影響しあい、姿勢をくずし、腰への負担を大きくします。
怒りがなく心穏やかだ、ギリギリと噛む事はなく歯の影響が少なく、姿勢は崩れません。
怒りが強いと噛みしめようとします。
この時、咬合の干渉を避ける、削り取ろうとする相反する二つの筋肉作用が生じ、顎の位置不正、顎の筋肉の緊張のアンバランスを引き起こし姿勢を崩します。
後は重力場でのゆがみとなって腰の一部に負担が強く出ます。
咬合は性格・感情・ストレス・年齢等の複合的な問題のかかわりで強く作用をします。
腰痛の患者様には少なからず怒りの要素があると発見されたと思います。
それは正解です。
しかし、この人も西村にかかればその場で腰痛は解消致します。

トピックスより
『西村先生
本日メンテナンスで診ていただきました長南です。約1年ぶりの訪問で長らく失礼しておりました(済みません。左膝を痛める前は、逆の右足の親指を骨折しており、なかなか思い切りが付かなくさぼっておりました。)。
先生の医院で初めて診ていただいたのが4年前となります。歯の治療もありましたが慢性の腰痛に悩まされていた私は藁をもすがる思いでの訪院となりました。丁度仕事の転勤を機会に約1年ほど通院させていただきました。お陰様でその後、本格的な腰痛は再発せず、空手の方も自分の納得のいく稽古を続けることができました。また、歯の治療を通じて多くのご示唆をいただき、仕事の方でも大いに成果を出せたと思っております。
4月から古巣の山形に異動となります。この4年間本当にお世話になりありがとうございました。
また、「山形に帰っても新幹線あるから!」と仰っていただき、遠くても又多少時間がかかっても健診に来よう!という明るい・前向きな気持ちになることができました。温かく受け入れていただき誠にありがとうございます。

今日は、歯の診察に加え、足の方まで診ていただきありがとうございました。膝が軽くなり、感覚的に申しますと、鬱血して淀んでいた所に冷たい気が通ったといいますか、スーとしたといいますか、不思議な感覚です。すごく軽くなり痛みもかなり和らぎました。存外のことでこちらもどのように感謝を申し上げてよいか……先生の医院は本当に明るい・よい気が充ち満ちていて、いつ行ってもよい気分になります。スタッフの皆様にも親切にしていただきありがとうございます。

また半年後に検診に訪問したいと思っております。取り急ぎ御礼にて失礼いたします。』
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線維筋痛症
白鳥
2008年3月28日(金)
西村先生、お返事ありがとうございます。
変な疑問ついでお伺いしますが、竹刀はなぜ3尺9寸もあるのでしょうか?
真剣の間合というのは手が届くほどの近接ですが、3尺9寸もあると真剣とのギャップが大きすぎるのではないでしょうか。

話は変わりますが、日本リウマチ学会が線維筋痛症の解明に取り組んでいます。
あちこちが痛くなる原因不明の病気ですが、私もそういう人を何人か診てます。
ひどい人になると、風が吹いただけでも飛び上がるほど痛がりますが、検査などでな何の異常も見つかりません。

原因の仮説として、歯の問題があります。
咬合の問題と、補綴剤の問題が指摘されてます。
金属で補綴すると、そこに微弱電流が流れて悪いのだそうです。
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竹刀の長さ 辛い痛み
西村雅興
2008年3月31日(月)
『竹刀はなぜ3尺9寸もあるのでしょうか?』

江戸時代はいわゆる定寸(腰に差す刀の長さ)と同じ長さを使っていた様です。
書き抜き『現在、主流となっている竹刀の長さの起源は、安政三年に出された講武所規則にある
「撓(しない)は柄共総長サ曲尺(かねじゃく)ニて三尺八寸より長きは不相成(あ
いならず)」という記述に拠っています。』

何かで読みましたが、重い刀を扱うのに、竹刀は軽いので少し操作が難しくなる長めを使おうと云う意見でそうなったと聞きます。

西村の大学時代はほとんど三尺八寸をつかっていた様な気がします。
腕力で竹刀を振り回していて、直ぐに竹刀を壊していた事を思い出します。
社会人になってからは三尺九寸を使っていましたが、途中から竹刀の長さは操作の邪魔になるので三尺七寸五分位を使用しいています。
西村は身長177センチ105キロの巨漢です、腕っ節も相当あります。
しかし三尺九寸は技を発揮するには少し長さの違和感を感じます。
竹刀は短い方が操作性が高く技も冴えます。
それから、自分の竹刀が相手より短いと知っておれば、間合い、入り身に尚一層冴えが出ます。

特に子供の指導では短め、短めを心がけて使用させるのが良いかと思っています。

初心者から中級者にかけては竹刀の長さは有利に働く様ですが、
中級者以降はむしろ竹刀の短い方が有利に働くような気がします。

いわゆる古典的リュウウマチは歯科医である西村の治療範囲と自負しています。
東大病院の整形外科外来に出向き、整形外科医がお手上げの症状の多くの人を治しました。

咬合と全身症状は西村の得意の分野ですが、歯科医のほとんどにその治療能力はありません。
(一部の先生で頑張っている人はいますが)
西村だけが別の世界にいる様な状態です。
歯科使用金属の問題はアレルギー、免疫低下を招き癌の原因とさえ言われています。
保険で使用されるパラジュームは水銀に次ぐ免疫力低下の原因とされています。
厚生省は保険でパラを使い癌の患者を増やしているとさえ言う人もいます。
微弱電流の問題はある種の人には大きく影響を与えている様です。
これらは基本的に安く治療費をあげようとする経済の問題です。

『線維筋痛症』の名前には西村は関心が無かったのですが、先ほど調べてみると、咬合病の症状と多くが重なっているような気がします。
さらに深層心理療法のかかわりが大きいような気がします。

西村は深層心理療法をかなり深く体験と実践をしてきました。
この形のない世界の治療は医師ではなく、いわゆるヒーラーレベルの人でないと難しいような気がします。

バネ指で手術をしても治らないと言われた人の指を、約20分で治してしまいました。
東洋医学的、咬合治療的、西村のヒーリングを駆使すれば可能だったのです。

白鳥先生も既に御存知だと思いますが、『不思議な病気になる人は何か人と変った所があるようです。』
この部分を解明し、さらに本人自らそれに気付くプロセスに誘導する必要があります。
これを施すにはかなりハイレベルのヒーラーである必要があります。

西村の咬合病治療の普及を最近やめたのは、このヒーラレベルになれる歯科医がほとんどいないことに気がついたからです。
いわゆる治療から癒すレベルへのアプローチ出来るレベルへの向上には大きな壁があるからです。

西村的には20年前に解決済みになったレベルが、今の歯科界では最新のトピックス的内容になっています。

歯科医によるこの手の治療は一歩間違うと、訴訟沙汰になったり、経営不振、歯科医の胃潰瘍、夫婦離婚の危機にまで発展していく可能性が高い世界です。
いわゆる学問的に確率されていない治療には、あらゆる危険が潜んでいるからです。

難しい症状の人を治してあげた時、患者様の態度雰囲気等から・・・やっぱり治すべき人ではなかった・・・あれは彼に与えた神の試練だ・・・
西村が手をつけなければ、彼はそこからもっともっと大きな価値を手にれたに違いない・・・お節介をしてしまた。
こんな後悔をすることが多いのです。

苦しいから治して欲しいと言いながら、重症化する日常行動を自ら実践している人が何と多いことか!!
(西村のトピックスを見てください)
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Re:竹刀の長さ 辛い痛み
白鳥
2008年3月31日(月)
『不思議な病気になる人は何か人と変った所があるようです。』

確かにそうですね!
私もまったく同感です。
中には、本気で治りたいと思っているのか疑問を感じる人さえいます。
本人自身も気づいていない無意識のなせる業みたいなものがあるのかもしれません。
先生のトピックスも拝見しています。

本屋に行けば「上手く人生を送るためのテクニック」みたいな本ばかりが並んでますね。
私は仕事や剣道を通じて、人間は根本のところが大事だなと感じています。
その根本のところは、テクニックではどうしようもなくて、結局、正道を踏み外さず、誠意をもって生きていくしか鍛えようがないんだと思います。
西村先生や熊先生が剣道を通じてお書きになっていることは、結局そういうことではないのかなと私は解釈してます。

竹刀の長さの件、どうもありがとうございます。
私も今度38を使ってみようかと思います。
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結局そうですね!
西村雅興
2008年3月31日(月)
『結局、正道を踏み外さず、誠意をもって生きていくしか鍛えようがないんだと思います。』
全くその通りです。
自分の心はなかなか見えません。
剣道の動きの中、心の葛藤の中にその奥にあるものが見えてきます。
相手が弱いと、自分の良い所が見え、相手が強いと自分の欠点が見えます。
剣道は見えない自分の心を顕在化してくれ、それを検討するチャンスを与えてくれます。
その意味で、剣道は究極の自己啓発の手段だと言えます。
西村の大好きな剣道範士八段の先生方は、剣道によって究極の生き方を見つけた先生方です。
いつまでもその先生のそばに居たいと思う、何ともいえない心地よさを感じます。
その先生方からは癒しのエネルギーが出ています。
西村はそんな歯科医になりたい、そんな剣道家になりたいと思っています。

ある敏感な体質の人がたまたまある人と同じ部屋に居た。
彼が後から言った、あの人などういう人?
何故と聞くと、体が溶けるように緩んでしまって凄く気持が良いからと答えた。
その人の名前は 原田源次先生、佐藤博信先生、永松陟先生でした。
これらの先生からはある種の和らぎのエネルギーが出ているのです、
彼はそばに居るだけでそれを感じるのです。
これは西村にも感じます。


今の竹刀を少しづつ先から短くしてみましょう。
急に短くすると、竹刀を振り回し過ぎてしまうことがあります。
39〜38の間の使い勝手の良さを研究してみてください。
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