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- 全剣連合同稽古会 10月 - 西村雅興 [2011年10月6日(木)]
関根さん、追加 - 西村雅興 [2011年10月6日(木)]
関根さん、追加 - 西村雅興 [2011年10月6日(木)]
関根さん、追加 - 西村雅興 [2011年10月6日(木)]
Re:関根 - 関根 [2011年10月7日(金)]
Re:全剣連合同稽古会 10月 - 岩崎敬郎 [2011年10月11日(火)]
11月3日が楽しみ! - 西村雅興 [2011年10月23日(日)]
Re:11月3日が楽しみ! - 西村雅興 [2011年10月24日(月)]



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全剣連合同稽古会 10月
西村雅興
2011年10月6日(木)
先日、菅先生から原田先生は武道館へは行くが稽古はしないとの連絡があった。
西村としては月に一回、親父に会いに行く様な、先生の笑顔に会いに行く楽しみだ。
武道館の控え室に行くとスーツ姿の先生がいた。
話によると、定期的なCT,MRI,胃カメラと検査をする為に前日は激しい運動を控える様にと言われたらしい。
それで、稽古はしない予定だった様だ。
でも、どうも様子がおかしい。
やはり稽古をしたくて、急遽防具を武道館宛に送った様だ。
先生は心待ちにしておられたが時間内には到着しなかった。
今日の稽古の無しは、不本意であった様だ。
稽古をしたくても防具が無くて稽古が出来ない心境!
先生のあらゆる動きが子供の様で見ていて楽しかった!
先生曰く「見ているだけではウズウズするなあ!」

原田先生が珍しく「見取り稽古」に相成った。
帰りに、今日は良い勉強になったと言っておられた。

さて、新しい発見!
田原範士のヒョイット体を左右に捌く動きが絶妙なのだ。
それが、面を打つ前にも同じ様な動作をされる。
それを西村が原田先生に言うと、「彼は左足で間合いを盗むのが上手い」
と言われた。
なるほど!それほど広くない前後の足幅に、ある瞬間モゾッと左足が前にでて右足に引きつける。
腰を前にやや進め前傾になる時にこの動作がある。
なるほど次ぎに強い体の蹴り出しが出来る訳だ。
体をやや前傾にし、腰を少し前に張り出し攻める。
この時左足の引きつけが次の蹴り出しの準備になっている。
この攻めは西村的には失念をしていた攻めだ。
原田先生が西村にぼそっと言った。
左足が動くとき『死ぬとき!』だ!
原田流の攻め口を研究して来たが、これはやや大柄な人に向いた攻め口だ。
小柄な人の大きな面を打つ責め口、身体動作に失念していた事に気が付いた。
そう言えば忍足範士も小柄ながら大きく前に出て打つ。
どうやらこの足捌きに秘訣がある様だ。

そのとき、ふーっと頭に関根さんのシャープな攻め口を思い出した。
それで関根さんの八段との稽古を見に行った。
何と!モゾッと左足を右足に寄せる瞬間、八段が動いていた。
関根さんが先を取った形が随所に出ていた。
八段も動かされてアタフタしていた。
福岡高校での立ち会いで田邊先生に見せた、シャープな攻めを思い出した。
なるほど関根先生の攻め口は田原範士と同じだった。
その後、関根さんが他の八段と稽古をされていた。
その一部始終を見ていた。
同じ攻め口を展開していた。
間合いが深かったので、せっかく先を取りながら相手の反応の良さに打たれてしまっていた。
しかし、左足の寄せで終始先を取っていたのは見事だった。
もう少し間合いに余裕があれば、相手の打を余し色んな対応が出来たと思う。そこが残念だった。

やや小柄な先生の大きな面を打つ攻め口を発見したのは今日の収穫だった。

原田先生が言った。
岩崎の長男が全日本の予選で優勝した。
西村、それは岩崎先生嬉しいでしょうね。
その様子は記帳から拝借。
『えー、9月3日(土)は岩手県の
全日本選手権大会の予選会です。
ガンチャンも今を去ることウン十年前に
勝って日本武道館で試合をさせていただきました。
さぁ、今年は誰が勝つんだろう?
ガンチャンは審判なので原田先生を迎えて会場まで向かいます。

「親父、先に出るから。」
おっと、我が家の長男も今年の春大学を
ようよう卒業し予選会に出るのでした。

会場までの車では、原田先生と剣道談義。
今回のテーマは「乗る」とのことでした。
話しの中身は個人的に聞きたい人だけに教えます。

試合が始まり我が家の長男坊。
2回戦から登場。
見事な「切り落とし」で勝利。

「フーン」あんな技も出来るようになったんだ。
親ばか振りを発揮。
そうこうしている内に、あれよあれよと勝ち上がり
決勝戦に進んじゃった。
決勝戦は、目の覚めるような「出頭の面」と
やや強引な「小手ー面」を決め二本勝ち。

優勝してしまっちゃった。
こりゃー大変だ。
親子二代の選手権出場も珍しいし、おそらく最年少。

11月3日は日本武道館で一日過ごさせていただきます。』

さてこの結果の裏に何があったか。

原田先生が言った。
「あいつはよける事、打たれない様にと意識があり、そのように竹刀が動く。
そのせいで国士舘では補欠にまでなるが選手になれなかた。
矢野君(監督)にも随分引っ張り上げてもらった様だが。
竹刀でよけようとせず、打たれても良いから先に打てと言っておいた。
そうしたら何と見事な面を打って勝ってしまった。」
と嬉しそうだった。
一つの大きな成果の中に、原田先生の影響があったのだ。

さて、息子さんの剣風は立派で、岩崎先生と彼が稽古をしているのをビデオで見た。
一度稽古をしたいものと思っていた。
足の出が原田流の流れを汲む良い打ちをしていた。
福岡高校の
初稽古で稽古をしたが剣先鋭い清々しい気分の稽古だった。

全日本選手権代表  御目出度うございます。
岩崎先生 二代に渡る栄誉  御目出度うございます。
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関根さん、追加
西村雅興
2011年10月6日(木)
そう言えば以前にも間の詰め方の絶妙を書いていた。


関根さんの稽古を見る。
原田先生と対峙して、一足一刀からスット小さく間を詰める。
原田先生相手にこれが出来るのは凄い。
先生が動いた瞬間、軽いながら面をとらえていた・・・それも2本も有った。
前に福岡高校で七段を受ける相手との模擬診査で打った面と同じだった。
関根さんの肚が凄いと思った。
後で先生も褒めていた。
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関根さん、追加
西村雅興
2011年10月6日(木)
こんにちは,関根です。
武道館ではお世話になりました。
西村先生のおかげで原田先生と稽古を、しかも、一番手で頂くことが出来ました。
稽古内容についてですが、構えて観ていると先生が嬉しそうに、そうだ、そうだという感じで見ていました。
そこで、まず、西村先生に教えていただいている、”身を差し出す”をしました。
これがスムースに出来たことがよかったのでしょうか。
最近は、そういう稽古をしています、そうすると、不思議と体が前に出ていく事が出来ます。
これが、先生の云う不動智の智の事でしょうか、西村先生、原田先生に教えていただいた事です、まだまだ、本物ではないですがそれを信じて稽古をしていきたいと思います、感謝します。
ほんとうに有難うございました。
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関根さん、追加
西村雅興
2011年10月6日(木)
『西村先生に教えていただいている、”身を差し出す”をしました。
これがスムースに出来たことがよかったのでしょうか。
最近は、そういう稽古をしています、そうすると、不思議と体が前に出ていく事が出来ます。』
剣道で一番難しいのは心の葛藤を超えることです。
いくら当て合いの稽古をしても身に付きません。
自分を捨てるには大変な勇気が必要です。
心の葛藤が微妙に体に出て相手に読まれます。
『捧身(ぼうしん)』身を捧げる(みをささげる)・・・柳生新陰流の秘伝です。
原田先生の試合での課題は『いつ捨てるか!』です。
身を捨てた後、相手に合わせて『智』が働きます。
あの軽く原田先生の面をとらえた一瞬の動きがそれです。
若手の八段が貴方との稽古で肚で押し込まれているのを時々見ます。
スピードでは解決しないところです。
不思議に体が出る(葛藤がない!)・・・これが一番大切なところです。
良くここまで来たものと感心してみていました!

剣道の真髄への道を歩く関根さん『万歳!』

皆さん十分に参考にしてください。
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Re:関根
関根 [Mail]
2011年10月7日(金)
武道館ではお世話になりました。
西村先生のご指摘有難うございます、左足の事、近い間合いの事あらためて自覚しました、これからの稽古でそのへんを意識していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
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Re:全剣連合同稽古会 10月
岩崎敬郎
2011年10月11日(火)
西村先生、ご無沙汰を致しております。
原田先生との「見取り稽古」は楽しかったようですね。
岩崎は、「見取り稽古」ならず、「聞き取り稽古」を
楽しんでいます。
先生との「稽古」は「原田語」を理解できるほどに
重みと深みが加わってきます。
同じことを同じ場面で見たり聞いたりしても
その時に判らなかったものが自分の剣道の技量と
内面が変化すれば
「あーーー、そうだったんだ。」
というように「目から鱗状態」になり
そのときの自分の不明を恥じて尚一層の稽古への
楽しみ方が沸いてきます。

長男との稽古は主に土日です。
残念ながら長男の職場の近くには
彼が思い切り汗を流せる環境がないために
金曜日に自宅に帰り、土日は親子で死闘を繰り返しております。
55歳の親父に、23歳の若者が必死に掛かってくる。
それを親父はなにくそと受け止めることをしないで
自分から先をかけて打つ。
10分もやればお互いへとへとになってきます。
それでも自分から止めるといわないのは
親子とも意地が強いのでしょうか?!

いずれにしても、11月3日は日本武道館で
息子の応援です。

あっ、菅先生も応援に行ってくださるそうです。
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11月3日が楽しみ!
西村雅興
2011年10月23日(日)
『同じことを同じ場面で見たり聞いたりしても
その時に判らなかったものが自分の剣道の技量と
内面が変化すれば
「あーーー、そうだったんだ。」
というように「目から鱗状態」になり
そのときの自分の不明を恥じて尚一層の稽古への
楽しみ方が沸いてきます。』

全くその通りです!
理解するには理解が出来るレベルになる事だと実感しています。
新たな発見、気ずきの後、先生のビデオを見るとそこに表現されていました。
見えなかっただけだったと気がつきます。

三橋先生の思いが原田先生につながり、その思いが岩崎先生の思いになり、更にその息子さんの思いになり繋がりゆく様子は見事なものです。
武運に恵まれた流れを感じます。
人が亡くなっても意識の流れは延々と繋がる不思議を感じています。
11月3日楽しみにしています。
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Re:11月3日が楽しみ!
西村雅興
2011年10月24日(月)
西村も見にいきたいなあ!
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