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- 2015全日本剣道選手権の審判判定に思う事! - 西村雅興 [2015年11月5日(木)]
Re:2015全日本剣道選手権の審判判定に思う事! - 宮崎誠一 [2015年11月10日(火)]
Re[2]:2015全日本剣道選手権の審判判定に思う事! - 西村雅興 [2015年11月10日(火)]
丹羽先生との稽古風景 京都 - 西村雅興 [2015年11月12日(木)]
丹羽先生の七段合格裏話 - 西村雅興 [2015年11月25日(水)]
Re:丹羽先生の七段合格裏話 - 田伐正人 [2016年5月18日(水)]
5月満月 - 田伐正人 [2016年5月20日(金)]
DVDお礼 その他 - 西村雅興 [2016年5月21日(土)]
西村先生にお伺いしたい件 - 田伐正人 [2016年5月22日(日)]
気のやりとり! - 西村雅興 [2016年5月23日(月)]
実は身近なあの方も??? - 田伐正人 [2016年5月24日(火)]
良く気がつきましたね、さすがです! - 西村雅興 [2016年5月25日(水)]
気分爽快!(^o^) - 田伐正人 [2016年5月25日(水)]
打たれにいく余裕が有る! - 西村雅興 [2016年5月26日(木)]
遠いなぁ〜(^^; - 田伐正人 [2016年5月27日(金)]
個人剣道談議(in東京) - 西村雅興 [2016年5月27日(金)]
Re:個人剣道談議(in東京) - 田伐正人 [2016年5月28日(土)]
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Re[7]:個人剣道談議(in東京) - 田伐正人 [2016年6月3日(金)]
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確認です - 西村雅興 [2016年5月24日(火)]
Re:確認です - 田伐正人 [2016年5月25日(水)]
前回の全日本剣道選手権の準決勝の話その後。 - 西村雅興 [2015年11月25日(水)]
Re:前回の全日本剣道選手権の準決勝の話その後。 - 宮崎誠一 [2015年11月30日(月)]
千代田稽古会でお待ちしております - 江戸風鈴 [2016年4月13日(水)]
Re:千代田稽古会でお待ちしております - 西村雅興 [2016年5月3日(火)]
Re[2]:千代田稽古会でお待ちしております - 江戸風鈴 [2016年5月6日(金)]
Re[3]:千代田稽古会でお待ちしております - 匿名希望ですみません [2016年5月6日(金)]
- 2015全日本剣道選手権の審判判定に思う事! - 西村雅興 [2015年11月5日(木)]
Re:2015全日本剣道選手権の審判判定に思う事! - 宮崎誠一 [2015年11月10日(火)]
Re[2]:2015全日本剣道選手権の審判判定に思う事! - 西村雅興 [2015年11月10日(火)]
丹羽先生との稽古風景 京都 - 西村雅興 [2015年11月12日(木)]



打たれにいく余裕が有る!
西村雅興
2016年5月26日(木)
『「これは違うんだよなぁ〜。西村先生が物足りない顔してるから打たれに行ってるんだよなぁ〜(^^;」
こんな感じかな?(笑)』

そうなんです!結局、島野さんの心は掴めないのです・・・一番難しい相手です。
このレベルになると「相抜」のレベルで勝敗はつかないのです。
負けにいって終わりにしているだけです。
彼の心の余裕ですね!
このような相手は相手の実力を十分認めれば、今更稽古で競う必要は無いのです。

西村も範士、八段の先生とは勝負がつかなく終われない場合、打って出て打たれて終わるパターンがよく有ります。
そうしないと終始がつかないのです。
彼も西村と同じ様に打って出て、打たれて終わるパターンをしているのだと思います。

島野さんが追い込まれて打たれる稽古を見ました。
ある道場で椎名先生との稽古です。
椎名先生が一つ二つ攻めても、彼は受け流します。
そこで椎名先生は三つ目の攻めを仕掛けました。
彼は唯々諾々として打たれるのです。
そこまでして闘う防ぐ意志が無いのです。
打たれてあげて終わらせる優しさか、そのような性分、生き方か?
希有なる人です。
だから、追い込まれて打たれたのではなく、戦闘を放棄したのです。
これは禅宗の高僧のレベルです。

ある時、全剣連の技術部長の範士八段と稽古をしました。
相手が良く見えるので西村の心は動きません。
相手は攻めながらそこで止めます。
そこで打ってくれば西村が小手を斬ります。
結局、お互いに一本も良い所が出ないので、西村が面に打って出て行き小手を打たれて終了になりました。
後で、立派な構えに感服したとおっしゃいました。
西村は終始隙のない構えを貫いたのです。
しかし、最後はお世辞稽古で、打たれて終わりにしました。

ある時は、有名は範士八段との稽古で、お互いが観えているので両者攻めあぐねて終始しました、このときは西村は打って出ませんでした。
今回は打って出るお世辞稽古は止めたのです。
時間のみが過ぎるので先生がここまでと言われました。
この先生とは十年ぶりの稽古でした。
大層褒めて頂きました。

九段との稽古で小手面が3本入ったことがあります。
後で先生が「俺が攻めた!お前はピクリとも動かなかったな!」
西村「あそこで先生が打ってくれれば小手を押さえます。」
先生『うん!」
原田先生から直接聞いたのですが。
その後、「あの西村と言うのは何者だ!」原田先生に聞かれたそうです。
「あの面がもう少し強ければ八段だ!」とも言われたそうです。
それは負け惜しみです!自分の一瞬の虚をつかれたのですから、打の強さは関係ないのです。
島野さんの面が外からの評価はともかく、打たれ方は負けを認めています。

ついでに、彼の立ち合いですっと竹刀を相手の竹刀の上に出し、相手がその剣先を見た瞬間に面に出ました。
相手の実が(意識が)竹刀の先に行った時、面の防御は虚になり、島野さんの竹刀は面に吸い込まれたのです。
このように虚実の応酬では、打って出る感じではなくて、面が虚になったから、吸い込まれる様に打ってしまう・・・これが本当です。
西村的には見事!なのですが、当の審判員は軽いと見なし一本としないのです。
西村が審判ならば『お見事!』と、サッと旗を、手を挙げます。

西村が稽古で嫌われるのは、得体がしれない稽古をするからです。
相手からはつかみ所がないのですから、打つきっかけが無いのです。
打てると思って打つと、西村に誘われて打ち取られる。
手玉に取られるのがしゃくなのです。

ほとんどの先生方は竹刀で持って勝敗を決めようとしています。
西村には全くその気がないのです。
気の応酬で相手を誘導し、相手の心が動き左拳が動いた瞬間、勝負ありです。
その時は自分の智が自分を守る為に行動をし、竹刀で相手を制している。
これが西村の剣道です。

西村と稽古をすると、一般の人はツマラナイと思います。
それでもっぱら打つ機会を教える指導稽古をしています。
すると、先生は本気でやってくれないとむくれます。
勝負を挑まれて、20本、有無を言わせずに打ち取ったら、彼は以後、一回も稽古をしてくれません。
稽古の仕方も難しいので最近稽古をしいていません。

島野さんも西村も剣道をしています。
しかし、ほとんどは剣術で勝負、白黒いを争っています。
それでは『道』になりません。

最後に、スポーツチャンバラ全日本選手権団体戦の大将の時。
相手は中学生の体操の選手で感性も動きも敏感でした。
観衆は全員、西村の敵状態。
誰もが西村の方が強いのを知っています。

さて、相手は武術を納めていませんから、気の駆け引き、虚実は全く通じません、
宇宙人と相手をしている様な錯覚を致します。
心が掴まらないのです。
そこで、勝つ事を選択しました。
本気で殺しに出たのです。
相手はフリーズして、固まってしまいました。
ゆっくりと前に出て大きく面を打って勝ちました。
感性が高い相手には、犬の喧嘩の相手が、急にオオカミになったので驚いたのでしょう。
このように相手はこちらに感応するのです。
 しかし、子供相手に大人げない事をしたと心が晴れませんでした。

田伐さんも七段になった事ですし、この方面の修行をされれば剣道にもっと厚みが出来る事でしょう。



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