[新規投稿] [ツリー表示] [親記事一覧] [最新の記事を表示] [ログ検索] [ヘルプ] [ホームページへ戻る]


- 千代田火曜稽古 - 西村雅興 [2016年7月13日(水)]
Re:千代田火曜稽古 - 杉山廣男 [2016年7月20日(水)]
Re[2]:千代田火曜稽古 - 江戸風鈴 [2016年7月29日(金)]
西村コメント - 西村雅興 [2016年7月29日(金)]
Re:西村コメント - 江戸風鈴 [2016年7月30日(土)]
Re[2]:西村コメント - 江戸風鈴 [2016年8月3日(水)]



△上に戻る
千代田火曜稽古
西村雅興
2016年7月13日(水)
千代田稽古で

N君は最近本格的な剣道を始めた。
速いし、強いし、試合ならば申し分ない、当てる事の上手い剣道をしていた。
昔、ボクシング等の格闘技の経験が有るらしく感性が鋭いのだ。
だから、感とスピードに頼るのみの剣道だった。
何度も注意をしたのだが直らなかった。

しかし、最近は心境の変化が有ったのか本格的に面を打ち出した。
八段に懸かる稽古も本格的で良くなっていた。

今日はこのままでは余りにも勿体ないので少し指導をした。
鏡の前でスーッと足から体を入れ、程よいところで手元を動かし竹刀を面に向け、最後に手の内で面を斬る。
これを私が見本を示し、何度も稽古をした。
勘が良い人だから呑み込みも速い。

稽古が終わった後、数組みがあ残り稽古をしていた。
N君が元立ちでの稽古だった。
相手も若手で素晴らしく速い打をする人なのだ。
N君 スッと足を出し、相手の色が見えた瞬間面を斬っていた。
前の様に竹刀の先を引き戻す様な打ではなかった。
体の前進(腰の全身)に竹刀を乗せその勢いのままにストンと打っていた。
オオ!!コツを掴んだな!!
終始足で先を取り、相手を引き出して面を打っていた。
百発百中の面が入っていた。
いわゆる【飛んで火に入る夏の虫】状態だった。
この足から攻めて、引き出しての面が打てない間は二流の面打なのだ。
彼はアッという間に習得した!

稽古の後、彼を褒めたら、「先ほど教わった事を頭において稽古をしました。」と言った。
打たれた方は「打とうと思った瞬間、面を打たれていました。」と言った。

こんな人に教えるのは本当に楽しい!
この剣道を心がければ七段一発合格間違い無しだ!

今日は杉山さんと稽古をした。
初太刀は取るつもりだったが、彼に面を打たれた。
彼は私が面に引き立てて打たせてくれるものと信じている。
その気持ちで私の面を打ったのだ。
面を打つのに迷いが全く無い状態だ。
相手がそう思っている時、西村が勝手に面を取ろうとしてもそうはいかない。
彼の面が私に決まったのだ。
もし、私が彼の面を打つには、その前に彼の心を迷わせ、打たせてもらえるわけでは無さそうだ・・・と心に疑念を起こさせる。
技前を十分に使い、こちらのペースに引き込んでからなら面は打てるのだ。
面を打てると信じている人に対して、相面を試みても相手の方が有利なのだ。
レスをつける


△上に戻る
Re:千代田火曜稽古
杉山廣男
2016年7月20日(水)
西村先生、久し振りに稽古を頂戴し有難うございました。
いつも面を打たせて頂けると思って面打ちの稽古をお願いしてきております。
ところが面打ちを試みる内に段々とうまく打ちたいという根性が強くなり、身体の余分なところに力みが入り、この為打つまでもいかずに当たったか掠った面になって終わるというのがいつものパターンとなっています。
そう言えば松風館でたまにO.K.を頂く面は初回や早い回で、徐々に押し込まれて余分な力がかかり腰が引けて手打ちになって息が上って終わりとなっています。
力みを消す様に精神面の鍛錬も課題にして打つ稽古をする様に心掛けて参ります。
また千代田でご指導をお願い致します。
レスをつける


△上に戻る
Re[2]:千代田火曜稽古
江戸風鈴 [Mail]
2016年7月29日(金)
千代田木曜稽古

西村先生
昨日は稽古をつけていただきありがとうございました。
稽古の後半に西村先生が元に立たれているのを発見!
さっそく、列に並びました。

@立ち上がり第一声で気合を入れすぎていて「肩に力がはいっている。リラックス」
A面の物見で見ていない。面の装着等工夫してみたらいいのでは
B遠くへ打ち抜けすぎる
C右足の攻めが無い⇒これではいつまでたってもお相手に先に打たれてしまう

以上のアドバイスをいただきました。
@Aに関しては他の先生方から今まで指摘されたことが無かったので実に新鮮なアドバイスでした。

今後の稽古で克服していきたいと思います。

お帰りの際、再度、ご挨拶したかったのですが、私は第二部の自由稽古をしておりお話しできませんでした。

右足の攻めに関しても研究していきます。

今後もよろしくお願いします!

江戸風鈴(佐野)
レスをつける


△上に戻る
西村コメント
西村雅興
2016年7月29日(金)
相手を目で見るのは当然ですが、それは通常の見方です。
これとは別に眉間にソーダライトと云うチャクラが有ります。
いわゆる第三の眼と言われるものです。
そこに眼が有ると思って意識をし、そこから相手の全体を眺める様に意識をしてみてください。
心が落ち着き相手が良く見えます。

気合いを入れるのと、大きな声を出すのとは違います。
自分の気を集中し、相手にぶつける意識を持ってやってみてください。

相手と対峙したときは、例え相手が先生であろうと、気位を落とさずに対峙する事。

武士が戦場に行くのに、兜の付け方が間違っていては様になりません。
面金には少し間隔が広いところが有ります。
これを物見(ものみ)と言います。
鏡を見て、自分の眼が真正面にここから見える様に面は装着します。
上手く行かないときは、防具屋に行って、
顎当てか、面布団の隙間か検討をして調整してもらってください。
貴方は面の物見を知らなかった剣道のレベルであったと反省をしてください。
誰も指摘をしてくれなかったのが不思議です。
相手が物見からしっかり見えれば背筋が伸び、姿勢も良くなります。

貴方の面はまるで高校生の様に真っ直ぐ前に突き抜けています。
相手の面を打ったら1、2、3歩で油断無く振り向きます。
この振り向き方ができてる人はほとんどいません。
これは剣道形で面を打って振り向く要領です。
稽古の後の例が終わってから指導をします。

右足の攻めが無い。
打とうと思ったら右足がスーッと前に出て腰が軽く前進していなければいけません。
その後、手が動き始めます。
この当たりは手取り足取り指導をしないとなかなかわかりません。
礼の後20分位時間をとって、個人指導を致します。

You Tube
2016年5月2日 埼玉 永松先生八段二次審査を見てください。
右足が先を取ってい状態が見えます。
以下は京都での西村の指導稽古です。よく見て何かを感じてください。
2011京都大会 朝稽古
2013京都 剣道 西村塾
2013京都 西村が先に足から出ているのが良く分かる動画です相手はかなり強い七段です。
レスをつける


△上に戻る
Re:西村コメント
江戸風鈴 [Mail]
2016年7月30日(土)
西村先生

厳しくも愛情あふれるコメントありがとうございます。

ご教授いただいた動画の数々をみるのとご今回の稽古で指摘をいただいた点に注意しながら次回、西村先生に稽古をいただくまで一人稽古などで練っていきたいと思います。

面の物見につきましては早速、防具店で調べてもらい対策いたします。

稽古後の20分間のご指導の件、かしこまりました。
ぜひよろしくお願いします!

暑くなって来ましたのでどうかご自愛ください。

江戸風鈴(佐野)
レスをつける


△上に戻る
Re[2]:西村コメント
江戸風鈴 [Mail]
2016年8月3日(水)
千代田火曜日稽古会

西村先生
昨日は稽古終了後、構えから打突、残心まで個人指導いただきありがとうございます!

先生から教えていただいたこと(稽古中)
■目付(物見)
■打ち出す間合い(自分の場合近すぎる)
■残心⇒自分はぜんぜんダメ⇒(剣道形七本目のように)
■打ち抜けについて⇒高校生みたいにぴょんぴょんしない⇒すり足
⇒顔だけ振かえり⇒相手を見届けた後、振り返って残心(剣道形)

先生から教えていただいたこと(稽古後 個人指導)
■足構え
■重心の位置
■ひじを絞める(自然体)
■脇を絞める(力まない)
■右足先行の攻め
■腹を前に出していく⇒その際前傾しない
■肩甲骨を寄せて打つ際に開放して一点に力を集約する打ち
■打突の姿勢⇒腕は伸ばしきらない
■3/2は右足での攻め⇒3/1で手の内で切る
■残心は剣道形の7本目
■一人稽古のやり方⇒新聞紙で素振り+重い木刀 鉄棒など
■押し手はあるが切り手はそれほど力は必要ない
■剣道は力ではない
■剣道は叩き合いではない
■剣道は個人レッスン
■剣道は内なるもう一人の自分に出会うた為の修行である


ご指導いただきありがとうございます。
特に「剣道は内なるもう一人の自分に出会うた為の修行である」の言葉には感動しました!

打ちの技術的な部分はに関してはしばらく鏡を見ながら独り稽古で先生から教えていただいたことを身に着けられるよう感覚をつかめるよう試行錯誤していきたいと思います。

今後もよろしくお願いします。
レスをつける



Tree BBS by The Room