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- 京都剣道談義のお礼! - 西村雅興 [2008年5月5日(月)]
Re:京都剣道談義のお礼! - 甫坂光男 [2008年5月6日(火)]
Re[2]:京都剣道談義のお礼! - 西村雅興 [2008年5月6日(火)]
Re:京都剣道談義のお礼! - 田伐正人 [2008年5月6日(火)]
投稿者削除 - ---- [2008年5月6日(火)]
七段への課題は『心法』 - 西村雅興 [2008年5月6日(火)]
Re:京都剣道談義のお礼! - 岡田 [2008年5月6日(火)]
ただただ驚きと感謝です! - 西村雅興 [2008年5月6日(火)]
Re:京都剣道談義のお礼! - 島亮 [2008年5月6日(火)]
Re[2]:京都剣道談義のお礼! - 西村雅興 [2008年5月6日(火)]
Re:京都剣道談義のお礼! - 並木 [2008年5月6日(火)]
Re[2]:京都剣道談義のお礼! - 岡田良仁 [2008年5月6日(火)]
稽古の理論的復習です。 - 西村雅興 [2008年5月6日(火)]
Re:京都剣道談義のお礼! - 伊藤雄二 [2008年5月6日(火)]
剣道の不思議な世界! - 西村雅興 [2008年5月6日(火)]
Re:京都剣道談義のお礼! - 岩崎敬郎 [2008年5月6日(火)]
Re[2]:京都剣道談義のお礼! - 西村雅興 [2008年5月6日(火)]
Re[3]:京都剣道談義のお礼! - 菅 [2008年5月6日(火)]
わかりかけてきた! - 西村雅興 [2008年5月6日(火)]
Re:京都剣道談義のお礼! - 関根 [2008年5月6日(火)]
肚に気位が備わった! - 西村雅興 [2008年5月6日(火)]
Re:肚に気位が備わった! - 関根 [2008年5月7日(水)]
Re:京都剣道談義のお礼! - 會澤秀彦 [2008年5月7日(水)]
結構強かった! - 西村雅興 [2008年5月7日(水)]
Re:京都剣道談義のお礼! - ゴマちゃん [2008年5月7日(水)]
Re[2]:京都剣道談義のお礼! - 西村雅興 [2008年5月7日(水)]
Re[3]:京都剣道談義のお礼! - くりちゃん [2008年5月9日(金)]
Re[4]:京都剣道談義のお礼! - 西村雅興 [2008年5月9日(金)]
Re[5]:京都剣道談義のお礼! - 熊 [2008年5月10日(土)]
Re[6]:京都剣道談義のお礼! - 西村雅興 [2008年5月10日(土)]



七段への課題は『心法』
西村雅興
2008年5月6日(火)
立派な手の内になった面はさすがは六段だと思いました。
器用で無いだけに、心が真っすぐで、正統派の剣道が身に付く典型です。
本当に良くなりました!
原田源次先生が初太刀で面を打った気持が良く解ります。

これからの課題・・・・・
サブ道場で稽古をしたことです。
その瞬間まで左手を動かさない!

面打ちの時、足で攻め入り、相手の色が見えた時左手が動く!
この左手がそこまで我慢をする修業が剣道の心の修業です。
原田源次先生に言われました、『一瞬の我慢比べだな!』
体は攻め入りながら相手の色を待つ、その瞬間は相手が打てと命じる。
蛇・コブラが上体を弓の様にぐーっと前に出しながら、逆にカマ首をグッと後方に引きその一瞬を待っている。
前にも書きましたが『蛇と蛙』
蛇は蛙がジーッと動かない時は決して飛びかかりません。
蛇が先に飛びかかると、蛙はそれを察知しその一瞬に飛び跳ねて逃げることが出来ます。
蛇は蛙が恐怖にかられ、飛び跳ねて逃げる瞬間を待っています。
蛙が飛び跳ねて空中に浮かんだその方向をしっかり見定めて飛びかかります。
そうすると百発百中です。

相手が色を見せた時(相手の無意識が行動を決定した瞬間の身体反映である身体動作・呼び動作)、相手はそれを終了するまで、それ以外の動きは出来ません。
その瞬間まで万を持して納まった左拳の位置を動かすことは無いのです。
この一瞬は、相手が引き金を引くのです。
その前に打ってしまうと、小手を拾われ、胴に抜かれます。
六段への剣道は本来ここまでですがその前に多くは受かってしまいます。
その為、七段の受験が辛い物になります。
ここまでは攻めと我慢比べの段階です。

七段への修業は『活人剣』です。
相手を活躍させる、相手にその気にさせる、相手が打てると錯覚する、思わず打ってしまう・・・・相手の『心/陰』を動かす算段の修業です。
『覚醒催眠』への誘いです。

『蛇と蛙』は我慢比べでした。
人間はそれより少し頭が良い!
下位の人には体、足を出して攻めは入ればほとんどが、『怖・おそれ』で打って出てきます。
打たれる前に打って出てきます。
しかし、七段受験者同士では相手の我慢も強いです。
そこで、もう一段間を詰めます。
一発触発の間におしこみます。
ここで有効なのが『月影』です。
相手の身体能力がマアマアだと面を打てます。
意外にそれが高いと小手か胴かになります。
いずれも、それは体が勝手に決めます。(反射・神妙剣・無想剣)

相手のレベルが高くなるとこれに乗ってきません。
『押してダメなら引いてみな!』
柳生心陰流の『捧身』です。
相手に体を捧げて(自分の命を賭けて餌を播く)スッと入ります。
相手からみれば、攻めが消えさらに面が出てきますから、心は好機と感じ静かな心に打ち気が生じます。
その心の動きは簡単に察知されるとは夢にも思っていない。
身を挺して機会作る・・・打つ前に死ぬ・・・です。
これをして相手が動かない時は、相手が相当自分より上です。

相当肚が出来ていて攻め・棒身にも心が動かない人がいます。
このような人にはさらなる心理作戦の工夫が必要です。

そこで攻めを緩める『緩める先』を使います。
ギリギリの間合いで、フッと攻めを緩めます。
相手は押しあっていた相手が急に緩み、暖簾に腕押し上体になります。
思わず打って出てしまう!
かなり高度な技です。
明治村で奥園先生が準決勝で見せた見事な『緩める先』です。

七段を受ける為に必要なことは相手の心を動かす稽古です。
体力を使った稽古よりも知能を駆使した稽古が大切です。
『剣道は竹刀を動かす前に勝負がついている!』を頭において稽古をして下さい。
それには『心が相手より優位に立っている。肚がある。位がある』必要があります。
七段への修業は『心法』と心がけて下さい。

この手のことは過去に多く書いてありますから「親記事一覧表」から検索して、再読して下さい。

初日のお祝い稽古で、田伐さんが西村の手の上で『お手玉』された理由が良く解ります。



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