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- 最近思う事 西村的悩み! - 西村雅興 [2015年1月14日(水)]
追加 - 西村雅興 [2015年1月17日(土)]
義理の父の死、そして義理の母の入歯の再制作 - 西村雅興 [2016年7月11日(月)]
100才まで元気で行けそうだ! - 西村雅興 [2017年1月18日(水)]



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最近思う事 西村的悩み!
西村雅興
2015年1月14日(水)
最近思う事! 西村的悩み

妻と結婚してまもなく、関西の妻の祖母の入れ歯を、友人の診療室を借りて作った。
前に入れていた入れ歯も、入れ歯の専門の先生が作った物でそれなりの入れ歯だった。
西村の腕の見せ所と思い、精一杯の入れ歯を作った。
益々元気になられた。
それはそれで良かった。

さて、それから時間が経って起きた問題がある。
99歳と10ヶ月まで長生きしたのだ。
それも隣の子自転車でぶつけて、腰の骨が折れ、入院して急激に衰え亡くなった。
この事故が無ければ100歳はゆうに生きれたと思う。

さて、問題はこの祖母の長すぎる命なのだ。
介護するお母さんも高齢になり、いわゆる長い老老介護の辛さを味わうはめになってしまった。
西村はお母様に済まない事をした!
あの時、義歯を新調しなかったならば、程々でお亡くなりになり、お母様に長くて辛い介護をさせなくて済んだのにと思った。
西村の親切が仇になってしまった。

さて、今度は妻のお父様のことだ!
ある時、首が凝り、腰が痛み、血圧が凄く高くなり今にも卒中になりそうだった。
アゴの上下の関係から来る症状なのだ。
このままにしておいて良いのかと悩んだ。
多い男兄弟は全て60代に卒中で亡くなっている。
脳卒中後の介護は本人も、家族も凄まじいストレスを抱える。
一度倒れて寝たっきりになると、下のせわになり、オムツの世界に入って行く。
症状は緩やかに進行しなかなか死ねない、長いベッドの世界へ入って行く。
西村の父も卒中で倒れ長い闘病生活をした。
兄弟も全員が卒中で倒れている。
さて、お世話する母親のことを思うと何としてもこれを回避したいと思った。
妻も、義理の母も、本人も賛成し、上顎の歯を全て抜いて総義歯にして顎位を整えた。高血圧から来る赤ら顔は改善し、血圧もかなり改善した。
これで、卒中の危険からはかなり遠ざかった。
これで、めでたし!めでたし!であった。

 話は前後するが、義理の母は入れ歯で苦労をしていた。
上京させ、インプラント併用義歯を入れてからは、義歯の苦労は無くなった。

 西村は五月の連休は京都で剣道をしていた。
連休に入ると先ずは関西の義理に父母の入れ歯の手入れに、道具持参で出かける。
入歯の裏打ちをすると、二人とも背筋が伸び、目が開き元気になる。
連休の終わりにもう一度義歯の確認をする。
年に一回の入歯の出張手入れが恒例の行事になっていた。
このような事を長い事していた。

月日が流れ義理の父にパーキンソンの症状が出始めた。
その頃から半分は寝たきりになり、母の老老介護が始まった。
その介護が始まった頃から、義理の母の背筋が猫背になり、最近では正面が見えない程に頭が前に倒れいつ倒れるかと思う程にやつれていた。

今回、妻が母の入歯を修理してほしいから、関西へ行ってと言った。
しかし、89歳のお母さんの入歯の修理は難しいと断った。
妻が、とりあえず行ってみてダメなときはしかたがない。
ともかく行ってくれと言われ、しぶしぶ行った。

お母様に会ってみてみて驚いた!
背筋が伸び、顔も生き生きしているのだ!
父を一年前に介護つき病院へ入院させたので、ストレスから解放されたのだ!
心の重荷、介護の重荷から解放されると、ほぼ完璧に甦ったのだ。
幸いに、大掛かりな事をしなくて修理が出来た。
首筋が伸び、顔が明るくなり、別人に変身した。
ストレスの身体に与える影響の大きさを目の当たりにして、改めて驚いた。

父は88歳なのだ。
パーキンソンだ出始めて急激に衰えた。
この頃から母の背筋はせむしの様に丸くなってしまった。
パーキンソンは遺伝性の疾患の場合が多い。
高齢化すると発症する場合も多い。

歯を治さずにあのままにしておけば、75歳くらいに卒中で倒れ亡くなっていた可能性が高い。
父が卒中で倒れない様にしたことが、今度はお母様に超老老介護をさせるようにしてしまった。
あのとき、卒中対策で上顎を総義歯にしたのは正解だっただろうか!

長生きさせた事は正解だったが、母に苦労をさせるはめになっていまった。

【世の中  親切が  御節介】・・・西村は悩んでしまう!!

幸い!母は元気になっているので、一ヶ月程上京してもらえば、百歳まで生きれる入歯は間違いなく作れる自信は西村にある。
お父様の問題が解決したら、これまでの苦労に報う為、大切な妻の母だから、妻に感謝の気持ちで入歯を作りたいと思う。
そうすると100歳を超えた辺りから、老衰でしずかにお亡くなりになると思う。
90歳になったら、後十年健康で生きれる入歯を作る。
おそらく105歳くらいまで生きる様な気がする・・・・・・!

追伸
先日、主人が亡くなりましたと電話を頂いた。
この方は西村が作った入歯を20年以上使われた。
途中一度裏打ちをし、1回修理をしただけだ。
昨年の始めに義歯の検診に来られたが何も問題は無かった。
奥様の電話から。
『主人がアトリエを片付けてサッパリして喜んでいた。
朝、起こそうと思って主人の所に行ったら、息をしていなかった。
おそらく、主人は自分が死んだ事にも気がついていないのではないかと思います。
大往生でした!』
こんな幸せな最期を迎える人もいる!
誰もがこんなに幸せな最期を迎えれるとは思わない!
出来れば死に様は自分で迎えたいものだと思う。

西村の母の死
関西へ母の見舞いに行った。
その時、「私はよう生きた!もう良いわ!」
この時、私は母が自分で死ぬ事を決めたと思った。
その夕から水以外一切口にしなかった。
木、金、土、そして日曜日の早朝息を引き取った。
透析も食事も一切拒否し、自分の意志で死んで行った。

【普通はこのようには行かない。】
担当医が孫の医者の友人で、彼から延命拒否を伝えていた。
義理の息子で私の義理の兄が医師で、この旨を担当医に伝えていた。
本人の意志も確認済みだ。
母は見事に自分の意志で死んで行った!
日曜日の新潟での講演は涙を流しながら話したものだ。
九人兄弟の一番末っ子の私だが、兄が上に二人いたが、母から喪主をする様にと生前から頼まれていた。
東京駅に妻に喪服を持って来てもらい、直接姫路に向かった。

人間死に様をじっくり考えたいものだ。
そうすると、生きている今が何と素晴らしい事か。
死を意識した時から、本当の意味で生きて行くのだ。
西村は本当の意味で過去に三回、死を意識した。
その為、毎日が有り難いと思い、精一杯生きている。
明日死んでも思い残しはない、我が人生悔いは無い!
この思いで生きておれば、相手が竹刀で打って来ても全く動揺しない。
西村の剣道の強い秘密はここにある。
それ故、本気で歯を治したい人しか治療をしたいとは思わない。
そのかわり、ほんきの人には誠心誠意、精一杯の治療をする。
そして、私も患者様にも至福の終了を迎える。
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追加
西村雅興
2015年1月17日(土)
前の書き込みは悩み半分、自慢半分です。
西村の作った入歯を入れた人は、確実に長生きをする。
ほとんどの場合は、健康で長生きをし、長寿を全うする。
しかし、余病が発生して長生きをすると死に損ないになってしまう。

老老介護を通り越して、超老郎介護の時代になって来ている。
医学が進み病気でも長生きさせれる時代になって来たが、それが大きな社会問題を作り出した。
介護つき病院に入ると、最低20万円かかる。
オムツや、その他のオプションでいくらでも費用がかかて来る。
毎月25万円ぐらいの費用を支払えるか?・・・難しい問題だ!
さて、認知症の患者になると、身体は健康、問題は脳の問題だ!
身体が健康だけにベッドに寝かせておく訳にも行かない。
徘徊、暴言、火事の不安、暴力・・等々・・かいけつ不能な事態が起きて来る。
これらの問題は医者が命に不当に介在し、大きな社会問題を作ってしまった。
日本では自分で死ぬ権利は与えられていない。
尊厳死協会に入っていても、実際は尊厳死は難しい。
オランダではOK,スイスもOK なのだ。
アメリカは州によって認められている所もある。

さて、西村に置き換えてみると・・・いよいよの時は自分で死ぬことは出来ると思う。
しかし、自殺の場合は生命保険は降りない。
我々夫婦の場合、どちらかが死ねば。その時に大金持ちになる。
妻の事を考えると自殺する事もできない。

厄介な事が山積みだ!

お勧めは、自分の歯、自分の入歯は、出来る限り最高の処置をしておかないと、後で泣く事になる。
でも、多くの人は健康よりお金を大切にしながら苦しんで死んで行く・・・・・!
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義理の父の死、そして義理の母の入歯の再制作
西村雅興
2016年7月11日(月)
関西のお父様が90才で無くなり、お葬式も済ませた。

老人病院もなかなか死なせてくれない。
鼻から口からチューブを入れ点滴をして生かそうとする。
口から栄養補給が出来なくなったときは、それ以上の事なしないで、静かに死なせてあげてくださいと言っても聞いてもらえないのが現状なのだ。
死にそうで死なないで長生きさせておくと老人病院は儲かるのだ。
このサイクルに組み込まれると逃げ出せない。
介護が困難になり老人病院へ入れるのが現状だ。
先ほどの様な事を言うと「ここは病院なので治療、手当をするところです。無にもしない様にと言われるならば自宅に引き取ってください。」と言われる。
今更引き取る、自宅へ連れて帰るは不可能だから、病院の言うがままに任せるしかしょうがない。
結果、病院の延命治療に任せるしか道が無い。
本来よりは6ヶ月間位を経って義理の父が亡くなった。
この六ヶ月間は2/3死んだ状態で生かされる事なのだ。
これを不用と言うと連れて帰れと言われる。
そして亡くなった。
葬式も済ませ母の上京を待っていた。
あれこれと用事があった様で、半年後に上京された。

義理の姉と兄が車椅子で東京まで連れて来られ、東京駅で我々夫婦がバトンタッチした。
自宅に暫く引き取りお世話をしながら、義理の母の入歯を作り替えることになる。
入れ歯の制作も順調に進み、何度も確認の調整をし完璧に仕上がった。
今日、月曜日は妻(娘)車椅子で新大阪まで送って行った。
そこで義理の姉にバトンタッチだ。

お母様は何でも食べられ、痛いところが何処も無く快適だと言っている。
この母には下顎にインプラントが二本埋っているので、入歯の維持安定は抜群なのだ(いわゆるインプラント併用義歯)
母は私はこの二本のインプラントで生きていると、何時も感謝をしている。
かなり昔に入れたインプラントだがビクともしていないのが幸いなのだ。
おそらく100才までは何事も無く生きていけると思う。

在宅中は2才のひ孫が毎日遊びに来ていたので本当の意味で孝行が出来たと思う。

ちなみのこの母のお母様は99才と10ヶ月まで生きた。
死ぬまで頭はしっかりとし、寿命が尽きて自然死も大往生だった。
この母も同じDNAのような気がする。
頭もはっきりとし、腰も相当伸びたし、入歯のお陰で食事がしっかりと出来る。
後は、ゆっくり仏様がお迎えに来るまで天寿を全うするだけだ。
おそらく100才過ぎの事になろうかと思う。

日頃の妻への感謝の気持ちをお母様の入歯を通して、西村的に感謝を示したのだ。
妻も大変喜んでいる。
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100才まで元気で行けそうだ!
西村雅興
2017年1月18日(水)
義理の母その後

昨年7月に91才の義理の母の入歯を作り直した。
入歯は約30年前に西村が作った物だ。
毎年、関西へ出向いて義歯の調整を続けて来た
それも劣化が起きて調整では難しい状態になっていた。
それで100才まで生きれる入歯を目指して作り直すのだ。

二ヶ月間、自宅に滞在してただけるので時間はたっぷりある。
丁寧に時間をかけ作り上げた。
噛む合わせ高さの調整をし、丸まった背筋も伸ばした。
西村的のにはこれで良しのレベルまで仕上げた。
そして、予後の心配が無い様に調整もしっかりとした。
在宅中になんでも美味しく食事が出来、全く心配の無い様にして帰宅してもらった。
咬合面をメタル仕上にしたかったのだが、本人の希望でそれはしなかた。

先週の土曜日、妻と娘とひ孫が関西の母の元へ顔を出して来た。
妻としては母のその後の健康について、把握していたかったのだろう。
妻が帰って来て開口一番「お母さん!元気元気!肌もツヤツヤで、パパの言う100才まで元気間違いないわよ!死ぬなんて事全く考えていないわ!安心した!
これもパパの入歯のお陰だわ有り難う!」

本当に義理の母の入歯を作り直して良かったと真底思った!
妻の更なる信頼を勝ち得たのも収穫だ!

西村が総義歯を入れた人は見た目に年を取らない。
永松範士八段も87歳でも素晴らしい姿勢で、見事な剣道を東京剣道祭りで披露されている。
先日、心筋梗塞で亡くなられた方も、37年間も同じ入歯でした。
丹誠込めて作った入歯で37年間食べる事に全く不便のない生涯を終えられた。
老後の人生は入歯の善し悪しが決定してしまう。

この書き込みを読まれた方はもう一度、自分の入歯について考えてみよう。
入歯にお金をかけようとしたか?
良い歯科医、上手な歯科医を捜す努力をしたか?
【医者を選ぶのも寿命の内、歯医者を選ぶのも寿命の内。】
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