義理の母その後
昨年7月に91才の義理の母の入歯を作り直した。 入歯は約30年前に西村が作った物だ。 毎年、関西へ出向いて義歯の調整を続けて来た それも劣化が起きて調整では難しい状態になっていた。 それで100才まで生きれる入歯を目指して作り直すのだ。
二ヶ月間、自宅に滞在してただけるので時間はたっぷりある。 丁寧に時間をかけ作り上げた。 噛む合わせ高さの調整をし、丸まった背筋も伸ばした。 西村的のにはこれで良しのレベルまで仕上げた。 そして、予後の心配が無い様に調整もしっかりとした。 在宅中になんでも美味しく食事が出来、全く心配の無い様にして帰宅してもらった。 咬合面をメタル仕上にしたかったのだが、本人の希望でそれはしなかた。
先週の土曜日、妻と娘とひ孫が関西の母の元へ顔を出して来た。 妻としては母のその後の健康について、把握していたかったのだろう。 妻が帰って来て開口一番「お母さん!元気元気!肌もツヤツヤで、パパの言う100才まで元気間違いないわよ!死ぬなんて事全く考えていないわ!安心した! これもパパの入歯のお陰だわ有り難う!」
本当に義理の母の入歯を作り直して良かったと真底思った! 妻の更なる信頼を勝ち得たのも収穫だ!
西村が総義歯を入れた人は見た目に年を取らない。 永松範士八段も87歳でも素晴らしい姿勢で、見事な剣道を東京剣道祭りで披露されている。 先日、心筋梗塞で亡くなられた方も、37年間も同じ入歯でした。 丹誠込めて作った入歯で37年間食べる事に全く不便のない生涯を終えられた。 老後の人生は入歯の善し悪しが決定してしまう。
この書き込みを読まれた方はもう一度、自分の入歯について考えてみよう。 入歯にお金をかけようとしたか? 良い歯科医、上手な歯科医を捜す努力をしたか? 【医者を選ぶのも寿命の内、歯医者を選ぶのも寿命の内。】
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